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不安定な時間の上に乗る黒木渚~ベストアルバム発売によせて~

黒木渚のベストアルバムが2022.4.20に出る。細かい詳細はこちらラストラムの黒木渚のページで確認できるので確認して欲しい。

本人曰く情報がクソほどあるとか。確かに私もどれを買ったらいいか迷うほどだった。

こちらが情報です⬆️

さて、ベストアルバムと言っても黒木渚ベストアルバムというタイトルではない。

「予測不能の1秒先も濁流みたいに愛してる」

なっがっ笑

人生は毎秒毎秒予測不能の1秒間の積み重ねだ。

それから濁流と聞くと台風が来ている時の汚ったない川を思い出す。

黒木渚の10年は果たして激しくて汚いものだったのだろうか?

彼女が自分自身をけなしたり愛でたりしているようにも見える。予測不能の1秒先はいつ声が出なくなるか、声の出ない私は汚い、だけどそんな私が愛おしい。そんな風にして10年を迎えた。

題名はそんな風に聞こえる。

気になるのはジャケ写

初回限定盤A

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まずは1と2、バンド時代を表し、それから10は10周年を表しているのだと思う。顔も割と穏やかに見える。

黒木渚序章の初回限定盤A。

そして

初回限定盤B

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ソロのシンガーソングライターとして走り出した黒木渚。

標本箱や自由律など順調にアルバム、シングルを出していく。

通常盤

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そしてくしくも彼女にとって転機となってしまった7~10年目。

ジストニアで休止を余儀なくされて、彼女の人生は止まっている。顔はとても苦しそうに見える。

今回の特典でさかさまの雨という曲がダウンロードできる、カードがついてくる。初回限定盤Aはさかさまだ。デビュー当時の彼女のような曲のようなのだろうか楽しみだ?

そして新アーティスト写真

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黒木渚の最初のイメージはジャンヌ・ダルクだ。

革命の頃の黒木渚。

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ジャケ写は水の上に浮いて不安定さを表して、アーティスト写真は地に足をつけて、私たちファンを率いる体制になっている。

歌うことに対しての不安定さを彼女はまだ持っているのだろう。そんな風にして黒木渚は時を過ごしてきた。

不安定な水の上に時間が書いてあり、不安定さの中歩いてきた軌跡。

10年目に入った今、再び地に足をつけ、彼女は不安定さを逆手に取り、水をはためかせている。

水はなんにでもなるが、中毒にもなる。

どうかこのアルバムでみんなを黒木渚中毒にしてほしい。

毎週火曜日21時OnAirの黒木渚の棘・新もやっているのでそちらでも割と素に近いであろう黒木渚を見て欲しい。

どちらにせよ彼女の波乱万丈な10年がこのアルバムに封じ込められている。

とても楽しみである。

2022.3.6

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イラストby myotaro

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