文房具アーカイブ#13『サンスター文具 metacil(メタシル)』
身も蓋もないことを言うと普通の鉛筆のほうが好きです
サンスター文具 metacil(メタシル)
商品スペック(サンスター文具公式より)
通常の鉛筆とは違い、木材で黒鉛を挟んでいるものではなくアルミの軸に黒鉛と金属を含んだ特殊芯がついた「全く新しい」筆記具。
『metacil』とは?
『metacil』とは「metalic」+「pencil」の造語からくる名前の通り金属軸に黒鉛(と金属を含んだ特殊芯)がついた、分類上は鉛筆にあたるもの。特殊芯に関しては削らずに16kmほど書き続けられると公式で書かれている。16km書き続けるということを一般には想像できないとは思うが、先だけでそこまで長い距離書けるというのはすごいことだ。
ちなみに通常の鉛筆は
通常の鉛筆のほうが長いじゃんと思うかもしれないが、トンボ鉛筆からの引用のとおり、通常の鉛筆はトッポのように最後まで芯たっぷりだが最後まで削って使うわけではないので筆記距離としてはもう少し短くなるし、『metacil』は先だけで16kmなので単純に比較することは難しそう。
使ってみた感触
公式からも「2H鉛筆相当」と言われているように、Bとか2Bを使い慣れた自分からするとだいぶ薄いし硬い。軸もアルミなので鉛筆の木材のしなりなどはない。ただ、硬度に関しては鉛筆よりは薄いなくらいの話なので筆圧が弱くないのであれば使ってみてもいいかもしれない。自分はラフイラストを描くときにちょうどいいかなと思った。削らずに書き続けられる(むしろ削れない)ので削りカスが出るのが嫌、または削るのが面倒な場合は『metacil』は選択肢に入っていい。
削らないことがメリットにも聞こえるが、逆に削れないので使い続けた場合ピンピンに尖った芯を維持できないことが逆にデメリットともいえる。替芯もあるが、ちょっと先が丸くなった程度で買い替えるのは得策ではないだろう。
気になったら使ってみてほしい
文房具との出会いは一期一会。気になったら買うんだ。
今回はここまで。
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