文房具アーカイブ#39『パーカー IM ボールペン』
クリスマスプレゼントにご検討ください。
パーカー IM ボールペン
商品スペック(パーカー日本公式ホームページより)
本体デザインとカラーバリエーションによって価格が上下するシリーズ。
色が違うだけなのに最大4,000円も価格が違うので大体の人は「なんで?」というが本当に色違いです。
本体デザインなどの入れ替わり立ち代わりが多いので全部の型番を書くことができませんでした。
今回記事に掲載したデザインは「ピンクCT(クロームトリム)」。どう見ても赤なのだが商品名はピンクらしい。なんでや……?ちなみに「CT(クロームトリム)」が銀色のクリップで「GT(ゴールドトリム)」が金色のクリップ。決してドラゴンボールのナンバリングではない。
『パーカー IM』とは
マジレスすると『パーカーIM』で新社会人に売るには「GT(ゴールドトリム)」以外を薦めるかな。金クリップがちょっと派手すぎるっていうか日本人的感覚で上司に「こいつちょっとイキってんのか?」と思われかねないので。
軸色とデザインで価格が前後するのだが、価格帯的に若干お気軽ギフト~会社内の贈答品レベルなのでこの時期は売れる印象。お店によるが名入れギフトに該当する軸も多いため友達内でのプレゼント、若い世代同士でのプレゼントにも選ばれている。
舶来物でネックである替芯もパーカー純正芯(クインクフロー芯)1本で900円+税、2本セットのバリューパックで1,200円+税(1本あたり600円+税計算)。替芯の規格がG2規格なので三菱鉛筆「ジェットストリーム/SXR-600芯」も入る。比較的手に入りやすい芯なので人に贈りやすい。
使ってみた感想
芯は元々入っていたクインクフロー芯M。良くも悪くも普通の油性ボールペンの書き味。クインクフロー芯に変更になったことによって昔よりは滑らかになったかもしれない。海外メーカーなのでB(太字)、M(中字)、F(細字)の分類しかなく、細字でも大体0.8mmぐらいなので小さい文字を書くのには向いていない。そもそも海外メーカーの製造元は漢字を使うような言語圏ではないので筆記線を細くする必要がなく、むしろ中字~太字のほうが好まれる印象。極細にするなら「ジェットストリーム/SXR-600芯」を入れるべきだろう。
軸は太め。絵に描いたようなボールペンのデザインで重心は真ん中寄りなため別段書きやすいわけでもないし書きにくくもない。普通。
文章では伝わらないがノック音が結構するのでイライラしてペンをノックしがちな人はやめたほうがいいかも。うるさいから。
舶来メーカーのススメ ~パーカー編~
ギフトシーズンのチラシなどで一回は見たことあるかもしれない「高そうなボールペン」。見た目もカッコイイペンは大体海外メーカー(舶来物)である。主なブランドは「パーカー」「ウォーターマン」「クロス」など。特に「パーカー」はお気軽に買える『ジョッター(1,300円+税~)』から背伸びして買うレベルの『デュオフォールド(70,000円+税~)』まで価格帯も幅広い。そしてクリップにロゴにも使われている”矢羽”があしらわれており、よく文房具を知らない人も「なんか高そうなペン持ってるな~」と感じる人が多い。分かりやすく「高いペンをあげました」感があって好評。「ウォーターマン」や「クロス」はクリップに控え目にロゴやブランド名が載っているだけでよく見ないとどこのブランドか分かりづらい。逆に分かりやすくないほうがいいという人もいるし、そういう理由でこの2つのメーカーが劣っているわけでもない。この2つはこの2つでデザインの方向性や書き味などで別のススメ方があるということだ。他にも「モンブラン」や「デュポン」などもっともっとあるがここでやめておこう。「ウォーターマン」や「クロス」もまたの機会で。
これらのカッコイイペンは機能がすごいというより見た目がカッコイイというところで違いがある(芯はほぼ一緒で柄、デザイン違い)ため選ぶ際はデザインのカッコよさや贈る相手の好みなどで選ぶのが吉。
若干デザイン面で重心バランスなどが異なり書き味が変わるように思うこともあるがよくわかんないときは予算とデザインで選ぶ方がいい。結局贈り物ってあげる側のエゴが多少なりとも入っているから。そういう選び方も別の記事で書きたいね。
気になったら使ってみてほしい
自分に買うというより、クリスマスプレゼントにぜひご検討ください。
ギフトシーズンにはよく売れている印象なので余裕をもって買いに行こうね。
たまにフェアで専用のペンシース付きギフトボックスがつく場合があって映えが加速する。
(通常の)替芯↓
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