本の表紙の費用問題
異世界居酒屋のぶのコミカライズの、ヴァージニア二等兵先生の元のツイートがちょっと読めていないので、どういう経緯かは正確にはわからないけれど、表紙やコミックの特典のイラストにお金が出ない問題(給与とも違うし謝礼とも違うし、なんと呼ぶべきお金かちょっとわからない)。
で、はじめの一歩の森川先生の、単行本の表紙やコミック特典イラスト等々の費用について。
雑誌の原稿代と単行本のビジネス形態の違いについての説明。
単行本の表紙についても費用が出るところはある、ということで若干混乱はあったけれど、結局のところそれぞれの作家と出版社の契約の問題と。
そもそも単行本については、作家の著作を出版社が出版している、ということだから、森川先生の意見が筋が通っているとは思った。
出版社側が表紙を作ってください、というのは提案であって、受注ではない、というスタンスが、良いのだと思う。受注の場合、その著作権のあり方については都度の話し合いが必要だとは思う。
加えて、森川先生は大前提としての意見を述べていて、これからについては、それぞれの作家の契約次第、というところで締め括っている。自分が想像するには、森川先生が危惧しているのは、契約がガチガチに固まってしまうと、漫画作品の今の豊かさが失われる危険性があるからでは、と思った。
なんというか、日本の漫画作品の豊かさについて、今の作家と出版社のバランス、というのも大きいと思うので、いろいろな契約形態がある、というのが良いのかなと思ったりする。