大事にしていたコップが割れてしまったときの話
つい先日、写真にあるトトロのグラスがひとつ割れてしまった。
元々5個セットになっていて、小学生の時にピアノの先生からいただいたものであるが、3つは過去すでに割れてしまっていた。
過去に割れた3つも、今回のも洗い物をしている時に手を滑らせたことが原因だ。
すごく特別な思い入れがあるわけではないが、トトロが昔から大好きで特にこのグラスたちはお気に入りになっていたため、最初に割れた時はかなりショックだった。
残りの2つを大事に大事に使っていたので、今回割れてしまって落ち込んだのだが、スウェーデン人夫のおかげで気付かされたことがあるのでぜひ記録したい。
まず、過去に割れた時はただ燃えないゴミに捨てて終わりだったので、今回も何も考えずにそうするつもりだったが、
夫が「大事にしていたものなら写真におさめておいたらどう?」と提案してくれた。
割れた状態で写真撮っても……と心の中で思っていたら
夫が「瞬間接着剤でくっつけたらちゃんとした形で写真がとれるかな?」と言って破片を集めてくっつけてくれた。やさしい。
その時は言われるがまま写真を撮ったが、そのあと何度か見返し可愛かったなぁと思い出に浸っている。
写真は素敵で楽しい瞬間だけをおさめたいと思っていたが、こういう別れのときを記録するのも意義があるなあと感じた。
ちゃんと大事に使っていたよ、ありがとう。
という思いを込めて最後に写真を撮る。
そしてその時の写真を見て大事に使っていた記憶を思い出す。
いい写真の使い方だなぁ。
※まあ割らずに一生使えるのが1番よいのだが( ˉ ˓_ ˉ )
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