【No3.】質問力についての話
お題をいただいたので思うところを書かせていただきます。
ただひとくくりに「質問力」といっても状況と目的次第でだいぶん変わるとおもうのですが、質問を引き出したいという観点で大切なのは、「マウント取らせる力」をいかに発揮するか?ということではないかと考えます。
まぁぶっちゃけ「ほーん」って感じではあるのですが、質問をしたい相手って少なくとも、自分より何らかの部分で優れていて、その部分を引き出したいから発生する行為だと考えています。
もちろん、意地悪や詰めていく過程での質問は今回の意図の範囲には入らないと思いますので除外します。
そういったケースで考えると、事象を整理し、条件を明確にし、自分なりに考察し答えをもって望むことこそが理想とは言いにくい場面も出てきます。
なぜかといえば、答えるほうだって人間なので、頭の中にすべての回答が準備されているわけではないのだし、細かい内容になればなるほど「それなんだっけ???」となるわけです。そして慌てて頓珍漢なことを答えてしまったりします。
なので、「事象を整理し、条件を明確にし、自分なりに考察し答えをもつ」までは良いのですが、質問するときにはいったんすっかり忘れてアフォみたいな話から答えていただきたい方向に誘導していくのが質問される側も楽だと思います。
ただ、こいつは質疑の時間が3分とかの場合はつかえません。
そういった短期勝負の際は、答えてほしい内容を可能な限り定量化した答えかたができる形で質問しましょう。
つまるところ、「何食べたい?」ではなく「中華と和食どっちがいい」です。
さて、アフォの振りをして話を聞き始める際にやってはいけないことがいくつかあると考えますが、そのうちの最もやってはならないのが、「なるほど」と返すことでしょう。
「なるほど」って便利なんですが、こいつの利用シーンは目下の人間に対してと聞き流しているときにのみ有効で対等な関係や目上の方に使うとサイレントマウントを取る形になっている可能性が大きいので避けたほうがいいです。
多分理由は
・自分が時間をかけてきたことを短時間で理解した風にとらえられる。
・そもそもわかっていないのに適当に流している
と感じるからだとは思います。
では、同じ意味を持つ行為で「なるほど」の代わりに利用するのは何かといえば「聞き返し」ですね。
そして「聞き返し」からの「具体的な質問」は相手にこちらが徐々に理解しているという満足感を与えることができる上に相手の思考状態も「具体的な質問」に答えうる状態までギアを上げていきますのでより具体的に、気持ちよく答えをいただくことができると思います。
まぁ欠点は話が長くなりすぎる点ですかねぇ
今回このお題をくれた方は、上記が非常に良く実践できている方だと思います。ぶっちゃけ僕に聞く必要はあるんだろうかというレベルでなのですが...
◆以下余談です
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