【No9.】組織内における個々の正義についての話
ネットに転がっている名言に
「正義の反対はまた別の正義」
こんなのがある通り、そもそもこの言葉自体が非常に際どい単語ですね。
言い換えれば「正義と悪は状況次第で同意語」ということです。
なのでもし組織に属する人間の行動がその人の「正義」に基づいているなら基本的には触れてはなりませんし議論の対象にすべきではないと思います。
宗教の話や肌の色の話くらいナイーブな話です。
「組織の正義」を「個人の悪」として行動する人間は可能な限り組織に入れぬようふるい落としましょう。
ダイバシティという考え方は重要ですが「組織の正義」を「個人の悪」とする人間を採用するのは多様性により解決できる問題よりも多様性を重視するあまり発生する解決できない問題を多発させる恐れがあるということです。
ただ、「組織の正義に反していない」「組織の他の人の正義を侵害しない」この2点が守られているなら「正義執行」は各人勝手にやってくれということです。
言い方を変えると「正義執行」は自身の責任において自身のために行う行為であって人のために行うことではないのです。
他人のために行う正義なんてのはありません。自身のために行うことが正義です。その結果他人に良い影響が発生する可能性があります。でもそれはあくまで自分が自分の正義を行った結果起こった副産物に過ぎません。
この話は「善」「偽善」の話と混在しがちですが、正義にはやらない正義よりやる正義なんてありません。執行した正義は必ず誰かの悪を執行したことになります。
まとめ
・組織の正義を肯定できない人物を無理やり組織に入れる必要はない。
・正義執行は自己責任で。
・「善」と「正義」は普段は混在しがちだが全く異なるものだと認識する。
他人を利するために自身の正義ではない行為を行える人を僕は素敵だと思います。
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