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イスの雑学集

皆さんが何気なく座っている椅子。そんな椅子にも歴史から来るいろんな雑学があるんです。今回は椅子についての雑学を紹介します。

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古代エジプトの王様の椅子はトイレ機能付きだった!?


ちょっと驚きですが、これは本当の話なんです。当時、ファラオは神聖な存在とされ、人前で排泄行為を行うのはタブーとされていました。そこで、人目を気にせず用を足せるよう、座面の下に便器が隠された椅子が作られたのです。この椅子は、木や象牙などで作られ、装飾が施されているものもあったそうです。現代の私たちから見ると奇妙に思えますが、古代エジプトの人々にとっては、実用性と権威を兼ね備えた画期的な発明だったのかもしれません。

キング牧師の公民権運動の高まりには椅子が関係していた!?


公民権運動と聞くと、デモ行進や演説を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、その裏側では、折りたたみ椅子が重要な役割を果たしていたことをご存知でしょうか?1950~60年代のアメリカ南部では、黒人差別が根強く残っており、キング牧師をはじめとする公民権運動家たちは、集会を開く場所の確保に苦労していました。屋内での開催が難しい状況下で、彼らは屋外での集会を余儀なくされ、そこで活躍したのが折りたたみ椅子だったのです。折りたたみ椅子は、持ち運びが簡単で、必要な時にすぐに設置できるという利点がありました。公民権運動の参加者たちは、それぞれが折りたたみ椅子を持ち寄り、キング牧師の力強い演説に耳を傾けました。当時、差別的な扱いを受けていた黒人にとって、折りたたみ椅子は単なる道具ではありませんでした。それは、自分たちの権利を求めて立ち上がるための、静かなる抵抗の象徴でもあったのです。折りたたみ椅子は、公民権運動の精神を体現する存在でした。それは、誰でも同じように座ることができる「平等」さ、必要な場所に持ち運ぶことができるという「自由」さ、 それぞれが椅子を持ち寄り、共に集うことができるという「連携」といった価値観を象徴していたと言えるでしょう。現代においても、折りたたみ椅子は様々な場面で使われています。しかし、公民権運動における折りたたみ椅子の役割を知ることで、私たちはその歴史的意義と、そこに込められた人々の強い思いを感じることができるのではないでしょうか。公民権運動の影の立役者、折りたたみ椅子。それは、社会を変えるための、静かで力強いツールだったのです。

誰も座れないように空中に吊るされた呪いの椅子がある!?


世界には、座ると不幸になると言われる椅子がいくつか存在しますが、中でも特に有名なのは、イギリスの「バズビーズチェア」です。この椅子は、1702年に義理の父を殺害した罪で絞首刑になったトーマス・バズビーという男が所有していた椅子です。バズビーは処刑される直前、この椅子に座って「この椅子に座る者は、皆死ぬだろう」と呪いの言葉を吐いたと言われています。その後、この椅子に座った人々に次々と不幸な出来事が起こり始めました。椅子に座った直後に階段から転落死した人、椅子に座って数日後に原因不明の病気で急死した人、椅子に座った後に交通事故に遭った人など…。このような出来事が相次いだため、バズビーズチェアは「死の椅子」と呼ばれるようになり、人々から恐れられるようになりました。そして、1972年、63人目の犠牲者が出た後、この椅子はノース・ヨークシャー州にあるサースク博物館に寄贈されました。博物館では、二度と誰も座ることがないように、天井から吊り下げて展示することにしました。現在でも、バズビーズチェアは博物館で厳重に保管されており、触れることすら禁止されています。バズビーズチェアの呪いは、本当にバズビーの呪いによるものなのか、それとも単なる偶然なのかは定かではありません。しかし、多くの人々がこの椅子の呪いを信じ、今もなお語り継がれているのは事実です。

無重力の宇宙ステーションにも椅子がある!?


宇宙空間は無重力の世界。椅子なんて必要ないと思いませんか? 実は、宇宙飛行士にとって椅子は、健康と安全を守るための重要なアイテムなんです。初期の宇宙船では、床に固定されたシンプルな椅子が使われていましたが、体が浮いてしまうため、安定した姿勢を保つのが難しかったようです。そこで、近年では、体にフィットする形状で、ベルトで固定できる椅子が開発されています。これにより、宇宙飛行士は安定した姿勢で作業を行うことができるようになりました。国際宇宙ステーションには、食事や休憩に使う椅子も設置されています。足置きやベルトで体が浮き上がらないように工夫されています。さらに、宇宙での生活をより快適にするために、様々な機能を持つ椅子が開発されています。リクライニング機能でリラックスしたり、マッサージ機能で疲れた体を癒したり、温度調節機能で宇宙空間の温度変化に対応したりと、まさに至れり尽くせりです。宇宙で培われた椅子の技術は、地上でも応用されています。軽量で耐久性に優れた素材や、姿勢を安定させる技術は、車椅子の開発に活かされ、宇宙飛行士の体への負担を軽減する技術は、オフィスチェアの設計にも応用されています。椅子と宇宙開発。一見関係なさそうですが、実は私たちの生活を支える技術革新に繋がっているんですね。

明治時代に日本の学校に登場した椅子には国民を管理する目的があった!?


明治維新後、日本の学校に突如として現れた「椅子」。西洋式の教育を象徴するアイテムとして導入されましたが、その裏には、明治政府のある思惑が隠されていました。それは、国民を「管理」しやすくするため、という側面です。それまでの寺子屋では、子どもたちは床に座って自由に学びを深めていました。しかし、椅子を導入することで、生徒たちを机の前に整列させ、画一的な行動を促すことが可能になったのです。まるで、工場で労働者を効率的に働かせるための管理手法のようでした。椅子は、子どもたちの姿勢を正し、集中力を高めるという効果も期待されていましたが、同時に、国家にとって都合の良い「従順な国民」を育成するための道具でもあったのです。これは、近代的な教育制度と国家統制の象徴とも言えるでしょう。現代の私たちは、椅子に座ることに何の疑問も抱きませんが、その裏には、複雑な歴史と社会構造が隠されているのです。椅子は、単なる家具ではなく、社会や権力とも深く関係していることを、改めて認識させてくれます。

ソ連のスパイ事件に椅子が使われた!?


冷戦時代、アメリカとソ連は、世界を二分する超大国として、激しい情報戦を繰り広げていました。そんな中、ソ連のスパイは、アメリカ大使館に盗聴器を仕掛けた椅子を送り込み、機密情報を入手しようと企てたのです。1945年、ソ連の少年合唱団が、アメリカのモスクワ大使館を訪問しました。彼らは、友好の証として、 木彫りのアメリカの国章「グレート・シール」 をプレゼントしました。この国章は、大使執務室に飾られ、その下に置かれたのが、ソ連から贈られた 肘掛け椅子 でした。しかし、この椅子には、 巧妙に隠された秘密 がありました。ソ連のスパイは、椅子の内部に 小型の盗聴器 を仕掛けていたのです。この盗聴器は、 電池 や 配線 を必要とせず、 音波 を利用して 無線 で 盗聴 するという 画期的 なものでした。椅子に座って話された会話は、 音波 として 椅子の共鳴板 に伝わり、盗聴器 がそれを 電気信号 に変換して 外部 に 送信 する仕組みでした。この盗聴器は、 7年間 にわたってアメリカ大使館 の 機密情報 を 盗み続け 、 ソ連 に 貴重 な 情報 を 提供 し続けました。しかし、1952年、 イギリス の 無線技士 が、 偶然 にも この盗聴器 の 信号 を キャッチ し、 アメリカ は ソ連 の スパイ活動 を 知ること となりました。この事件は、 「グレート・シール・バグ事件」 として 世界 に 衝撃 を与え、 冷戦 の 情報戦 の 一端 を 垣間見せる ものとなりました。平和なはずの椅子がスパイ行為に使われるとは驚きですね。

座る椅子によって性格が変わる!?


心理学の実験で人は座る椅子によって性格が変えられる可能性があることがわかっています。ある実験では、被験者を異なる高さの椅子に座らせ、交渉や議論をさせてみました。すると、高い椅子に座った人は、低い椅子に座った人よりも、発言力が強くなり、自分の意見を主張しやすくなる傾向が見られたそうです。高い位置に座ることで、無意識に優位性を感じ、自信が増すためと考えられています。また、別の研究では、硬い椅子と柔らかい椅子に座ったグループで、協力ゲームを行いました。その結果、柔らかい椅子に座ったグループの方が、協力的な行動を取る傾向が見られたそうです。柔らかい椅子がリラックス効果をもたらし、相手への警戒心を和らげるためと考えられています。椅子の違いだけで人はこれだけ影響を受けてしまうんですね。

いかがでしたか。今回はサメについての雑学を紹介しました。『雑学中毒研究所』チャンネルでは毎日いろんなジャンルの雑学を紹介しています。是非一度、ご覧になり、チャンネル登録をお願いします。椅子の関連して『家』についての雑学集の動画もございますので、『熊』の雑学集の動画も是非ご覧ください。
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