TVer「月亭方正」(やすとものいたって真剣です)」
トーク番組が好き。
ラジオが好き。
ドキュメンタリーも好き。
そんな私が
最近はまっているのはやすともさんのいたって真剣ですとオードリーさんのあちこちオードリーである。
TVerでは過去の放送がいくつか観ることができてやすとものいたって真剣ですを興味ある芸人さんがゲストのものから順に観ていった。
月亭方正さんの回は最後の方に観た。
毎年末の番組で苦悩の顔を浮かべている印象が強い方正さん。
落語家に転身されたんだっけ?くらいの認識。
期待せず観たんだけれど
すごくひきこまれてしまった。
若い頃は「自分がありたい、思い描いていた芸人像」と「周りから求められた芸人像(バカ、ヘタレ、面白くないキャラクター)」とのギャップに苦悩し、日々枕に顔をうずめ1人叫んでいたという邦正さん。
小さい頃から「邦ちゃんおもしろいなぁ」と周りの大人に言われてきた邦正さんにとって面白くないキャラクターは特にとてもつらかったそう。
でもそれを一旦受け入れよう、その対価としてお金をいただこう!と決意し気づいたら、レギュラー番組が9本に!
しかし有名にはなったものの1人ではこれといって面白い芸で劇場のお客さんを笑わせることができないと気づいた邦正さんは
何か芸を!と考え、新喜劇はどうかと模索する。しかしどうも自分には何をしたらいいのかとしっくりこない。
ある日、同い年の先輩である東野さんに相談したところ「落語聴いたら?面白いで」とアドバイスを受けたとのこと。
古典芸能?ないですわーとおもった邦正さんでしたが
次に会ったとき聴いてませんとは言えないと思い
とりあえずお薦めされた枝雀師匠の落語を聴き始めたそう。
するとこれって独りでできる新喜劇や!と
邦正さんの中にはまったとのこと。
そこから八光さんを介して八方師匠を紹介してもらい
弟子入りさせてもらうまでのお話。
いいお話を伺うことができました。
山崎邦正さんという芸人さん、テレビでは本当にピエロに徹していらしたせいか、お名前は知っていたし、憎めないお顔だし、嫌いではないけど興味もあまりないなんて今までは思ってしまっていました。
ところがご本人の人気の裏での苦悩と葛藤、このままではいけないと暗中模索れていた日々を熱量あるトークで語ってくださり
やはり噺家さんだからかお話しが面白く惹きつけられ
最初はなんとなく好きな番組だから流していたのが
画面に釘付けでした。
是非月亭方正さんの落語を生で拝見したいなあと
心から思います。
ますますのご活躍をお祈りしております。