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デカヌチャンexデッキ ~補足編~
前回のデッキ説明(上記↑)に付け加えたい内容を、乱文ながらざざっと記していく。~ Let’s get started ~
デカヌチャンデッキは、盤面形成に必要な各要素(下記:理想の動き)のハードルがどれもそこそこ高めな上で、達成までの速さ&火力を両立させるのがちょいと難しいのが特徴。(特徴?)2進化だからどうしても立ち上がりが遅く、かといって暗号マニア+逃げ足ドローで [デカヌチャンex] + [不思議なアメ] を持ってきて最速進化!が出来たとしても、
「手札2枚で60ダメージ!!(ドヤァ)、、あ、番返します。(赤面)」となる。
〔早すぎてもダメ、遅すぎてもダメ、〕の良い塩梅をとりつつ、いかに盤面作りを安定して作るかについて、最初の記事で紹介したおはぎ愛用デッキを基に考えていく。
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1.理想の動き
デカヌチャンが的確に攻撃を行うにあたり、達成すべき要素はシンプルに考えると下記2点。
Ⅰ デカヌチャンを立てる(出来れば2匹)
→ナカヌチャンかアメを使用
どちらのバリュー(価値)が高いかは、採用ポケモンやグッズの総数、サポート等からのサーチ方法とのバランスを見て決める。
冒頭のドヤり(赤面)になる状況を差し引いても、とっとと2進化できるなら早いに越したことはない。ベンチ狙撃までの時間を与えてしまえば、その分カヌチャンやノコッチ複数取られのリスクが高くなってしまう。ベンチの布陣が心許ない状況で、下手に相手ポケモンを倒してしまう行動は昨今の環境では大変危険ではあるけど、自分の完成したアタッカーが
先殴りを ”しない” と ”できない” では雲泥の差がある。
【ナカヌチャンのバリューを高く見る場合】
◎パルデアの学生・マサキ・ジニアでサーチできる(中盤のトルクが上がる)
◎エヴォリューションの進化候補が増える
◎デヴォリューションへの耐性アップ
◎スイレンのお世話・リップ様 or つりざお・タンカで回収できる◎ARが採用できる(かわゆ)
×最速で攻撃できるのが3ターン目になる≒相対的に防御力が落ちる
×採用ポケモンが1~4匹増える(デッキが重くなる)
×デカヌチャンが落とされた際、新規カヌチャンからの立て直しが遅れる
【アメのバリューを高く見る場合】(上記の◎×と対称的)
◎最速2ターン目から攻撃できる
◎採用ポケモンの数が抑えられる
◎他2進化ポケモンと共用できる(ピジョット・リザードン等)
◎ペパー・カキツバタでサーチできる
×スボミーにむずむずさせられると食べられない(ヘップシッ )
×進化時にアメ+デカヌチャンを保持してる必要がある
≒序盤の手札干渉にも苦しくなる
×ビワ姐さんにカツアゲされる(悦)
上記を勘案して良いとこ取りすると、ナカヌチャン2枚採用でアメ2~4枚採用にすると、何れかがサイド落ちしてもデカヌチャンex3枚+小デカヌチャン1枚との調和が図れる。(サイド落ちが嫌いなため2枚落ちを重くみる傾向にあり)
<サイド落ち確率 1枚/2枚/3枚/4枚落ち >
1枚採用:10%
2枚採用:18%/0.8%←低っ!
3枚採用:25%/2.4%/0.1%
4枚採用:30%/4.4%/0.2%/ほぼ0%
アメ前提の盤面を急いで作ろうとすると、どうしても攻撃エネ2枚とベンチの準備、そして潤沢な手札管理が疎かになる。逆に、盤面の準備期間を2〜3ターンは設けるんだと割り切るなら、ナカヌチャンを経由することは期中にあって然るべき動きとも考えられる。そうなると、アメはデカヌチャン準備への急務用アイテムと考え、特効薬的なポジションの認識で活用するのが必然的。もちろん相手の盤面スピードによって、じっくりナカヌチャンで行くか、サクっとアメで行くか、は適切な山札サーチ判断をしていく必要がある。
Ⅱ 手札を〔相手ポケモンのHP/30(切上げ)〕以上にする
デカヌチャンの準備と並行して、ここにネイティオとノココッチ兄弟を常駐することを目指す。+できれば小デカヌチャンも置いてあげたい。デカヌチャンを手早く準備するには直接サーチが合理的なのに、ダメージupのための手札準備に関しては、縦引き手段を複数用意する必要があるため、準備において動きが嚙み合っていないことがミソ。
1ターン目はボウルタウン&ボール類を駆使して、ベンチに4〜5匹展開出来たら◎(超good)そして2〜3ターン目からは、各たねポケモンを進化させていけると、かなりトルクが回り始める。
にげあしドロー(+3)→引いてきたエネでアカシックセンス(+2)→引いてきたリッチエネルギーノコッチに貼る(+4)→引いてきたサポ使う(+1〜4)→引いてきたノココッチでにげあしドロー(+3)→モウ手札持キレナイヨー////→あ、番返します。→相手(=^ω^)つ [ジャ☆モ] 現実
パルデアの学生やマサキ、ジニアで進化系〔カヌチャン系統・ネイティオ・ノココッチ〕をドシドシ持ってくる。そこで、各種たねがベンチにいる前提だと、 ノココッチ>ネイティオ>ナカヌチャン の優先順で持ってくることが多い。(てか、マサキでぜーんぶ連れてきちゃえば 解☆決 )
にげあしドロー2回+アカシックセンス1回を毎ターン使えると手札15枚以上になるため、デカヌチャンexや、次ターン用のノコッチをスタンバイし、適宜攻撃の準備をしていく。その際に、ベンチ展開・サポ使用・手張り・進化等のアクションをすると手札が微減する分も忘れずにダメージ計算に入れる必要がある。高HPのexをワンパンしようとする際に、手札12~14枚ほどの時にポフィンやベンチへの手張りなどを無駄にしてしまうと、最終手札枚数10枚で「あれ?リザ倒せないじゃんアレレレ」となり得るから要注意。
2.ボール類の採用基準
ボール系統は8〜12枚くらい採用するのが"回る"デッキにするための基本的な要素だが、鬼のように縦引きするから半分くらいでも体感、意外と回る。ボールの枠が作れるならもちろんもう少し増やしたい。ここに関しては再考が必要な点。2ターン目にノココッチに会えることが課題。
デカヌチャンデッキにおける、各ボール類の採用基準はこんな感じ
Ⅰ なかよしポフィン ★★★
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カヌチャン、ノコッチ、ネイティ、スボミー等の全ちびっ子達を連れてきてくれる最高のおやつ(何味なんだろ,,,🍞)
4枚入れない理由は無く、最序盤〜15時まで幅広く使える常備食🥖😋(プレイヤーの財布コストが痛たたたた…@300円×4👛💦)
終盤にボウルタウンが生き残っていれば、ノコッチ1匹は山札から毎ターン連れてこれるため、2枚以上ポフィンがかさばってるようなら小デカヌチャンの素材集めの対象にするのも良き。
Ⅱ ダークボール ★★★
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下から7枚数えるの少しやりづらい(不器用)
ノーコストで進化ポケモン捕まえてこれる(かも)グッズで、このデッキにおけるバリューは結構高い。採用ポケモンの数が多いからヒット率はかなり高いけど、何より大切な要素として、このデッキはめちゃめちゃ手札を抱えるため、相手からしたら歯茎剥き出しで手札干渉したくなる。(嫉妬って やーね)ナンジャモで山札下に行っちゃったデカヌチャンexやノココッチは、このカード1枚で即ただいまできゃう。(おかえり)
サポートのチリと相性が良く、4枚めくった中にポケモンがいても、それ以外を選択して手札に加え、デッキ下に戻したポケモンをこれで捕まえてくるとコンボ感がある。ハイダイと挙動が少し似ているが、1ターン中の必要札が4枚も必要なケースは希有なため、このボールとの互換性も考えた場合デカヌチャンデッキにおけるチリのバリューは結構高いと感じた。(こういう発見もカードゲームの楽しさの一つ)
Ⅲ ネストボール ★★☆
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このボールを入れる場合、キチキギスex等のルール持ちポケモンも採用するとバリューが高くなる。非エクのたねを連れてくるだけならボウルタウン(2〜3枚)入れることでボールと同様の仕事をしてくれるから、グッズでより序盤の展開を安定化させたい際には採用も一考。
Ⅳ スーパーボール ★★☆
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この絵柄すきー
ダークボールと同様に、ノーコストで進化ポケモン捕まえられるグッズ。けどこっちは上から7枚のため、日頃どれだけ徳を積んでいたかの影響が大きくなる。テキトーに使って無駄撃ちしてしまうと、貴重な手札(財産)が減ってしまう。=ビッグハンマーダメージ-30の利敵行為は死活問題💀
ただ終盤になればなるほど、ダクボ・スパボのヒット率はかなり信頼性が高いものになる。
山札残りX枚の中から、最後のデカヌチャンexをダークボール(orスーパーボール)で引き当てる確率は? ( )内は2枚存在する場合
X=12⇒58.3%(84.8%)
11⇒63.6%(89.1%)
10⇒70.0%(93.3%)
9⇒77.8%(97.2%)
8⇒87.5%( 100%)
7⇒ 100%( 100%)
ノーコストで捕まえられるなら、上記確率はなかなか信頼に足りる数値だと思う。(ゲームのだいもんじなんて、外さないもんね。)今までネスト・ハイボ・ポフィンしかボールの採用候補がなかった人は、是非ダクボやスパボも試してほしい。ポケモン20枚採用しているデッキの場合、1ターン目に使用した時でも何れかのポケモンに引っかかる確率はなんと96.8%もある。(トゲキッスのエアスラより高い確率 つよ)
Ⅴ ハイパーボール ★☆☆
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たねでも進化でも捕まえてこれる。ただ、2枚のコスト、、あまりにも重い。重すぎる。仮にこのカードでノココッチ捕まえてきて、逃げあしドローを使ったとしても、状況は一体どうなんだろう。🤔
さてさてこれはもう、ポケカを使った算数の問題でもあるわけで、
タケシくんはハイパーボールでスボミー・パルデアの学生をトラッシュし、山札からノココッチを手札に加えました。ベンチのノコッチをノココッチに進化させ、にげあしドローで山札を3枚引いた時、タケシくんの手札は何枚の増減でしょう。なお、タケシくんのスリーブはHYPER MATとする。
増 え て へ ん や ん
なんとなんと、ハイパーボールはノココッチを捕まえない限り手札が細くなる代物。ただ、欲しい進化ポケモンを必ず欲しいから欲しい!(欲しい)しかも手札14枚もあるし、流石に良いでしょ!?という状況の最終局面なら、デカヌチャンex降臨の一助にはなってくれるかも。
エネルギーの付け方・選び方
デカヌチャンexは協調性の塊のため、メイン技ビッグハンマーのエネルギーの色指定が無い。なので組み合わせるカード(サブアタッカー・システムポケモン・トレーナーズ類)と互換性の高いエネルギーの色選択をしていくことが可能である。ただ2月時点で、2個玉特殊エネルギーがネオアッパーエネルギー以外無いため、手張り+エネ加速の補助をしていく必要がある。
昨今の特殊エネルギーにも面白いのがちらほらあるため、各種エネルギーの採用配分を考えるのもこのデッキならではの楽しさアイデンテテー。
基本エネルギーの色を、バリューの高い順で考えていくと
超エネルギー👀
ネイティオ・リップ様との互換があり「exから技のダメージを受けない」特性を持つ如何わしいポケモン達を倒したい時用の、ふんさいプレスのエネルギーにもなる。草エネルギー🍃
オーガポンexの緑の舞からエネルギー付け替えで手張り一回分をごまかせる。たねポケモンでしかも特性のたびに1ドローできて経済的。exのシステムポケモンだから常駐するのは少し怖い。ただリザードンexをシバける草タイプなのはgoodポイント。デッキのかわいさ指数を上げてくれるのも無視できない要素。 ネイティオ(・・・・)鋼エネルギー🤖
メタングでのエネ加速がメインになるけど、鋼6枚採用で山札40枚時にメタルメーカーした場合、1枚以上エネが付く確率は49.3%である。これを序中盤の期待度として高いとみるか低いとみるかはおそらく50%であろう。
バトルポケモンにも付けられるため、そこはネイティオとの差別点になる。他には副次的にナカヌチャン・小デカヌチャンの技で、鋼エネを参照しているものも幾つかあるため、非エクで少しでもこずきたい状況があればそこへの互換性は高くなる。(無理やり)
小デカヌチャンの最高打点は、ワイルドプレスを持ってるプロモカードの子がいて220点も出せるため、リバーサルエネルギーと併せて採用すると非エクアタッカー枠にもなれてしまう。また、未来の一閃に収録されてるデカヌチャンに特性がなく最高打点180点の子がいる。ただそちらは1エネで相手のエネ破壊ができる技「はかいのいちげき」も持っているため、リザードンexやゾロアークex等の、エネ過少デッキへの足止めに活かせる。かも。(デカヌチャン紹介コーナーになっちゃった)
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続いて特殊エネルギーに関しては、有効的かつ"腐りづらい"を重視していい感じ順に紹介すると、
Ⅰ リッチエネルギー ★★★
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手張りするだけで4枚も引ける。
リリース当初の世論は「ドロー出来ても、手張り権とエースペ枠使って無色エネ1個かぁ。。。」みたいなローテンションな反応だった模様。ただノココッチ型かつACE SPECの枠にお困りの際は、是非採用してみてほしい一枚。リッチエネ手張りとにげあしドローのコンボは、手札が正味6枚増となりシンプルながら強力かつ安定した動きになる。デカヌチャンの必要エネが無色メインのお陰もあり、このデッキとの相性もバツギュン。(ベタ褒め)1ターン目から最終盤まで、どこで引けても嬉しいACE SPEC。
ただ、このカードサイコーー!の先入観が強くなってしまうと思考が浅くなってしまうのもよろしくないから、更なる考察をしていかねば。✏️(今のところは、リッチサイコーー!←)
Ⅱ ミストエネルギー ★★★
ドラパルトexのファントムダイブからノコッチ・ネイティ達を守ってくれるだけでなく、デヴォリューションやミミッキュ・ミロカロスexなんかの技効果が効かなくなるため、デカヌチャンexの防御力upへも一役買ってくれる。採用しない場合ノコッチは全てHP70の子を採用した方が、サイド2枚、3枚取りされづらくなるから良い。
Ⅲ ジェットエネルギー ★★☆
主な用途は、ベンチでアカシックセンスを受けたデカヌチャンexを前に押し出す際に活用する。他にはワニやら水の仮面がネイティオ等をロックしてきた時等にも、状況打破への一助となる。グッズのポケモン入れ替えよりも仕事量が多いから、それを入れるならこちらを1枚でも採用するのオススメ。
Ⅳ リバーサルエネルギー ★★☆
Ⅱ、Ⅲよりも攻撃的な用途で採用され、3種の小デカヌチャンだけでなくレントラーを非エクにしたい場合にも有効的。
最終盤、技マシンの「かじばのいっぱつ」で小デカヌチャンやノココッチ、ネイティオが実は殴れちゃうってのも奇襲性があって面白い。(お洒落ポイント要素)
Ⅴ レガシーエネルギー・ネオアッパーエネルギー ★★☆
ACE SPECの特殊エネルギーは現在、ドローのリッチ・2個玉のネオアッパー・そして全色エネ+取られサイド−1枚のレガシーの3種があるが、個人的にはネオアッパーよりもバリューが高いと感じる。レガシーの優位点として
デカヌチャンex3匹で戦う際に、1-1-2-2のサイド取りを相手に課せられる。
張り先は非エクのポケモンでも活かせるため、ネイティオ等に張るとサイドを取られなくできる。
任意のエネになるため、2進化にのみ適応されるネオアッパーよりも汎用性が高い。
等が考えられる。ネオアッパーはどうしても大小デカヌャンの即時起動のみの利点くらいしか現状思いつかず、採用理由に足る2進化ポケモンが開拓できないか模索中。(ネオアッパーごめんね)
Ⅵ ルミナスエネルギー ★☆☆
1エネで戦えるサブアタッカー(ハッサム等)を採用する場合や、基本エネルギー〔超〕を採用しない場合でもオーガポン等の各種必要色エネに対応できる。みんな大好きマシマシラ君の悪エネに対応させるのも鉄板。いかんせんサブアタッカーの枠を捻出するIQが足りないため、ルミナスを活かせる構築がないかも模索中。。👷🚧👷♀️
他の特殊エネルギーはひとまず★☆☆!(おい)特殊エネだらけにすると、Fレギュにいたアーケオスみたいなエネ加速システムポケモンがいない限り手張りが追いつかなくなるから、現状アカシックセンス+特殊エネ手張りの体制前提で落ち着いてる。ダブルターボエネルギーの存在は偉大すぎた。(2個玉再録はよ)
1週間かけて7000文字近く書いてみたけど、まだまだ補足しきれない。(ポケカって 奥深けぇー)
そろそろ他のデッキの考察記事も書いていきたい。(このペース、何年かかる)
追記:2/13、ハレツーチャンネル様の動画にデカヌチャンデッキがまた紹介されてた!なんてタイムリーな。その中で新たに採用されてるサポートがまさかまさか過ぎて、流石とり店長さんだなと感銘を受けた。なのでサポート枠についても考察し直しとなった。(補足編の補足編なんて書かないからな)