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黒猫流写真講座 22 写真はCGじゃない。

記録を残すということ、以前に写真学校の先生からコメントを頂いたのですが、最近の学生は画像処理に長けて要らないものは消してしまったりするデジタル処理がメインになっていて困ると仰っていました。

それでは写真ではなくてCGになってしまいますよね。笑

写真というのは、「虚構の世界」であっても良いと思っています。

それは、いい意味で見るものに錯誤を与えるという意味であり、邪魔な電柱を消してみましたとか、下草をデジタル処理で補正しました・・・という意味合いではないんです。

私の場合、こだわっているのは陰影をどこまで表現出来るかです。

特にデジタルの場合リバーサルと比べてもラチチュード(露出許容度)が低いためその極めが難しいのですが、それを測光や露出補正だけで乗り切ったときは正直モニター見ながら叫んでいますからね。笑

こういうと考え方が古いと笑われるかもしれませんが、写真はあくまでも「光と影の芸術」であり、見たまま、ありのままを写すべきであり、それがどうしても邪魔であったならアングルなり取り方の工夫で乗り切るべきだと思っています。

最悪はトリミングという手法でしょうかね。

それが、本当の写真の醍醐味ではないでしょうか?

といいつつも新しいデジタル表現にもチャレンジしたいと思う、今日この頃なんですけどね。

写真を上達したい、そう思っているのならデジタル処理と言った技法は後回しにするほうが写真は上達するのではないでしょうか。

カラーでありながら限りなくモノクロームを目指してみました。


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