不易流行と言うことについて考える
今日も思うことを思うままに書かせていただこうと思います。
以前に不易という事をブログで書いた記憶があります。
「不易」・・・ 時代を通じて変わらないこと だと言われています。
不易とは - コトバンク精選版 日本国語大辞典 - 不易の用語解説 - ?名? (形動)① いつまでも変わらないこと。不変。※続日本紀‐養老五年(721)三月乙卯「制レ節謹レ度、禁二防奢淫一、為レ政所レ先、百王不易之道也」 〔史記‐律書〕② 特に、蕉風俳諧の理念の一つ。新古を超え、永遠の生命をもつ本質的な姿。→...リンクkotobank.jp
不易という言葉は、史記の律書から引用されたもののようで、先ほど引用したコトバンクによれば、以下のように書かれています。
※続日本紀‐養老五年(721)三月乙卯「制レ節謹レ度、禁二防奢淫一、為レ政所レ先、百王不易之道也」
太字部分は筆者加筆
常に変わらないものとして「不易」という言葉ある訳で、これを元に以下のような4文字熟語もあります。
「不易流行」
この言葉を混同されている方も多いそうですが、基本的には「不易」というものは、変わらないものというか、変えてはいけないものであり、流行は読んで字のごとく、流行廃りという意味の流行です。
それ故に、不易流行と言うことは、「変えないといけないところは変える、しかし、変えてはいけないところは変えない。
これが大事と言う意味になります。
動物の姿をした糊などで、最近はコラボ商品も連発している、フエキ糊、正式名称は「不易糊株式会社」なんですよね。
子供の頃は地味なプラスチックのケースに入った糊で、化学合成糊と比べると乾燥までの時間が長かったり、紙がシワシワになったりしてと言う印象があるのですが、見事に最近は新たなコラボ商品や動物の顔をした糊の開発等結構色々取り組まれていると言う印象が強いですよね。
でも、ここの会社の基本は、昔ながらの糊が本業であり、子供の頃は「フエキ糊」は食べても問題ないと言われたこともあったのを思い出します。
そして、それは現在も変わっていないのだとか。
このように、不易というのは変えてはいけないものもしくは変えられないものであり、それは人の生き方でも一緒ではないでしょうか。
素直でありたいとか、他人には親切でありたい、いたずらに流行に乗ることをしないというのも、人としての大事なこと(不易)と言えないでしょうか。
個人的にはこれも不易の一つではないかと思ってしまうわけです。
その上で、新しい流行も取り入れていく。
流行というのは、別に若者に迎合すると言うことではなく、真に正しいと思える生活習慣などを取り入れていくと言うことでしょうか。
そして、それを実践して行くことが、人生における「不易流行」と言えないでしょうか。