黒猫流写真講座 20 モノクロームの世界
おはようございます、今日は、モノクロームの世界についてお話してみたいと思います。
モノクロームの世界、日本語で言えば白黒の世界となるのでしょうか。
昔は、写真を自宅で現像なんてこともマニアの間では一般的に行われていました。
私は、高校時代には自家現像の経験はなかったのですが、警察学校に入ったときに、アルバム委員ということで任命されて(趣味が写真ということで任命されたらしい。)結局一人で写真の現像から焼きつけ、果てはアルバムの原稿つくりまで一人で行いました。笑
まぁ、おかげで現像・定着・焼付けといった一連の流れはそうした中で覚えて言ったんですけどね。
悲しいかな、誰も教えてくれる人がいないので自分で本を読んで自家流?で覚えていきました。苦笑
まぁ、その分ノウハウとしては得られたのかななんて思っています。
今日はモノクロームの魅力についてのお話なので、私の与太話はこれくらいにしておきましょう。
写真の場合、カラーと違いモノクロームの場合は表現されるのは白と黒それとその中間調であるグレーの色合いで表現されるわけですが、このトーンがアナログですので諧調表現を上手く引き出せば本当に味わい深いものになりました。
今手元にネガがないのでアップできないのですが、川辺にたたずむ老人を望遠で開放で撮影した写真があるのですが、逆光の中で光る水の反射が白く光り、老人の影が陰影となって黒い中にも微妙なグレーのトーンが入って、それなりに自分では気に入った写真だったのですが・・・・。
Logoにして使った小さな写真があったので、見ていただければ雰囲気はつかめると思います。
特にモノクロームで撮影するときに意識しているのは、モノクロームの中で色を感じれる写真、いわば水墨画で色を感じる見たいといえばわかってもらいやすいでしょうか。
そういったものを目指していたんですね、色がないのにどこまでも色を感じてもらえるのか、グレートーンをどこまでも色の要素として組み込めるのか・・・これが一番の悩みの種でしたね。
カラーをカラーで表現するのは簡単ですが、白黒なのに色がある、逆にカラーなのに色がないそんな写真を目指していました。
皆さんも、カメラのモノクロ機能を生かして、モノクロなのに色がある、そんな写真を目指してみませんか?
また違った世界が見えてくるように思えてなりません。