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物事は裏側から考えてみると面白い

皆さまこんばんは、私自身は、鉄道に関しては専門家でありたいと常々思っておりますが、鉄道を学ぶためにそれ以外の分野も学ぶことを怠らないようにしています。

例えば、福祉用具(主に車いす等を日常的に利用する人たちの用具)であったりそれに関連するソフトウエア等・・・こうした展示会が毎年5月に関西ではインテックス大阪で開催されており、私は毎年参加しています。

鉄道とバリアフリー、そして公共交通と言うのは実は切っても切れない関係があるわけです。
毎回毎回、色々なブースを回らせてもらうのですが、毎年多少は出店会社などが変わっていて、色々と学ばせていただく部分が多々あります。
ただ、こうした展示会に行くとどういう訳か福祉施設の理事長と勘違いされることが多くて・・・・何時頃御社で導入されますか・・・みたいなことを言われるので最近はさらっと眺めるだけです。苦笑

なぜなんでしょう?そんな風に見えるのかなぁ。

まぁ、そんな話はどうでも良いことですが、先ず何でもそうですが、こうした直接専門外でも多少関連あるなぁと思うことはどんどん出かけて見聞を広めるんです。

そうしないと、実態を知らないまま頓珍漢な批判をしてしまわないとは言い切れません。
逆に、こうした専門の世界から見たときに鉄道界におけるバリアフリーの足りない点や、無駄な点等が浮かんできたリ、全く違う視点から新しいアイデァが浮かぶかもしれないじゃないですか。

新しい発見をするためには、横から見たら□に見えても、上から見たら〇に見えるものをひたすら□であると言い切るような固い頭ではだめだと思うんです。

私自身が若い頃から自分で言い聞かせてきたことに、見え方は一つではないと言うこと、

言ってみれば、「裏口から考える」ということ。

正面からは鍵がかかって難しい問題でも意外と裏口に回ったら鍵がかかっていなかったみたいなノリで、答えは意外と簡単なところにありました…なんてことがあるんです。

ですから、いつも問題が生じたと言われた際は、あえて逆の答えから探していくようにしています。

みんなが賛成といえば、敢えて反対の立場から考えてみる。
みんなが、メリットを並べるのであれば逆にデメリットから考えてみる。

そこで、どちらがより有利かと考える。
そこには自分の考え方が入るのは当然と言えば当然ですが・・・

だからこそ面白い発想が出る、時にはぶっ飛び過ぎてよくわからないと言われることもしばしばですが。(^^♪

でも、そうしたぶっ飛んだ考え方ですが、数年もするとそれが当たり前になっていくなんてこともありました。

私が、郵政にいた頃にもそんな、逆転の発想でスタートした施策は多くありましたね。
一番思い出深いのは、以前にも書きましたが、データベースを使った在庫管理、現在では当たり前でさらに進んでいると思いますが、当時は郵便局からの報告を求めずに一方的に郵政局(当時)から必要数を算定して送ると言うことに対して不可能であると厳しく反対されたものです。

元々そうした意味合いでシステムは組まれていたのですが、運用がきちんと出来ておらず、データーの蓄積が出来ていなかったので無茶苦茶になっていたことまでは突き止めたんです。
そこで、どうするか。逆転の発想で、「意味のない報告なんてやめてしまえ」と言う考えに至ったんです。
そこから、データベースを使った在庫管理を思いついたわけで、本省も同じ考え方だったのでしょうがびっくりされていましたね。
当時は、本省でも近畿に凄い奴がいると噂されたらしいと言うことを後で聞きました。

また、その時に提案した他の施策もそのまま取り入れていただきまして正直自分自身としては鼻高々だったんですが。・・・人間の愚かさ有頂天が転落点ということに気付かなかった32歳でした。笑

その後は、私にとっては本当に黒歴史。

だから、いつもこの話をするときは決して自慢話というのではなく失敗話としてお話しています。

でも、今回の話に限定すれば、何か案を出す場合は「正面から考えずに裏口から考える」ことも必要なのではないでしょうか?

意外とそこから答えが見つかる、そんな気がします。

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