(ジャンクの)OLYMPUS XA2で撮影した銀座の風景
コンパクトカメラには手を出してなるものか。
日々、自分に言い聞かせていたはずなのに、いつのまにか手元にあるのはなぜだろう。
OLYMPUS XA2です。
旅先の神戸のカメラ屋さんでジャンクコーナーをみていたら、他のカメラの影に隠れるように陳列されていました。
外観は綺麗だけど、「シャッター開いている時間長い」って書いてある。
でも、「シャッターが開く」ということは、少なくとも電源は入るということだし(後で電池をいれたらちゃんど動きました)、店員さんも「まあ、ジャンク品ですからね!」と軽やかにいうし、2,000円だし、ダメ元で購入。
旅行から帰ってから、モルトだけ貼り直して(900円)、フィルムにILFORD XP2 SUPER 400を入れて、9月に銀座に出かけたときに撮影してみました。
まずは屋外。
フィルム感度は、表示通りの400に設定しています。
この日の天気は曇りだったけど、空が白くなってしまった。
お店の注意書きのとおり、シャッターが遅くなりがちなのかもしれない。
続いて屋内。
こちらは比較的うまく撮れている。
シャッターも「開きっぱなし」というわけでもなく、露出にちゃんと応じているようだ。
また、陳列されているペンとか、けっこう細かく描写できてる。
ただ、屋内ではシャッター速度が遅くなるぶん、手ブレがおきがちでした。
僕は他のマニュアルカメラでは、手ブレを警戒して、あまりスローシャッターで撮影しないようにしていたのだけど、XA2はプログラムAEで、絞りもシャッター速度もカメラ任せになってしまう。
この辺、銀座松屋で開催していた中古カメラ市で撮った写真。
スローシャッターと言っても2秒程度だから、シャッターを切ってから一呼吸おくようにすればいいのだろう。
でも、まあ、中古カメラ市なんて、フィルムカメラガチ勢の皆さんがひしめき合っているなかでは、ニワカは緊張するわけです。
あと、この写真は手ブレもしてるけど、改札を通る人の疾走感が出た写真になっているかもしれない。
(いつもどおり)失敗写真も多いけど、どうやらこのカメラは撮影可能なようだ。
シャッターが遅くなりがちなのは、フィルムの感度の設定をあらかじめ高めにしておけば、ちょうど良くなるかもしれない。
ジャンクだけどそれほどジャンクじゃなかった、当たりカメラでした。