【番外編】🐿️推しジュエリー
推しジュエリー!?
🐿️さん関係以外の筆者の趣味として、キレイな石を集めることがあります。石沼なんて言ったりもします。
低予算でもそれなりに楽しめる趣味ではあるんですが、上を見てしまえば青天井というか、際限がない世界ではあるので、ちょっと危険な沼ではあります…。
私の場合、以前激務部署にいた時の残業代が原資になってましたが、今は仕事も落ち着いてるので、沼からはほぼ抜け、片足つっこんでるくらいに戻ってます。ほかに夢中になれること(🐿️さん)ができたから、とってもスムーズな沼抜けでした!
で、この石沼という界隈には、”推しジュエリー”という文化がありまして。勝手に”推し”のイメージを投影した石を使って、ジュエリーを仕立てるのです。がんばってお金を貯めました…。そんなわけで。
リストラーズイメージブレスレットができました!
構想から約1年かかりましたが、手元に届きました!
推しジュエリーとはいえ、特別なデザインはなく、極々シンプルなブレスレット。でも、シンプルゆえに、場面を選ばずに身に着けられるのがいいところ。
🐿️さんたちのイメージは主に石の色に反映しています。石のサイズは、大小あって、一番大きい草野さんが4.5mm、一番小さい野村さんが3.2mm。
なお、公式のメンバーカラー的なものは存在しないので、あくまでも筆者個人のイメージです。
①野村さん:ピンク(パパラチアサファイア)
「ピンク」は迷う余地なし。ただ、ピンクにも色々あるので、どの色味がいいのか…。
淡い色よりははっきりした色がいいけど、スピネルなどのネオンピンクとなるとちょっとやりすぎ感。青みがかった色よりは、サーモンピンク寄りがいいかな?ということで、選んだのがパパラチアサファイアでした。
パパラチアは蓮の花という意味で、ピンクとオレンジの間の色味(この石はかなりピンク寄りですが)。
肌になじみやすい色合いで、ブルー以外のサファイアでは一番人気だそうです!
②草野さん:イエロー(マリガーネット)
主に、在宅勤務動画でよく見るネクタイの色から。イエローと言っても彩度が高すぎない、落ち着いた優しい色味のマリガーネットを選びました。
ガーネットは近縁の様々な鉱物の総称なので、見た目にもバリエーションが多いのですが、マリガーネットはアフリカのマリなどで採れる、黄色味で輝きの強いガーネット。
色自体が濃いわけでも鮮やかなわけでもない代わりに透明度が高く、強い輝きが存在感抜群!
③加藤さん:レッド(レッドスピネル)
最後まで石探しが難航したのがこちら。本当ならルビーがいいんですが、筆者ごときで手に届くレベルのものは、真っ赤じゃないんですよね…。
現実的なお値段でピンクでも紫でもオレンジでもない「真っ赤」、しかも強度も安心できるもの、ということでレッドスピネルになりました。
元気いっぱいの戦隊リーダー的な鮮烈な赤というより、大人の深い赤。業者さんに無理を言って、色とサイズと形指定で探してもらったら半年以上かかりました。
④澤田さん:グリーン(ツァボライト)
おそらく意見が分かれるところかと思いますが、筆者の中での澤田さんのイメージは鮮やかなグリーン。爽やかさで力強い、それでいて癒しの色。
緑の宝石と言えばエメラルドですが、エメラルドの色はやや青み寄りで、このブレスレットで使いたいサイズではかなり柔らかい色味になってしまうのです。
そこで、こちらのツァボライト。草野さんのマリガーネットと同じく、ガーネットの仲間。色の濃さはほどほどのものをセレクトしたので、輝きも強めです。
⑤大西さん:ブルー(タンザナイト)
リードの時ではなく、ベースの時の大西さんのイメージ。クールで落ち着いた、パープル寄りのブルー。
青い宝石ならサファイア!とも思ったのですが、どうも自分の中のイメージと合わず、こちらを選びました。見る角度によって青に見えたり紫に見えたりする不思議な石です。
今回使った石の中では少し強度が低めなので大事にします…。
⑥上村さん:グレー(ブルーグレースピネル)
昭和の戦隊モノならブラックっぽい印象を持っていたこともあり最初はブラックダイヤで考えましたが、1つだけ不透明だと他と並べた時に違和感がすごいな、と思ったのでグレーに。石の種類は加藤さんのと同じスピネル。
スピネルは石好き以外にはあまり知られていないかもしれませんが、強度高めでよく輝き、カラバリも豊富(イエロー以外は全部ある)という魅力的な石です。割と最近、8月の誕生石に追加されました。
石沼を覗いてみたくなってしまった貴方に
怖くないよ…??と言いたいところですが、先にも書いたとおり際限のない世界なので、自制心は必要。王侯貴族でもその気になれば簡単に身を持ち崩せる趣味です。
覗くのなら、予算をしっかり決めてから。お手頃なところではワンコインからきれいなものがありますので、案外、予算に合わせて楽しめるものだったりします。
次から次へと買い集めるのはお財布力に自信がない限りやめておいた方がいいと思いますが、お気に入りをいくつか手元に置いておくのはお勧めです。いわば、「手に取れる推し(本体)」になります。それが推しジュエリーになったら、石とは別の推しの概念までが投影された上に身に着けることまでできてしまうのですから最強です。決してお安くないですが…。
最後に、今回ブレスレットの制作でお世話になったショップさんはこちら。
X(@yutasuzuki0930)を覗くと良く分かりますが、いつでもフレンドリーで親しみやすいお兄さん。「石沼のアイドル」なんて呼ぶ人もいます。つい先日不惑を迎えられたばかりなのですが、「おじさん」ではないなぁ…。
今回の筆者のような細かい注文にも即答で「探しますよ!」と応えていただけるありがたいお方。「爆速の鈴木屋」の異名(?)を取るほど仕事が早い。レッドスピネルで時間がかかったのは巡り合わせの問題であって、鈴木さん自体は爆速なのです。
独立開業されたばかりで、これからいろいろなところで石の販売イベントに参加されていくようですので、興味があればぜひ!
【追記】石沼からこちらにたどり着いた方へ
こちら、メインは昭和歌謡アカペラグループ「リストラーズ」さんの大ファンがダダ洩れの萌えを垂れ流すアカウントとなっております。
噛めば噛むほど味わい深い、とても楽しい沼ですので、せっかくなら何か1曲聴いて行ってくださいませ!