なぜ夢小説を書いているのか
小説ではなく、なぜ夢小説を書いているのか。今回はそんなお話を書きます。
結論だけ書きますと、
・私が自己投影型で楽しむ人間だった
・最も想像かつ創造の余地がある分野だと考えている
というのが主な理由です。
そもそも夢小説って?
ドリーム小説とは、主にウェブ上で公開されている、特定の登場人物の名前を読者が自由に設定して読むことの出来る小説である。(Wikipediaより)
つまり、名前変換が可能な架空の人物がいる小説ということです。その人物の性別、設定などは書く人によりけりですが、基本恋愛をテーマにした作品が多いです。
二次創作の中でも、小説との大きな違いは、名前変換ができる架空の人物がいることになります。
楽しみ方は大きく分けて2つ
私が思うに、自己投影型と見守り型の2つです。
自己投影型とは、架空の人物=自分として楽しむということです。こういった方は、架空の人物に設定をあまり盛り込まない傾向のものを好むように思います。
見守り型とは、架空の人物≠自分で、その2人の物語を第三者目線で読んで楽しむということです。こういった方は、上記のような設定を盛り込まないお話も、設定がたっぷりある(架空の人物の外見や性格、過去などがしっかり決まっている)お話も楽しめるように思います。
私は自己投影型の人間なので、架空の人物の設定が盛りだくさんなお話は避ける傾向にあります。
私が自己投影型になった理由
私が声優さんが好きだというお話は、前回の記事で書きました。声優さんのお仕事の1つにシチュエーションCDというのがあります。
シチュエーションCDとは、人気男性声優さんたちのシチュエーションに沿った演技が収録されている好きな人にはたまらないCDです。(https://www.animate.co.jp/blog/287844/ より)
私はこういったCDをよく聞いていたので、おそらく自然に自己投影型になったのだと思います。フィクションであると分かっていても、自分に向けられたものだと捉えた方が楽しめたし嬉しかったのです。
こういったCDでは、声優さんの演じるキャラクターが話しかけるヒロイン側には、ほとんど設定がありません。
女性向けに作られているのがほとんどなので、女性ということと、シチュエーションにとって最低限必要な設定はありますが、外見や職業、年齢などは決められていないものが多いです。
夢小説というものに出会って
最初に思ったのが、シチュエーションCDのお相手がキャラクターになり、それが小説という形になったんだな、ということでした。
これを知ってからいろんな作品を読ませてもらいました。ただ、ふと"こういうのが読みたい"が叶うことが少ないということに気づきました。
当たり前なのですが、個人の趣味嗜好は違うのですから、好きなシチュエーション、セリフの言い回し、全てがしっくりハマるのは難しいことです。
では、本当に読みたい話を読むにはどうしたらいいか?
答えは簡単でした。自分で書けばいいのです。
創作というものの自由度
書き始めるようになって気付いたのは、創作というのは本当に自由であるということです。特に、キャラクターの恋愛観というのは、作中では触れられることが少ないと思うので、自由度はとても広いように感じます。(公式でお相手の子がいる場合はまた別ですが)
グイグイアピールをするのかもしれないし、奥手なのかもしれない。正解は原作者さまが描かない限りはわかりません。
私は、それを考えるのが楽しいんです。
こんなセリフを言ってくれたらカッコいいんじゃないか、こういうシチュエーションが似合うんじゃないか、色んなパターンを想像して、それを小説という形に創造する。
その余地はとても広くて、考えても考えても足りないくらいです。
今はリアルでいろいろあって、あまり創造まではたどり着けないのですが、私が夢小説を書いているのは、自分にいちばんハマる話を読みたい、自由度の広い恋愛というテーマが楽しい、という気持ちなんだろうなと思います。
というわけで、なぜ夢小説を書いているのかについて書いてみました。小説という形に創造することに決めた理由はまた別の機会に。
今回の記事はこのへんで。ではでは(/・ω・)/