見出し画像

ああ、なるほどなあ。

文化人類学者の人がペルー料理について書いてる面白いnoteがあるよ、という情報を掴んだので読みに行ってきた。
私はなにより、猫と、料理と、石が好きだ。料理について書かれたものを読みあさりたい。
特にレシピ本出してる人ではない人が書いてる、料理論みたいなのが好きだ。
レシピ本もレシピ本で面白いのだけど。

ちなみに、その引き寄せられたnoteはこちらである。
なんかね、独特のその地方の香辛料とか食材とかあって、日本ではなかなか食べられそうにない。でもちょっと食べてみたい。
ところがこの人のnoteを遡っていたら、面白いnoteがあった。
要約すると、「Twitterで時短でバズる系、皆が持て囃し若い人がうぇーいってなってるようなレシピについての疑問」
確かにね、私もああいうバズるレシピ、この年になってくると味が濃いわとか脂がきついわとかなってたのよ。
しかし、この人はそこから更に突っ込んでいる。

「その、ご飯の食べ方、本当に幸せ?」

まあそういう言葉使いではないのだけど、問いかけとしてはそんな感じ。
そもそもこの人炭水化物が苦手だといっていて、食べてる間に飽きてしまうのだそうな。
私は炭水化物大好きなので、今は一応減量というのもあって米を減らしているくらいなのだが気持ちはわからないでもない。
なぜなら、私は一般的に普通の人が嫌いというのが少ないであろう「チョコレート嫌い」だからである。
「チョコ嫌いなんですよねー、食べられないんです」っていうと、「何言ってんだこいつ」みたいな目で見られるのは日常茶飯事である。
どうしても、早急に糖分がとりたくてチョコかじっていると「お前ほどチョコを不味そうに食べるやつを見たことがない、しかし同時にサラミで肉分、野菜ジュースで野菜分を採っているのが小賢しい」みたいなことを言われるのだって慣れっこだ。チョコを野菜ジュースで流し込んでサラミ食べて野菜ジュースでさっぱり。くっそ忙しい時の栄養補給である。

まあ私のことはともかく。

Twitterでばずるような時短で味が濃くて……それで白米(炭水化物)をかきこむような食事の仕方って本当に幸せ?
っていう問い。
確かに、時間のない若い人多いしこういうストックがあると楽だよ。
楽だけど、健康的なご飯かどうかはまた別だと思う。

ところで、諸事情により年末くらいから様々な事情の人が集まる場に顔を出すようになったのだが、その中にちょっと心配な人がいた。
「米は何合でも食べられる、おかずは作れないから食べない。米なら炊飯器で炊けるから」「一回の食事で二合から三合食べる」これ、育ち盛りの運動部男子じゃないんです。成人男性です。その話を聞いて、米ばかり食べていたら脚気になるのでは……?とめっちゃ明治時代の陸軍が思い起こされたり森鴎外……とかなったりしたのですが、とうとうかかりつけ医に栄養失調を言い渡されたらしい……。

米が、あっという間に消える。
それは、例えばあるおかずに対して「これはご飯があっという間に消えるね」という褒め言葉のうちはまだいいんだろうけど、実際にそれで米がなくなるまで食べてたら、やはり健康に悪いわ……。

自分の食生活をみなおすのに、よいnoteでした。

サポートしていただいたものは主に食費や書籍代などになります。