思い返してみれば。

この記事には人によってはセンシティブな内容が含まれています。虫とかの話が苦手な人は回れ右。

生まれた時から実家住まいであった。
なのでハッシュタグの初めて借りた家というのはなかなか的外れかもしれない。が、ここに記す。思い出してしまったから。

私が院生の時に家を建て替えることになった。そりゃーもう古い家だったものだから。
家族で仮住まいを借りた、五人家族で部屋三つ+狭い台所。家族が同じ部屋だと遅くまで勉強出来ないしということで一人部屋をもらった。

この部屋が問題だった。
道を一本挟んで斜面になっている畑に面していたのだ。水捌けが悪いというか、雨降ったら土が流れてくるというか。とにかく一人部屋をもらったはいいものの、そこは大ハズレな部屋だった。
朝起きたら、畑から流れてくる虫に囲まれて悲鳴と共に起きたなんてほぼ毎日で、梅雨は最悪だった。
虫くらいなんだ？
……風呂も湿気を好む生物に侵入されまくりだった。

なんでそんな家を借りたんだよ、という人があるかもしれない。
私もそう思う。だが、元の家から徒歩数分で毎日工事の様子を見に行けて、駅からも歩けない距離ではなく、三部屋に台所、バストイレ別で家賃が五万しないというのは破格だった。なにしろ家の建て直しって金かかるからね！

なにが言いたいって。
虫が特に苦手なわけではない私でも、毎日部屋に虫が出たら（あれは虫なのだろうか）ものすごくストレスが溜まる。とにかく溜まる。
これから一人暮らしとか引っ越しする人にもそうだけど、建て替えの間の半年くらいだからー、とかいってあまり深く考えないで家を借りるのはやめた方がいいということだ。

短期間だからと事前調査を手抜きすると、引っ越したあとでもふと思い出してはストレスになるのがヤバい。とにかくやばい。

初めての仮住まいに、なにが出ていたのかはあえて書かないでおく。