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DM2ブロック参考書 青緑ジャイアント編

初めに

どうも、今年からデュエルマスターズの2ブロックCSにちょこちょこ参加するようなったくろはこと申します。
今回の記事を書くことになった経緯に軽く触れると、10月から《同期の妖精/ド浮きの動悸》のプロモに切り替わり、全国大会の権利予選とDMGPがちょうど終わったタイミングでこの記事を見つけてくれた人が2ブロックに少しでも触れやすくなるため、2ブロックのCSにもっと人が来てくれたら筆者も嬉しいので友達のfana(https://note.com/fanastasia)さんにも相談しつつ書くことに決めました。
以前、CSで優勝したことをきっかけに白黒メカについての記事を書かせていただきましたが、今回はタイトルにもある通り青緑ジャイアントについて自分の知る限りではありますが、解説していきます。

ところで、先日のDMGP2024 2ndはすでにご覧になったでしょうか?どの試合も非常に見ごたえがあり、これぞデュエルマスターズだなあといった展開も数多くありました。
その中でも2日間ともに話題をよんだ《マーシャル・クイーン》を使ったデッキは皆さんの記憶にも新しいと思います。
その中でも活躍し続けていた《キール・ロワイヤル》はすでにご存じの通り非常に場残りが良い《マーシャル・クイーン》の進化元です。
実はこの場残りの良い『ジャストダイバー』持ちのクリーチャーは2ブロックフォーマットにおいて他のレギュレーションと比較して非常に重要な能力となっています。(除去する手段や止める手段が乏しくジャストダイバーを止める役割を持つカードはシナジーが無かったり、カードパワーが低かったり)
現在の2ブロックではこの能力を持つクリーチャーを扱うことに長けたデッキが存在し、それが今回解説する【青緑ジャイアント】と次回解説(予定)の【赤青マジック】となっています。


2ブロックメタゲームウォッチ

ひとまず、直近3か月のCSの入賞結果をご覧ください。
7/29~10/27の集計データになります。※ベスト4以上、10月のデータは個人集計、不明は母数にいれていません。

リスペクトを感じるグラフ(母数106)

ここ3か月間の入賞データでは【ジャイアント】、【マジック】、【黒緑ゼニス】の三つ巴に見えますが、10月の入賞データでは黒緑ゼニスの入賞数が0となっていました。
そもそも母数が多くないこともありますが、【ジャイアント】と【マジック】の2強環境といっても差し支えないでしょう。
とはいえ、どちらも完全無欠のデッキというわけではないのでこれから研究が進んで新しいデッキが開拓されるかも…?

リストの変遷

マッハファイター+成長チェンジ型

カイザー・オブ・ハイパー・ドラゴン後期~

当時は【黒緑ゼニス】と【赤青マジック】、【ドロマーコンプ】のシェア率が高く、同系(ミラー)は少なかったためあまり意識する必要はありませんでした。

【黒緑ゼニス】には2→5→7と成長していくことで先手か相手の最速《シャングリラ・クリスタル》の展開以外は優位に立ち回れます。《同期の妖精》が
場にいるとパワー6000を超えているクリーチャーは《サスペンス・ザイン》でも除去できないのは覚えておきましょう。

【赤青マジック】には『G・S』や『S・トリガー』が20枚デッキパワーを損なわずに投入することでマッハファイターを絡めて地上戦を制することでかなりの勝率を出すことが出来ました。(当時)

【ドロマ―コンプ】は《超重力ゴルファンタジスタ》でリソースゲームを仕掛け、《超球の超人》と《♪必殺でつわものどもが夢のあと》で勝ちに行きます。《サイバー免許皆伝》と《ナイター・ファイアフライ》で《DARK MATERIAL COMPLEX》を足止めできるのもナイスな部分でした。

メタカード+マナ加速

ゴールド・オブ・ハイパー・エンジェル中期~

以前と明らかに変わったことが2つあって、対面の【ジャイアント】に対する理解度が高まったこと、同系(ミラー)が明らかに増えたことです。《竹刀の超人》のマッハファイターが生きるゲームが明らかに少なくなりました。同系(ミラー)との対戦では《竹刀の超人》から《チアスペース・アカネ》でリソースを伸ばすと一気にゲーム展開を引き寄せられることもあって2、3コスト帯のクリーチャーを出すプレイングがお互いに少なくなりました。(マッハファイターによる殴り先を作らない)
【マジック】側も同様に2ターン目にはあえてクリーチャーを出さなかったり《アシスター・Mogi林檎》の『ジャスト・ダイバー』、《ボン・キゴマイム》でマッハファイターを生かせないプレイングをされる事が明らかに多くなりました。
そこで《豊潤フォージュン》で成長プランに頼らないマナ加速を搭載する事でこう着状態から一歩抜け出す事でプレイに余裕を生むことができました。また、【マジック】に上手く攻められると《軌跡の大地》以外のS・トリガーはほとんど貫通されることが分かってきた為《デスマッチ・ビートル》で先の展開を防ぐことで後述するマジックに対する蓋盤面を作りやすくなりました。

プレイ方針

ここでは、同系(ミラー)とマジックの対面について触れていきます。
どちらのデッキも即時に攻撃できるような能力を強く使えるデッキなので《銀河竜ゴルファンタジスタ》が非常に刺さります。《銀河竜》をいかにしてバトルゾーンに定着させるかが大きな鍵となっていきます。また、《超球の超人/父なるタッチダウン》はどちらの面も強力なので上手く使っていきましょう。

【ジャイアント】(ミラー)

同系対決はどれだけリソース(マナと手札)を伸ばすかが大切で目指すべき盤面は《同期の妖精》+《銀河竜》

シネラリアだと父なる→レイクポーチャーで銀河竜が処理できる

この盤面さえ作れれば最低でも9マナ(《ド浮きの動悸》+《父なるタッチダウン》)が必要になってくるため最初の目標地点はここにしましょう。
しかし、展開によっては中々作れない盤面なので、同系対決をするうえで頭に入れておくべきこととして、『ジャストダイバー』一体しかいない盤面を作ることは意識したい。

ジャイアントの強力な『ジャストダイバー』持ち

同系対決において《レイクポーチャー》はブロックされない『T・ブレイカー』として見ることが出来る。極論、毎ターン《レイクポーチャー》をバトルゾーンに出して《超重力》に革命チェンジすれば、どんな『S・トリガー』を踏んだとしても3ターンで勝てることを覚えておきましょう。
実際には適当に攻撃したら、返しのターンに《チアスカーレット・アカネ》を絡めて2ターンの内に負けてしまうことだってあり得るので、やはり《銀河竜》+《同期の妖精》を盤面に立てることを目指したい。
また、【青緑ジャイアント】は《チアスカーレット》をゲームに絡められるかどうかでどうかで大きくゲームの展開が変わってくるので積極的に《チアスカーレット》が動ける展開を作っていきたいです。

チアスペースにチェンジするとクイーンルピアみたいな動きになる

最終的には(どのデッキに対してもそうだが)《同期の妖精》、《アシステスト・シネラリア》を複数盤面に立ててプレイヤーを詰めていきましょう、特にシールドを減らしておけばシールドが増えることは無いので早期に詰めるのも良いと思います。(この場合は裏目が多くなるが)

【赤青マジック】

2ブロックでは《瞬閃と疾駆と双撃の決断》が殿堂カードとなった現在でも非常に強力なデッキとなっています。その理由として軽量の除去手段が豊富で『ジャストダイバー』持ちの《アシスター・Mogi林檎》の存在です。

サンプルリスト

【ジャイアント】側が先に攻める展開はかなり少なく、基本的に【マジック】主導でゲームが展開されます。《竹刀の超人》で切り返しも可能ですが、《ボン・キゴマイム》や《アシスター・Mogi林檎》から展開されるとそれも通用しないプレイになります。
【ジャイアント】側に求められるポイントは《ボン・キゴマイム》をどのように対処して『マッハファイター』による盤面の制圧を行うか、《軌跡の大地》でいつでも切り返せるようなマナ置きを意識すると良いでしょう。
一度盤面を取り返したら『スピードアタッカー』+除去で突破されないようなバトルゾーンを早急に作りましょう。
《超球の超人》が着地すれば、シールドからこちらの盤面に触れるカードが存在しないので比較的安全に《銀河竜》を着地させるために相手プレイヤーに攻撃することができます。その時には《同期の妖精》か《アシステスト・シネラリア》が横にいれば文句なしの盤面が築けています。
また、《ボン・キゴマイム》を除去しながら『マッハファイター』を倒すことができるマナ域までいくことも重要で《シネラリア》が絡むと2アクションで2コスト軽減(各1コスト軽減)されるので《シネラリア》が盤面に残るのはかなり大切です。
具体的には《レイクポーチャー》or《ド浮きの動悸》+『マッハファイター』獣での切り返しが強力です。
そして、《デスマッチ・ビートル》が入ってる構築だと《デスマッチ》+《シネラリア》で《Napo獅子-Vi無粋》からの革命チェンジによる《♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い》での除去を防ぎつつチェンジ先のクリーチャーを咎めることが出来ます。

採用候補カード

初動

ガビガビでごめん

・《竹刀の超人》

ブシドースピリッツ

小型獣のぽん置きを咎めたり相手クリーチャーの行動を封じたり仕事は多岐に渡る成長プランを取るならなくてはならない存在です。
《チアスカーレット》のメクレイド用の弾になってくれるのも嬉しいポイント
※追記
《豊潤フォージュン》や《テイクバック》と比較して、黒単や青黒の【ゼナーク】に対して強くなります。

・《豊潤フォージュン》

2ブロックで使えますPart1


3→5につながるマナ加速で1ドローがとてもありがたい。早期にシールドを割ってくる相手だと後攻がかなり厳しいと感じています。良くも悪くも3コストのマナ加速呪文

・《竹馬の超人/テイクバック・チャージャー》

相手のマナも増やしてしまう可能性は否めない


前述のリストには書いてなかったが下面は【ゼニス】系の《タブラサ・チャンタラム》、【マジック】の《ボン・キゴマイム》、【ジャイアント】の《同期の妖精》などを処理しつつ次のアクションに繋げられる。チャージャー部分も種族「ジャイアント・スキル」を持つ為《シネラリア》で軽減できる。

メタカード

ガビガビでごめん

・《運命!ベリアvs.キャディ》

キャディの部分だけ欲しいよ


相手ターン中に12000になる『ガードマン』持ちでターンを問わずに相手がエレメントを踏み倒すたび1マナ加速する。
メタカードでありつつ成長プランにおける初動になりうるのがこのカードの魅力で、『ガードマン』で同系のマッハファイターを大きく咎めることができます。

・《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》

漫画版がカワイイ


【マジック】には一切クリーチャー側の能力が刺さらないが、マッハファイターから守ることが出来れば【ジャイアント】の展開を大きく阻害することが可能で【赤緑ゼニス】の《グレイテスト・グレート》の踏み倒しも許しません。最低限3ターン目のマナ加速としての運用も可能です。
他のメタカードと大きくて差別化できるのは《♪必殺でつわものどもが夢の跡》と《シャイニングロード・マンティス》と組み合わせて無限にETを獲得することが可能になることです。(事前準備が難しい為、ここまでやらなくても大体勝ってる場面が多い)

・《デスマッチ・ビートル》

2ブロックで使えますPart2


このクリーチャーは相手が踏み倒したクリーチャーを盤面に残さないのが非常に強力で13000というパワーラインで《銀河竜》を安着させない状況を作り出せるのがとても優秀だと感じました。今回紹介したメタカードの中では最も【マジック】対面に主張ができるのもポイントが高いです。

フィニッシャー

ガバガバで本当にすみません

・《der'Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡》

ハイクをよめ

ET獲得しつつ山札切れによる敗北を消せるカードです。【ジャイアント】は《超重力》による『終極宣言』で山札をたくさん削るため、このカードでETをとることにおいては【ターボマジック】並みに容易です。ただ、マナゾーンに落ちてしまうと一度ターンを渡して《シャイニングロード・マンティス》の効果で拾ったりしなければならないのでこのカードを入れるなら後述する《九番龍 ジゴクバンカー Par459》は必ずと言っていいほど入れたいカードだと思っています。

・《Kl’avia Tune》

米津がモデルらしい?

なんやねんコイツ…と思った人もいることでしょう。現実的に【ジャイアント】が採用できるカラーかつ『ジャストダイバー』を持つクリーチャーを止めることができる『ブロッカー』を持つ大型獣です。
同系の『マッハファイター』はしんどいので注意してください。優先順位は低めだと思いますが、選択肢の一つとして覚えていても良いかも?

・《超球の超人/父なるタッチダウン》

呪文もジャイアント

ジャイアント・スキルテキストを要約するとクリーチャーの方は■バトルに勝った時シールドを1枚焼却(マナ送り)■相手は5以下の呪文を使えない(フィールドを貼ったりもできない)呪文側は大体《大地門ライフ・ゲート》です。呪文側は相手の盤面を崩しつつ、5コスト帯のクリーチャーを出すなどかなり上手に切り返しをすることが可能です。クリーチャー側は受け系のデッキの《理想と平和の決断》、《♪なぜ離れ どこへ行くのか きみは今》や【マジック】のほぼ全ての呪文、【ジャイアント】の《ド浮き》をシャットアウトしつつ《偽りの名 ドルーシ》などで埋められたシールドをブレイクせずに対処することが可能な1枚です。現環境だと輝ける場面が多いのでなるべく入れたいカードだと考えています。

・《範丸の超人》

パワーがデカい


このカードは実質『スピードアタッカー』かつマッハファイターで処理しきれなくなった盤面を処理しきれなかったときに《チアスカーレット》の『メクレイド』や《軌跡の大地》で使います。ゼニス対面のベートーベンに対する回答になるようという側面もありますが《「奇妙」の頂天 クリス=ゼブブ》が入ってることが多いため、油断は禁物です。
また、効果処理について最近よくある質問に追加されましたが、バトル効果は自分のクリーチャーの数必ず行うかバトルを行わないかしか選べません。
バトル→シールドをブレイクもバトル1回毎に行うことは出来ません。

・《九番龍 ジゴクバンカー Par459》

ビッグマナの潤滑油


上記4種と同じ枠で入れましたが、だいたい《つわもの》と同時に入れることが多くなるかと思います。《チアスカーレット》の召喚効果でマナから出すことで「ジャイアント」持たないカードもシームレスに使うことが可能となります。

2ブロック開催情報(東京近辺)

基本はDMPランキングの『開催日程』からフォーマットの2ブロックを選択して調べるのが最も良いと思いますが、東京近辺で開催しているCSのTwitter(現X)アカウントを紹介します。(無許可なので任意のタイミングでこの章は消えます)
事前表明を登録のうえ、《同期の妖精》をゲットしましょう👍

・やわたCS(https://x.com/dmyawatacs?s=21)

関東の2ブロックといえば!なCSで開催頻度は月に1回で毎回、参加賞として主催兼ジャッジな人からお土産のお菓子を貰えます。
先月は等倍で開催され、今月も既に定員を超えていて最もアツイ2ブロックCSです。
また、2ブロックCSの開催情報もポストして頂いているので必見です🫵
https://x.com/dmyawatacs/status/1851559325065752832?s=46(今月の開催情報のポスト)

・POWERCS(https://x.com/powercsunei?s=21)

やわたCSの隣駅(下総中山)で開催しているCSで11月から他のCSからハシゴしやすい時間帯に変更されているます。ぜひ行きましょう🫵

相模大野CS(https://x.com/bookoff_oono?s=21)

神奈川県で開催されるCSで先月開催だとあまり2ブロックCSに参加してない人も数多く参加されてたのでこのCSから始めてみるのも良いかも?
ぜひ行きましょう🫵

終わりに

いかがでしたでしょうか?読んでくれた人の2ブロックライフの一助になっていることを祈ります。
また、ジャイアントに詳しい方は抜けている視点等あれば教えてくださると幸いです。

special thanks:fana(https://x.com/invalidknife?s=21)さん







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