【🍡】まともじゃない読書感想文#02【同人】

2024年2月22日 10:30

はじめに

ブルアカ成年向け同人誌の感想文です。は？
テーマを絞ってさくっと書きます。
感想文ってことは当然内容に触れるんで一応ネタバレ注意
あとタイトルにまともじゃないって書いてあるんで何書いていても怒らないでください

#01もそうですが、読書感想文と言われればかなりその模範に近いですけど、題材がとんでもないので「まともじゃない」ってつけています（作品を貶しているわけではなく、Ecchichi Bookに対して堅い内容の感想文を書くか？っていう意味でまともじゃないという）

作品紹介？とまえがき

今回はこちら

淳素質朴をつらぬいて（HarmoNeaR, Sanctum Archive chapter.3, 2023/06/03）
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=1961133

ストーリー重視で進めよう的な感じで始めたのにキャラの強さを少なからず意識してしまうようになっちゃった……ゲーマーの哀れな性質です
それでいうとジュンコは5コスに見合う破壊力なのがイイネ。ただ愛用品もカタログスペックは強いけど活かせる場所が拠点防衛くらいなのが……

感想

悔恨、代償と快楽

僕達は忘れがち……というか深く意識することですらないかもしれませんが、人間が生物の一種であることは言うまでもない事実です。そして、生物の抱える大きなカルマには生殖欲求があります（僕の主観だけど大体皆も「せーよくは業」っていう認識はあるでしょ？）。
徹夜中の先生の抱えたその性的欲求、そこに訪れたジュンコに対して抱く本能的な襲撃欲求。前者の内包要因と、後者の外的要因とが順序立って発生したことで内容が始まります。
ブラックマーケットで手に入れた薬という手段によって、その欲求を達成するという目的は果たされ、◯眠アプリにも手を染めて欲求を解消していったわけですがそのシーンの狭間に存在する、眠りから覚めたジュンコと共に描かれる重い面持ちの先生。これは紛れもなく後悔を表現しているものと考えられます。しかし一方で、

催眠アプリなんて使ったら…

淳素質朴をつらぬいて

（引用しようと思ったら上で使った伏字の意味がなくなってしまいました……）
という、後悔じみた表情をすっとばすかのような、言わば「もう一度ジュンコを欲求解消の手段として使う」ことを意図している台詞。
これはまさに「本能と理性」を象徴しているシーンであるといえます。一人の人間の中に「ジュンコを『使って』快楽を得てしまいたい」と「絶対にやってはいけないことなのに……申し訳ない」という2つの矛盾が同居しているのです。しかも、これは何か決断を迫られている際の葛藤などではなく、もう実際に行為を行った後の心理です。この理性の方向に一方的に心理をシフトすることができないという現象は、人間だからこそ生まれている、と言えるでしょう。そういった矛盾した心理の片鱗というのが各所に描かれていることにかなり惹かれました。

睡眠薬・◯眠という手段

実は僕はこういった装置・道具物語を進める手段としてはあまり好きではありませんでした。なぜかというと「行動に至る心理的な過程が大事なのであって、これらはその過程を丸々すっとばしてしまうような物である」と考えているからです。
ですが、こういった道具を使う側の視点に立ってみると、全てがそうでもないように思えてきます。
道具を使うに至るまでには、キャラクターの中でも様々な心理的変化がある可能性もあります。それは征服欲かもしれませんし、勘違い、あるいは単なる犯罪的思考なのかもしれません。
先生も「先生」として生徒に手を出すなど、天地がひっくり返ってもしてはいけない、という形式的なルールを超えた心持ち（？）がバックボーンとして存在することが容易に想像することができます。しかし、それが壊れる瞬間。性的欲求の支配下にある人間の前にXV歳（ローマ数字）の少女が据えられたことで、その心持ちは脆くも崩れ去る……
こういった心理の流れを作り出すには、薬とか都合の良いアプリみたいなものは逆に「必要」になってくるのですね……

作画

エッッッッッッッッ
ジュンコ体ちっさ！！！！！足首ほっそ！！！！！でも太腿めっちゃ触り心地よさそ！！！！！！！！１！！！１！
こどもフェイスかわいいね……正気保てなくてヘロヘロになってるね……でも仕方ないよね……◯眠させられてるもんね……

まとめ

強い力に抗えないこどもとその力に狂わされる大人……
この作品のおかげでジュンコの魅力により一層気づけました