12の真実、北欧神話、タイムマネジメント

人生と執筆から学んだ12の真実
作家アン・ラモット
1、全ての真実はパラドックスである
2、ほとんどのものはしばらくコンセントを抜いておくとまた動くようになる。人間も含めて
3、永続的に助けてくれるものは自分をおいてはほぼ存在しない。移植臓器を持ってるのでもない限り
4、誰もがしくじり、破綻し、依存し、恐れている。とても落ち着いて見える人であっても。
5、75%カカオのチョコレートは食べ物なんかじゃない
6、書くこと
7、出版と創作上の一時的成功は克服すべき類のこと
8、家族
9、食べ物
10、神の寵愛は魂の潤滑油ないしは浮き袋
11、神とは単に良いものを意味する
12、死

オーディンといえばファイナルファンタジーをやっていた私にはお馴染みの名前だが、元ネタの北欧神話についてはよく知らなかったりする。
今回のテディクトではそのオーディンの息子、バルドルの話だった。
バルドルは主神オーディンと女王フリッグの息子。誰よりも優しく愛される存在だったが、最近見る夢に悩まされていた。
自分に死が迫っているという夢。
そこで女王フリッグが息子を守るために9つの世界を周り、あらゆるものにバルドルを傷つけないようにお願いをして回る。
女王の優美さに心打たれ、どんな動物も自然も喜んで約束した。しかし、ヤドリギだけは若すぎて契約が出来ていなかったという。

傷つかなくなったバルドルを祝い、神々はバルドルに色々なものを投げつけるという神々ならではのちょっとよくわからない酔狂なお戯れを催していた。
だが、バルドルの兄弟のヘズは盲目であったため仲間外れ。そのヘズをロキがたぶらかし、ミスティルテイン(ヤドリギ)を投げさせ、バルドルは命を落としてしまう。

これを嘆いた勇気の神ヘルモーズが冥界の女王ヘルを訪ね、バルドルを生き返らしてくれ、と。
ヘルは神々の悼みを知るために、あらゆるものがバルドルのために涙を流すならと約束する。

ヘルモーズがあらゆる動物や自然に会い、皆がバルドルのために涙を流しているのを苦々しく見たロキは一計を案じ、巨人に姿を変え、ヘルモーズと会い、バルドルへの嫌悪を示す。
ヘルモーズの嘆きを打ち消すロキの笑い声がバレて、ロキは鮭に変身し、滝へ逃げる。

そしてそこへ颯爽と現れるトールがロキを捕まえ、洞窟に毒蛇と一緒に縛られましたとさ。

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