「仕事ができる」ということは
「仕事ができる」というのはどういうことか。ビジネス書でも「仕事ができる人の考え方」みたいなタイトルの本がたくさん売られているが、最近は「概念を言語化できること」が重要だと思っている。
仕事をする上では、目的とその目的を達成するためのToDoを「はっきり」させる必要がある。
仕事の始まりは、目的とToDoが曖昧な状態であることが多いため、それらを「明確化」することが重要だ。
ここでいう「はっきり」とか「明確化」とは、「言葉にできるか」ということだ。考えが頭の中にある状態はまだ「明確化」されているとはいえない。パソコンや紙に言葉として書き出して、初めて明確化されたといえる。
そして、書き出したToDoは、「実行可能」であるレベルまで落とし込まれている必要がある。例えば「打ち合わせを調整する」というToDoは「Aさんに電話して、打ち合わせ日程を決める」、「打ち合わせ資料を作成する」などの項目に落とし込むことができる。
進捗の悪い仕事を振り返ってみると、行動できるレベルまでToDoを落とし込めていないことが多い。人間、何をやるか明確でないものには取りかかりたくないものだ。
もし今、進捗していない仕事があるなら、「何をすべきか」を整理してみるといい。