労基に相談して~退職するまで
有休を取得するために労基に行くまで
本当にないんですか?と尋ねると、社長は有休を消化した日を教えてくれました。
それは全て会社が休みで全員が出勤していない日。
そして有休消化したいと申請する書類も提出したこともなければ、事前にその日は有休で消化しますというお知らせしたことを聞いたこともありませんでした。
そんなわけない!
と思いながらもその場で話を終え、ハローワークに確認しました。
有休がすでに消化されていたということと、何も事前に聞かされていないことを説明すると、ハローワークでできることを調べますと仰られて、調べたいただいた結果は
労働基準監督署に相談することでした。
正直、あまりいいイメージではありませんし、できれば穏便に済ませたいと思い。
社長にもう一度有休は本当に存在しないのかを確認した後、労基に言いますと伝えて、わかったと返事を頂いたので相談しました。
労基の迅速な対応
労基の人は私の説明を聞いて、有休を取得できないのは確かにおかしい。話をしてから担当がつくことになるので、おそらく一週間ほどの間に伺うことになりますと言ってくださいました。
しかし、その日の午後に労基の方は来ました。
それからは職場は蜂の巣をつついたような騒ぎになり、私自身も動揺していました。
機会をみて社長と話をもう一度して、有休があったことを認めてもらって、調整して短くてもいいから有休を使いたいと進言したい。そうしたら労基に解決できたといえると思ったからです。
何しろ有休がないということを相談にいっただけなので、できること言っても口頭での調査ぐらいだろうと思っていたのです。
それからの出来事は人生の中で経験したことがないぐらい気持ちが悪くなるようなものでした。
今まで経験したことがないぐらいの悪口を周りから受けました。隣に立って、私に聞こえるように大きな声で「嘘つき、き○がい」などと言っていました。
名前こそ出していませんでしたが、私に言っているのだろうなということはよくわかりました。
腹の底が冷えていくような感覚を味わいながら、わたしはどうして落ち着いているのかを考えました。
私の事情を全て知らないのに推測だけでこんなことを言う人達の為に今までの我慢して頑張ったのかと呆れるような失望するような気持ちなんだなと理解しました。
私は嘘をついてないと思いました。こちらの事情なんて何も知らないくせにとも思いました。
しかし、この人たちにとっては私が労基を呼んだということが大事なのです。そもそも職場に不満もなく働いているのですから、その場をかき乱す私は異分子なのでしょう。
そのまま労基の人が帰った後に社長に呼び出され、もうこのまま辞めてもらっていいと言われたので、私は言いました。
「労基に言うと言いましたよね?」
社長は何も言わず、でていったので、誰にも挨拶もせずにさっさと辞めました。
後日退職届けの提出時に、お給料は頂きました。
そのときに退職時の書類に捺印をして職場をでた瞬間。