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一ヶ月~別部署の同僚と代わりの人の退職
一ヶ月後~
一ヶ月後も必死に覚えようと努力はしましたが、覚えられませんでした。初めての業務であることもありますが、他の人の身体を治療する仕事です。このくらいなのか?と医療器具を当てるのも難しく、その中で痛いと言われたこともあります。ライトの調整もあるのですが、自分ではこれであっていると思うことも違うと言われます。器具の名前、治療概要覚えることがいっぱいありました。
先輩たちからは努力はしていると言われてもそもそも、努力が足りないのだろうし、患者さんの前で怒られのは当たり前、音がでるほどお尻は叩かれるのも何もかも私が悪いのだと仕事をしていました。
でもそんな風に思い込むのも悪循環になるのか、作業に集中しすぎて指示を聞き逃したり、怪我をさせてしまうかもしれないと自分でも思い始めて、やはり無理だと判断しました。
今度は直接ではなく電話でこのまま辞めたい。仕事を続けるのは無理だと伝えました。
電話で辞職を伝える。
今のまま仕事を続けられない。このまま仕事を辞めたいと言うと、どうしてもでてきてほしいと言われました。軽作業だけでもいいから、代わりの人が見つかるまでどうしても続けてほしいと言われたので、それを了承しました。
しかし、代わりの人はいつまで経ってもきませんでした。
同期入社の同僚が辞める
その間に同期入社した同僚が辞めることが決まりました。この方は私と違う部署であり、比較的代わりが見つかる部署でした。
そもそも、私は面接の時にその部署を志望したのですが、その部署は人が足りているから入れないと言われたのです。代わりに入った部署は初めての経験でも丁寧に指導するからと、言われて入社したのでした。
もしかしたら、そのときにその部署に入りたいと言ったら入れたかもしれません。けれどその人も年金も保険も未加入だと言う話を聞いていたので、とても入りたいとは思えませんでした。
それにその時はきっと代わりの人が来て、私も辞めることが出来るからと思っていたからです。
代わりの人が入社して、その人が引き継ぎ作業をしている最中、雇用保険に私と同僚が加入していないことが発覚しました。
その時で入社して5ヶ月は経過していたと思います。
その事実にすら、あー、そうだろうなと言う感想しか浮かびませんでした。
その日のうちに、遡って保険を支払ってなんとかなりましたが、代わりの人には危機感を感じさせたと思います。
その方は健康保険の加入もしてくれない、労働基準も定まっていない会社の実情を見てすぐに退職を決めました。
その方は私にも周りにもこの会社はおかしいと言っていたのですが、同部署の人はこの業界はこんなものだといっていました。
有休も存在せず、健康保険も年金も入れてくれない。それが当たり前なのだというのならばハローワークで見た条件はいったいなんだったのでしょうか?これが当たり前の業界だというのは絶対おかしいと思いましたが、周りのみんなはそれが当たり前と頷いていたので何も言えませんでした。
代わりの人は、私の健康保険のことも心配してくれていたのですが、私はこのまま続ける気がなかったので、大丈夫ですといいました。
きっともうすぐ辞めることが出来ると、根拠なく思っていたからです。
引き継ぎの人がすぐ入社してきて、その人は私にもすぐ辞めた方がいいよと言いながら辞めていかれました。