四葉アリス=キュアロゼッタ 『ドキドキ!プリキュア』
全員優秀、相田マナの義侠に引っ張られ、ヒロイズム全開なプリキュアを打ち出した『ドキドキ!プリキュア』。
四葉ありす=キュアロゼッタは、その極限ともいえるではないだろうか?
登場時から「力とは何ぞや?」の問題を抱えていて、その自制のために当初はプリキュアになることを躊躇ったりと、ブルース・リー先生かと見紛えてしまいそうなくらい(?)なキャラ設定。
ブルース・リー先生も、比較的、恵まれた境遇に生まれており、様々な学問・武術・芸能に触れ得る機会もあって、才能を開花させることができた、ともいえる。
境遇と才能を授かった者らが表現したことは、「義とは何ぞや?」「力とは何ぞや?」「義のために力を振るうことは正しいのか?」。
”優等生” となり得た者の責任として、常に ”正しさとは?” と向き合っていく義務が伴うともいえるか。
絶対的な価値観を押し付けない、シリーズを通して描かれていたことの一つが、よりヒロイズムも増して現れたのが、四葉ありす=キュアロゼッタおよびそのストーリーラインなのではないだろうか。