南野奏=キュアリズム 『スイートプリキュア♪』
成績優秀でお菓子作りが得意、真面目で頑固、主人公の北条響とは度々ぶつかりあうほどの親友。’90年代アニメの月野うさぎ・火野レイを彷彿させるといえるかもしれない。
『スイプリ』では、セイレーン(黒川エレン=キュアビート)とハミィ、響と奏と、2組の ”ふたり” が描かれる。前者は仲違いをした正反対の ”ふたり” が仲を回復していくストーリーになっている。後者は、スポーツ万能・学芸優秀と特技の面での対称性はあるが、性格的には両方とも口やかましく、冒頭から喧嘩が絶えない ”ふたり” が何をきっかけに協力しあうか、といった描き方になっている、といえるか。
響・奏の ”喧嘩するほどの仲の良さ” が、カラっとした痛快さをより醸していて、「ここで決めなきゃ、女がすたる!」の響の時代劇感ある決め台詞もより際立ってくる。
よそよそしい所から徐々に距離を詰めていくパターンが多い、プリキュアシリーズにおいて、珍しいコンビであるといえるかもしれない。