秋元こまち=キュアミント 『Yes!プリキュア5』『Yes!プリキュア5GoGo!』

文筆家キャラは、ヒーロー・ヒロイン含めてあまり多くはない。
プリキュアでも、以降は『トロプリ』のみのりくらい(拡大解釈すれば『スマイル』の児童文学好きのみゆき、漫画家志望のやよい、『デパプリ』でグルメブログを挙げてるらんもいる)。
知的好奇心にあふれ、また多様な価値観への気づきを言語化する役割を担っている印象がある。

こまちは、水無月かれん=キュアアクアの親友・相方のポジションでもある。
かれんは、クール・文武両道・生徒会長・学校の ”華”・家が裕福といった、後の多くの青キュアに引き継がれるフォーマットを確立したキャラクター。『セーラームーン』でいえば、原作の火野レイ(?)ともすると、孤高のヒロイン像、孤独・孤立に伴う苦悩などが描かれていてもおかしくはない。
そうはならなかったのは、こまちという、文系的な知性を持ったキャラクターがいればこそ。

『5』での多人数化、キャラクターの多彩化において、こまちのような価値観を認められるキャラクターが置かれたことによって、かれんのようなキャラも、活き活きとしつつも孤立はしない、そんなチームの描き方が以降のシリーズにも可能になったことを、決定づけたといえるかもしれない。

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