北条響=キュアメロディ 『スイートプリキュア♪』

「ここで決めなきゃ、女がすたる!」
相田マナの布石たる、義侠心あふれるプリキュア。
運動能力特化で、のちのゆい・ソラと、近年のヒロイズム偏向キュアに連なっているともいえる。

『スイプリ』はシリーズで初めて、終盤で町の人々への深刻な被害が描かれている(以前は、別時間軸・異世界での戦いのため、人々は認識していない、もしくは直接の被害はない)。
かつてない試練にも毅然と立ち続ける、歴代でも屈指の雄々しさを誇る。
ヒロイズム偏向への布石は2011年に確立していた、ともいえるのかもしれない。

『5』の夏木りん以降のスポーツ万能キャラは、特定の運動部には所属せず、助っ人として試合に出るということがフォーマットになる。
響以降からは、女子野球部の描写が定番化する。
『SS』で咲がソフトボール部で活躍する前後、日本女子ソフトボールが、国際戦でアメリカと抜きつ抜かれつの優勝争いをしており、テレビでもよく扱われている。
日本女子野球も2004年から国際戦が2年おきに開催されており、2008年以降は不動の王者として君臨し続けている。しかし、なぜか取り上げられない。
それでもプリキュアは、応援し続けている。

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