プリキュアを語るためには、どこから語ればいいのか―『魔法つかいプリキュア!』―魔法×アクション、何でもありへの急旋回
16年『魔法つかいプリキュア!』
プリキュアシリーズもジャッキー映画ごとく、”カンフー×○○” のように、
(例:カンフー×インディージョーンズ=『サンダーアーム』など)
いかにアクションとジャンルを掛け合わせるかに、構成の基準が置かれている、と思っている。
そして『まほプリ』において、ついに「魔法」を開き直る。
魔法少女ものとして括られがちでありながら、あまり「魔法」という定義づけをしてこなかったシリーズにおいて、タイトルに明示するという……。
とはいっても、昭和的な根性論・努力論の姿勢は変わらず貫かれていてる。
ハリポタ×プリキュア、どれみ×プリキュア、と観ることもできるけども、主眼はやっぱりアクション。
魔法の杖や魔法陣を三角飛びの支点にして立体アクションを繰り広げるなど、バリエーションを多様にしている。
能力の理由を「魔法」とぶっちゃけて、原点のバディものとして再構成したかのような?
21話「STOP!闇の魔法!プリキュアVSドクロクシー!」
魔法と打撃のヒットアンドアウェイ。
仮面ライダーウィザードばり!
『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』
モフルンも全開アクション!
49話「さよなら…魔法つかい!奇跡の魔法よ、もう一度!」
最後もきっちり打撃戦やってからの合体技。
その後もきちんと描かれて、これ以上ないような気もするけど、続編あるのか。ワクワクもんだ!