有栖川ひまり=キュアカスタード 『キラキラ☆プリキュアアラモード
好きな話になると饒舌になるが、興味ない話には乗れない、ついてけない。
ゆえに、クラスでのコミュニケーションに合わせることができず、ポツンとしてしまう。
一人でポツンとしている描写があったキャラとしては、『5』のうらら、『はぐプリ』のほまれ、『トロプリ』のみのり・あすか、『デパプリ』のここね、『わんぷり』のまゆ、が挙げられる。
芸能活動の忙しさや、部活での悩み、黙々としている性格であるなど、いずれも何らかの事由からの孤立だったりする。
ひまりの場合、好きなことは自分からでも話していたが、他の話題についていくことができなかったことから孤立していった、経験をきっかけとした理由である所が、他のキャラとの違いか。
そんなコミュニケーションの不器用さも含めて肯定してくれる、主人公・宇佐美いちか=キュアホイップのような、コミュ力特化キャラが、まだ成立しえた2017年。
翌年では主人公がクラスでのコミュニケーションの失敗を経験することになり、それ以降の主人公は、コミュ力+運動もしくは学才といった、コミュ力全振りのキャラがいなくなってくる(独断と偏見解釈)。
学校でのコミュニケーションが難しくなっている雰囲気が、プリキュアシリーズにも明確に反映されるようになり、その先鞭となったキャラクターがひまりだったのではないか、と思ってしまっている。
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