水無月かれん=キュアアクア 『Yes!プリキュア5』『Yes!プリキュア5GoGo』

文武両道・生徒会長・学校の ”華”・家が裕福……。青キュアフォーマットを確立したキャラクター。
才能・環境とも恵まれている、そうそう体験し得ない状況下にあるゆえ、ある種の重責・孤独を抱えやすいキャラクターでもあるといえ、シリーズ各作での優等生キャラの葛藤、また『ひろプリ』のソラの ”英雄宣言” に伴う自己重責にもつながっているといえる。

弱音・本音を押し隠し、責任を全うしようとする姿勢が災いし、”自分の意志” が条件となるプリキュアへの変身に後れを取ってしまうという点は、従来のヒーロー・ヒロイン作品への皮肉とも受け取れてしまう。抱え込むことが ”かっこいい” と思っていたことへの、明確なアンチ・差別化を確立したといえる。

『セーラームーン』に回帰したように観える『5』は、かれんのストーリーラインを通して、明確に’90年代ヒロイン及びそれ以前からのヒーローに対する決別宣言でもあった、なんてことを思ってしまう。

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