既存の洗面台を活かして洗面所をセルフリフォームした
気がつけば築10数年の我が家。一般的に内装が痛み始める時期だそうで、洗面水栓のシャワーホースからポタポタと水漏れしていました。部品を交換すれば修理できそうでしたが、愛着のない水栓を修理して使うよりも好みのものを購入して交換することに。
そんなきっかけで始めた洗面所のセルフリフォームが一通り完了したので記事にまとめました。
リフォーム前の状態
ユニット洗面化粧台と洗濯機上のランドリーラック、その間に隙間収納を置いた組み合わせでした。なるべく隠して収納していましたが、統一されていないせいで生活感が出ていますね。
水栓を交換する
今回のセルフリフォームのきっかけとなった水栓で、お手頃価格なのにシャワーホースも付いています。洗面台への固定は手で軽く締めた後にドライバーで締めるだけなので特別な工具は不要でした。(むしろ既存の水栓を外す方が大変)
もともと2つ穴だったところにシングル水栓にしたので、もう1つの余った穴は化粧フタで塞いでいます。付属の蝶ナットは手締めだと水が漏れるのでレンチを使ってきつく締めました。今後また漏れるようなら通常のナットに変えてスパナで締める予定です。
ミラーキャビネットを作る
もともと付いていた三面鏡のミラーがまだ使えたので、ミラーのサイズに合わせた棚を1×4材で作って組み合わせました。ベゼルレスのミラーキャビネットには及びませんが、正面からはミラーしか見えないので随分とスッキリしました。
ビスは目立たないように上下からだけにし、棚板はダボで止めてあります。写真には写っていませんが裏面にシナベニヤを貼り付けて壁に固定しておきました。
自作する前に検討していたのはサンワカンパニーのステムズミラーボックス。お手頃価格でちょうどいいサイズなので、DIY途中でミラーが割れたりしたらコレを買ってたと思います。
照明の取り付け
自作したミラーキャビネットには照明が付いていないので別で取り付けました。購入したものが直付けタイプの照明だったのでコンセントプラグを取り付けて、ミラーキャビネット背面にあったコンセントから電源を取っています。
人が居るときだけ点いてくれればいいので、スイッチは付けずに人感センサー付きの電球にしてみました。電気工事をせずに済んだのと、必要なタイミングで点灯して勝手に消えてくれるので気に入ってます。
収納棚と収納ケース
収納棚は棚受けレールとパイン集成材で作りました。KEYUCAの収納ケースがちょうど収まるように900×300×20mmの棚板を200mm間隔に配置して、棚受けレールが目立たないようにしました。置きたい物のサイズに合わせて作れるのがDIYのいいところですね。
湿気がこもる場所なので、いつものワトコオイルのあとにワトコワックスで仕上げました。今のところいい感じに水を弾いてくれています。
洗面台にカウンターを付ける
洗面台は既存のままで手を加えない予定でしたが、収納棚のテイストと合わせるためにカウンターを付けました。ちょっとした小物の置き場としつつ、下は洗濯カゴを入れるスペースにしてあります。
テーブルの上に洗面器を乗せたベッセル型の洗面器に憧れていたので、それっぽく作ってみましたが、実際は手前と右側に板を付けているだけです。
こちらはサーモウッド(水蒸気による高熱乾燥処理で耐朽性を高めた木材)の板材を連結して、ワトコワックスで仕上げています。
ディアウォールでタオル掛けを作る
ぬれたタオルとバスマットを掛ける場所はディアウォールで作りました。廃材の金属パイプにアイアンペイントで塗装し、2x4材の柱に差し込んでいます。
小物を引っ掛けられるようにセリアで買ったフックを取り付けてあります。
壁紙を貼り替える
壁紙の汚れが気になっていたのと、元のミラーキャビネットのネジ穴が目立っていたので壁紙を貼り替えました。
洗面所すべての壁紙を変えるのは手間だったので、1面だけ違う色に貼り替えて手を抜きつつオシャレに見えるようにしました。
せっかく貼り替えるのなら綺麗に仕上げたいので、壁補修用のパテを使ってネジ穴や凹凸を埋めてあります。
おわりに
手間を掛けた甲斐もあって、今までなんとも思ってなかった洗面所がお気に入りの場所になりました。
気になる材料費は総額5万円ぐらいで、ユニット洗面化粧台を買い換えるのと同じぐらいの値段で済みました。ミラーキャビネットを自作したおかげで安く抑えられてよかったです。
使いやすくなって快適だと家族にも評判です。