使い勝手はそのままで!とても寒い冬の玄関をDIYで改善した
冬の玄関は寒い。そういうものだと思い込んでいましたが、高断熱の住宅だと断熱仕様の玄関ドアを採用しているので寒さが和らぐようです。我が家は断熱材なしの玄関ドアだったので、DIYで対策した結果それなりに改善できたのでまとめました。
なぜ玄関が寒いのか
玄関には断熱されていない箇所が複数あり、屋外の冷気が入ってきやすいのが原因です。我が家の主な原因箇所は以下のとおり。
これらの問題を改善するべくDIYで頑張りました。ルールとしては、「寒さ対策のためとはいえ見た目がカッコ悪くなるのはNG。使い勝手も今まで通り。」としました。
土間の断熱
断熱材といえば水色の「スタイロフォーム」をイメージしていましたが、「ザ・スリム」という商品があることを最近知りました。名前の通り薄くて、断熱性能にも優れており付加断熱によく使われるようです。うちの近所ではカインズだけ取り扱いがありました。
厚さ4mmのザ・スリムをカッターでカットして敷きつめ、繋ぎ目は気密テープで止めておきます。
断熱性ではこれだけで十分かもですが、見た目が残念なので上にタイルカーペットを敷きます。裏面からカッターで少しずつ切り込みを入れれば自在にカットできたので、ピッタリのサイズに敷き詰めました。
玄関ドアの断熱
我が家の玄関ドアは断熱材なしのアルミドア。とっても暖かい地域にお住まいの方におすすめだそうです😇
こちらも土間と同様に4mmのザ・スリムを採用して両面テープで貼り付けました。ドアノブ付近は複雑でカットが大変だったので手順を載せておきます。(原状回復するなら両面テープははがしやすいタイプがおすすめ)
こちらも見た目が残念なので、ザ・スリムの断面が見えないように気密テープで隠した上にデコレーションシートを貼り付けました。
ドアの採光窓を断熱
採光を生かしたまま断熱するために、4mmの中空ポリカをカットして2枚はめ込みました。空気層が3つになったので効果は抜群です。
余ったザ・スリムの活用
ここまで対応して赤外線カメラで見てみると、土間と玄関ドアは改善されたものの、ドア枠部分がまだ冷えていました。ちょうどザ・スリムが細長く余っていたので貼り付けました。
玄関スペースの窓を断熱
玄関にある小窓にはDIYで内窓を付けていましたが、一番最初に作ったものということもあり隙間だらけだったので木枠で作り直しておきました。
内窓の作り方はこちらをどうぞ。
かかった費用
内窓を除いた材料費の合計は1万円ぐらいでした。
肝心の断熱効果は?
外気5℃の状況でリビングのエアコンを23℃設定にしたところ、ドアを隔てた玄関は16℃でした。空調無しなので暖かいとまでは行きませんが、リビングとの温度差が小さくなり寒さが和らぎました。
断熱対策による表面温度の差は以下の通り。
断熱ドアへのリフォーム相場が30〜40万円なので、築年数が浅くリフォームするにはまだ早いという方は試してみてはいかがでしょうか。
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