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Q:【特別養子縁組の家庭訪問】って何なの?→A:要は初デートです。

今日は。
実子の長男と、養子の次男を育てています母です。

以前から頂く質問で、
【特別養子縁組の養親審査の、家庭訪問って何するの…?】
と聞いて頂くことがとっても多いです。

特別養子縁組の養親審査では、
家庭訪問という項目があり
たしかに私もドキドキしたなぁ…と
質問読ませて頂きながら
思い出してました。


まず
団体さん毎に違うのと、
団体さんとの約束もあるので、
家庭訪問の具体的な中身をお伝えすることはできないです。
すみません。



なんですけど

結論から言うと

「 身構える必要は全くない 」

というのと

「 準備するものは1つ 」

です。


家庭訪問が気になりすぎて
夜も眠れない…!という方のために
(いないか…)
なんだ、そんな感じか
と少しでも気が楽になってもらえたらな〜と思い
書いています。



・



まず、家庭訪問が緊張する理由。

それは
「審査」「面接」
の言葉から、どうしても

【 自分たちが試されてる 】

と思ってしまうからだと思います。


だけど、養親になるのに
特別な資格や技能が必要なわけでも無いし、
団体さんが、養親さんを「評価」するわけでも
ありません。


つまり、これは団体さんが
「 親にふさわしいか見る 」
というものではなく、

「 自分たちの団体と相性が良いか知る 」

ためのものだと
私は理解しています。


お互い、何となくビジョンが近そうで
相性が良さそうだから
お話してもっと相手を知りたいな…

というもの。


要は、初デートです。
(逆に緊張したらすみません笑)


そもそもお互い良さそうと思っているから
初デート(=家庭訪問)が
設定されるわけなので、
まずは安心してもらえたらなぁと思うのと


もうひとつ、
伝えたいのは

家庭訪問は
「一方的」ではなく
「対話」だということ。


【 自分達も団体さんのことをよく知れる 】

大切な機会なので、
ぜひ疑問をぶつけてもらうと
良いんじゃないかなぁと思っています。


・


私も、複数団体さんを検討中の時から
特にポリシーについての疑問は
直球で聞きました。

「里親ではなく特別養子縁組専門なのはなぜ?」
「(実子がいる家庭が登録NGなのは)何を懸念している?」
「このルールは誰のためか?」
etc...


質問すると理解が深まりますし、
たとえ回答に100%納得いかなかったとしても
自分の共感ポイントを絞ることができ、
団体さんへの信頼感をもつことが出来ました。


私は、仕事で普段
採用の最終面接官もしているんですが…

「面接では相性良いと思ったのに、入社したら実際違った…」
という悲しいことが
社員にも会社にも起こらないようにするには、
お互いよく知ることだ!
と信じていて、
実際に、そうなっていると思います。


もちろん人間なので100%は無いですけど、

事前に

「ここは共感できる。ここは共感できない。
でも共感できなくても重要な部分では無い。」

が分かっていると、
ギャップが少なく、信頼感がゆるぎにくい
ということだと思います。



・


さてそして、
家庭訪問に向けて
準備するものですが

私は
「自分の考えを言葉で話せるようにすること」
だと思います。


例えば
「どうして養子の子を育てたいのか?」
これは絶対、団体さんは知りたいはずです。


どういう教育をしていきたいかとか、
そういうのもあるかもですけど、
正直、子育てに正解はありませんし

私は、子どもと暮らして初めて
だんだん親にしてもらっているなぁ…
と感じるので、
団体さんに「親にふさわしいか」
なんて測ることは出来ないと思います。


相性を見るには
考えを知ることなので、

今考えていることを、
自信を持って、伝えてもらったら
良いんじゃないかなぁと思います。



ちょっと雑かもですけど…

初デートで、本当はトマトが大嫌いなのに
相手によく見せようと
トマト大好きだと言ってしまったら、
2回目のデートで相手が
トマトの美味しいトマトカフェに
連れていってくれたりして…
えーあの時好きって言ったのは何だったの?となったりして…
お互いこんなにつらいことはありません。


なので、

言いたいことは

どうぞ、自分の中身と
その団体さんを選んだ
自分の感性を信じて

自分を沢山知ってもらって
相手も沢山知る

そんな家庭訪問の機会に
してもらえたら、結局は
一番近道なんじゃないかな…と、
いち経験者として書かせて頂きました!


団体さんとは長いお付き合いになるし
やっぱり、心強い存在です。

相性の良い団体さんと出会えますように。


#特別養子縁組 
#多様性

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