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⑨母と2人きりの生活
どこかの記事にも書いたけれど、私は極度のショックから来る、記憶そつ失と診断されている。
自分でも思う。
幼少期のその殆どを、覚えてないから…
何が当たってるとか、合ってるとか、間違ってるとか、違うとか、は今となってはどうでも良いことだし、父も母も逝ってしまって確認のしようがないし、朧気な記憶の断片を取りながら記していく…
父と母、私もだけど住んでいたコーポから父が出ていく事になり、母と父が結婚した時かその前か不明だが、母が引越ししなかった(出なかった)のは、ああちゃんが階違いで便利だったのだろう。
その部屋で、母と私の2人きりの生活が始まった。
うっすらとしか覚えてないが、ひとりで近所をウロウロして探索をしていた。
当時はコンビニが無くて、近しい店舗はあった。
そんなスーパーみたいな、コンビニみたいなところで食料を買いに行ったり、誰も居ないガソリンスタンドへ行ったり、誰も居ない公園に行ったり、そんな程度だがちょろちょろとうろついていた記憶がある。
なぜガソリンスタンドだったのだろう?
ガソリンスタンドの定員さんとかが親切だったのかなぁ?
分からないけど、ガソリンスタンドは覚えてる。
幼稚園に行かなくなって(行けなくなって)しまったし家では母が寝てるだけだったからだと思う。
母は父と離婚後に間もなく水商売(ホステス)をやり出した。
当時は女手1人で子供を育てるのは酷な時代だった。
だから良いという事では無いが、3才の子供を寝たからと1人にしてまで、やらなきゃ生きられなかったのだろうか?
水商売というか、夜帯は昼夜逆転生活になってしまう。
夜中に酔って帰って、朝の6時、7時など起きられないのは分かる。
分かるけど、職業の選択ミスでしかない!
当時は離婚後の子供を抱えた女が就職など出来る時代ではなかったのも少し分かる。
水商売を否定してる訳ではないが、その環境下でホステス選ぶか?
マジで理解不能の母だけに、日々、頭は混乱していた。
ずっとずっと。
私は、今でもロングスリーパーなので、一度寝たら12時間は起きない。
アラームをかければ別だけど…。
それに託けて飲み歩いていたのだろう。
母は帰って来て、私が寝てるから何でもなかったと、大丈夫だと、幾度も思ったのだろう。
その内、朝帰りだの帰って来ない日などに発展して行くのだが…。
起きて母が居ない。
寝る時に母が居ない。
お腹空いた時の食事はお菓子。
起こしても起きない母。
幼稚園も行けず1人で公園。
そんな、私の暮らしぶりだった。
ご近所からよく思われて無い母。
可哀想の先入観から私を見る人々。
下町だから、仕方ない。
けど、私は人や大人、近所の方々に悪くされた覚えは持っていない。
むしろ同情をさそい?かは分からないけれど、お菓子を貰っていたり、声を掛けてくれる人は多かった。
そんな感じのライフスタイルだった私は、栄養失調になっていくのでした…
父の実家の本所のおじいちゃん、おばあちゃん。
母の実家の草加のおじいちゃん、おばあちゃんには定期的に会っていた。
会いに行かされていた。の方が正しい表現だと思う。
契約していたのかもしれない。
月に何度会わせる的な。
どちらの、おじいちゃん、おばあちゃんの所に行ったその時は、本やちょっとしたおもちゃ、お洋服など買ってくれて、今で言うファミレスみたいなところで、お食事したりさせて貰っていたのは朧気に記憶している。
けれど、買って行ったおもちゃは、すぐ捨てられてしまうのと、買ってくれたお洋服は着せて貰えなかった。
おもちゃは、片付けない!とかに託けられ、捨てられた。
お洋服は、サイズが合わないとか似合わないとかで、着せて貰えなかったのも朧気に覚えてる。
母は相当、おじいちゃん、おばあちゃんのことが嫌いだったんだろうけど、私としては納得行かない気持ちだった。
おじいちゃん、おばあちゃんにも悪い気がしたというか、そんな感覚を覚えたのを記憶している。
なんか言えば、怒られる。
てか嫌味言われるし、最低な烈明な環境下で3才から小学校低学年位までの期間を過ごした。
私は、一人で遊んで?
うろついていただけだけど、孤独だったんだろうなぁ…
自分が自分に可哀想だったね。
と言ってあげたくなってきてしまう。
その小学校入るまでの期間に母が、更におかしくなるのです。
おかしくと言う言葉だけでは収まらない位に、なってしまうのです。
本当の寂しさや、やるせなさが起こるのは母がおかしくなってから始まる。
ので、上記にしるした事などほんの序奏でしかなく、私の更なる孤独への道が加速して行きます。
そこからの、そんな話は次回からにしたい。
乞うご期待!