【徐脈?】とにかく12誘導心電図【頻脈?】
モニター「ピコピコ(脈拍45回)」
新人看護師「あれ?!今まで70回ほどあった脈拍が45回?!?すぐに報告しなきゃ!!!!」
新人看護師「もしもし!!!先生の患者さんの〇〇さんですが、元々70回ほどあった脈拍が45回ぐらいまで落ちています!!!!」
主治医「・・・で?」
新人看護師「・・・で?!?!」
あるあるすぎて胸が痛くなった新人看護師の皆様に捧げる褒められ報告術シリーズ第2弾!
今回は「脈拍編」!
辛く厳しい看護学生時代を過ごされた皆様なら徐脈頻脈の定義はもちろんお分かりだと思うので説明は省きます。
ここでは先輩看護師やドクターに「で?」と言われないための報告術を伝授しますね!
モニター「ピコピコ(徐脈or頻脈)」
徐脈でも頻脈でもまずは血圧計を持って患者さんの元に向かいましょう。
①患者さんの意識レベルが低下している場合
→スタッフコールを押して呼びかけながら血圧を測る。その場は離れない!
②胸痛、動悸や気分不良の症状がある
→すぐに血圧測定し数値と症状をドクターに報告。12誘導心電図をとろう!
良い報告例「〇〇さんですが、数分前から脈拍が140回で胸痛を訴えています。血圧低下はありません。今から12誘導をとります。診察お願いできますか?」
③血圧低下がある
→自覚症状に関わらず血圧低下がある場合もすぐにドクターに報告し、12誘導心電図をとりましょう。
良い報告例「〇〇さんですが、数分前から脈拍が40回前後で血圧も70台まで低下しています。自覚症状はないとの事ですが一度診察お願いします。今から12誘導をとります。」
④血圧は普段通り、自覚症状もなし
この場面も焦る必要はありませんが、必ず12誘導をとりましょう。
良い報告例「〇〇さんですが、数分前から脈拍が140回を超えています。その他バイタルは変わりなく自覚症状もありません。12誘導を取ったので見に来てほしいです。」
お分かりいただけたでしょうか?
脈拍数に異常がある場合はとにかく12誘導心電図です。
脈拍数に異常がなくても胸痛や絞扼感など胸に違和感がある場合は12誘導!
新人看護師のうちはこれだけできれば、かなり褒められます。
心電図は読めなくても全く問題ありませんが、12誘導を正しく取れないのは大問題!
同期同士で実際に練習し合うなど、12誘導の取り方は必ずマスターしておきましょう。