【とりまキンキンに】体温37.6度【クーリング?!】
新人看護師「体温が37.6度。先生の指示は38度以上で解熱剤投与なのでクーリングします。」
先輩看護師「りょ。」
今回は珍しく怒られませんでしたね!
しかし、
たかがクーリング、されどクーリング
実はかなり奥が深いのです。
前回の記事(発熱とは?)→https://note.com/black_nurse_/n/n5eadfa1877ad
今回はクーリングのポイントについて説明しますね。
発熱時に解熱を目的としてクーリングをする看護師さん、結構いらっしゃいます。
しかし、皮膚の上から身体を冷やしたとて、全身の体温が下がるという明確なエビデンスはありません!
ではクーリングをすることの意味は?
それはズバリ、
「解熱」ではなく「安楽」が目的!
ポイントとしては、
・鼠径部
・腋窩部
・頚部
体表面の近くを通る動脈付近である上記3点を冷やし、熱を放散させます。
背部を冷やす看護師さんも多いのですが、広範囲を冷やす効果はあるものの、近くに通っている動脈はないため、あまり意味はないようです。
意識のない患者さんや、認知症のある患者さんの
クーリングは低温火傷にも注意してくださいね!
今回の記事で大切なポイントは、
・クーリングの目的は解熱<安楽
・頚部、鼠径部、腋窩部を冷やすと効果的
上記2点を理解すれば君もクーリングマスター☝️