【それだけで】血圧90台で下肢挙上してない?【安心?】
先輩「Aさんの部屋に行ったら下肢挙上してあったけどどうしたの?」
後輩「はい!血圧下がってたので下肢挙上して対応しました!」
先輩「で?」
血圧下がったら下肢挙上したらいいんじゃないの??
で?ってなに〜!!?
とお困りのみなさん、先輩はなにを求めていたのでしょうか?
下肢をあげることで重力によりなんやかんや心拍出量が増大しなんとなく血圧が上がりそうなのは想像がつきますよね。
しかし下肢挙上時の心拍出量は20秒後に増大するものの、7分後には仰臥位と同様になると言われてます!
つまり下肢挙上は一時的なものなので、当然原因の解決にはなりませんし別の対処法を考える必要があります。
以下の対応を参考にしてみましょう。
対応①
「先輩、Aさんの血圧が70台で低値です。意識ははっきりしてますが気分が悪いと言ってます。一緒に見にいってもらってもいいですか?いまは安静にするよう伝えてます」
必ず自覚症状も確認しましょう、自信がなかったら先輩にも見てもらってくださいね!
対応②
「Aさんが血圧低値です、本人に確認したところ朝の降圧剤を間違えて2錠内服したみたいです。主治医に報告して指示もらいます」
内服の内容を把握するのも大事ですよ!毎日服用しているものだからこそ見逃さないように注意です。
ショックのときなどは下肢挙上することにより脳血流を保つことができるので、覚えておくといいかもしれませんね。
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