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Raf simons 2002ss通称テロ期
今回はRaf simonsのarchiveの中でも特に人気の高いテロ期について、書いていこうと思います。
最後にテロ期のアイテムを購入したので、合わせて紹介していきたいと思います。
・テロ期の特徴について
コレクションのテーマは、「恐怖の世代に唾を吐く人への災い…風が吹く」たいまつを持ち黒・白・赤など単色が特徴的なことから、この名がつきました。
テロリスト巻と呼ばれる頭に巻いたストール巻きが注目を浴びました。
もう一つテロ期と呼ばれる理由となったのは、コレクション発表されたのは同年「9・11アメリカ同時多発テロ」が起きた約3ヶ月後での発表でした。
同時多発テロが起きた前から、コレクションの構想が考えられていたのですが偶然起きた出来事でした。
・コレクションの内容
大学の大きな校庭で行われたコレクション。
最初の10体くらいは、白のスタイリングが登場。ノースリーブでフード付きが登場。この頃他ブランドではノースリーブのフードは珍しい提案だった。
当時のバイヤーたちはこの珍しいアイテムたちをどうやってスタイリング提案するか頭を抱えたそうです。
コレクション自体は不気味な印象だったが、登場するアイテムやスタイリングは千件の目があったとされる。
恐怖やカルト的なメンタリティのジェスチャーであり、9月11日のテロ攻撃と民間人の死亡につながったG8講義攻撃の9ヶ月前だが類似点が多い。
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・Raf simonsの強み
アイテムやスタイリング1つ1つがまだ起きていないことや世界の温度感を察しファッションを通してそれをフィルタリングする能力が高いこと。
特徴的なアイテムが多いが、スタイリングがまとまりファッションを通してのアプローチに長けていること。トレンドにまで落とし込むのではなく、あえて外す。
「このアプローチについて来れるか?」「こんなことは考えたことはあるか?」と視聴者に訴えかけるようなことをしてくるデザイナーの一人である。
・RAF SIMONS テロ期 2002SS Military Blouson
今回購入したのは、RAF SIMONS テロ期 2002SS Military Blousonです。
実際にコレクションにも登場したアイテムで、人気の高いアイテムのため、結構値が張りました。…実際に着用してみると、ジャストサイズで私の人生においてもベストバイだと自覚しています。
アイテム単体としては、発売当時では大きめだったシルエットだと思いますし、袖丈がやや長めで着丈とのバランス感がよりモードさを強調してくれるアイテムになっています。
エポレットや細かなミリタリー要素がコレクションからのメッセージ性も伝わり、さすがRaf simonsのアイテムという感じがします。
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コーディネートとしては、シャツネクタイを合わせてより、モード感がでるようにして見ました。
コレクション画像でも分かるように、デザイン性のあるアイテムのため、他のアイテムは主張の控えめなものを合わせてトップスが引き立つようにしています。
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