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マスターtier1到達 ユベルと1月振り返り

くろ*です

今月のランクマッチで、メイン垢マスターtier1、サブ垢マスターtier5と2垢でマスター帯に載せることができた【ユベル】を紹介します。
最後までどうぞよろしくお願いします。


1 構築


今回は2つの構築を紹介します。
まずはマスターtier1に到達した時の構築です。
クセの少ないスタンダードなユベルです。



つづいて、マスターtier1到達後、レート戦で使用した構築です。
天盃龍が使うマルチャミーの対策としてドロール&ロックバードを採用し、自分のドロバ適用中に動けるようにヘルグレイブ・スクワーマーを増やしました。



2 レート戦対戦分布


レート戦は全部で25試合潜りました。
サンプルが少ないのであまり信用できるデータではありません。


以下対戦分布
10 天盃龍 5勝5敗
7 ユベル 4勝3敗
3 粛声 3勝0敗
2 暗黒界 0勝2敗
1 ラビュリンス 1勝0敗
1 霊獣 0勝1敗
1 竜剣士 0勝1敗
トータル13勝12敗

序盤は天盃龍に5連敗してしまいましたが、構築を変えたら5連勝してなんとか五分にできました。
トータルおよびユベルミラーで勝ち越すことができ、粛声とラビュリンスに負けなかったので個人的に満足のいく戦績でした。




3 展開パターン


ユベルの展開ルートはすでに開拓が進んでおり目新しいものはないです。
ユベルをよく知らないという方向けに展開ルートを解説します。
有識者の方は読み飛ばし推奨です。


3-1 サクリファイスDロータス1枚


ロータス通常召喚

ロータス効果でスピリットオブユベル特殊召喚

スピユベ効果でナイトメアペインをセット

ペイン発動、効果でスピユベ破壊ヘルグレをサーチ

スピユベ効果ユベル特殊召喚

ヘルグレ特殊召喚ユベルを破壊

ユベル効果で第二形態を特殊召喚

第二形態+ヘルグレでクロシープをリンク召喚

墓地のユベル+第二形態でファントムオブユベルをクロシープのリンク先に特殊召喚

クロシープ効果でロータス蘇生

ファンユベ+ロータスでヤマをリンク召喚

ヤマ効果でシャバラをサーチ

クロシープ+ヤマでアポロウーサをリンク召喚

墓地のヘルグレ効果でスピユベ蘇生

シャバラ効果でスピユベ破壊して特殊召喚(※)

スピユベ効果でユベル特殊召喚

シャバラ+ユベルでラギアをリンク召喚

シャバラ効果で唱導をセット

ユベル+スピユベでファンユベを特殊召喚


最終盤面
2素材ウーサ
ファンユベ
ラギア
破械唱導
(ナイトメアペイン、墓地にヤマ)
5妨害+α

+αはラギアから出てくるリトルナイトの分です。
ナイトメアペインでユベルに攻撃を誘導するため、ウーサやラギアを先に戦闘破壊してから展開を通すという突破方法が取れません。
墓地にヤマがいるため、先に破械唱導でラギアを破壊してしまってもヤマでラギアを蘇生できます。
見た目より強固な盤面です。


3-2 ナイトメアスローン1枚


スローン発動、ロータスをサーチ

ロータス1枚(※)まで同じ

1スピユベ 2ヤマ 3スローンとチェーンを組んで発動

c3第二形態を見せて特殊召喚
c2スピユベを特殊召喚
c1ユベルを特殊召喚

シャバラ+第二形態でラギアをリンク召喚

シャバラ効果で唱導をセット

ユベル+スピユベでヴァルドラスをエクシーズ召喚

第二形態+ロータスでファンユベを特殊召喚


最終盤面
2素材ウーサ
ファンユベ
ヴァルドラス
ラギア
唱導
(ナイトメアペインあり、墓地のヤマなし)
5妨害+α

墓地のヤマが残らない代わりに、万能無効のヴァルドラスが立つという展開になります。
唱導を先に打つとラギアの分の妨害数が減るため、やや窮屈な盤面です。
ヴァルドラスがいることで捲り系の魔法カードに耐性がつくため、制圧の質ではこちらの方に分があります。


3-3 招来神1枚


招来神を通常召喚、効果で七精の解門をサーチ

解門発動、召喚神をサーチ

招来神の効果で召喚神を召喚

招来神+召喚神でヤマをリンク召喚

ヤマ効果でシャバラをサーチ

解門効果で招来神を蘇生

ヤマ+招来神でサモンソーサレスをリンク召喚

サモソ効果でシャバラを相手フィールドに特殊召喚、ロータスを自分フィールドに特殊召喚

サモソ+ロータスでデスキャスターをリンク召喚

デスキャスター効果でロータス蘇生

ロータス効果でスピユベを特殊召喚

スピユベ効果でペインをセット

ペイン発動、スピユベを破壊してヘルグレをサーチ

スピユベ効果でユベル特殊召喚

ヘルグレ効果で特殊召喚ユベルを破壊

1ユベル 2ヤマとチェーンを組んで発動

c2ユベルを特殊召喚
c1第二形態を特殊召喚

第二形態+ヘルグレでヤマをリンク召喚

ヤマ+ユベルでアルバをリンク召喚

アルバ効果で相手の場に送りつけたシャバラを巻き込んでラギアをリンク召喚

ヤマ効果で唱導をセット

第二形態+招来神でファンユベを特殊召喚

ヘルグレ効果でユベル蘇生

エンドフェイズにロータス蘇生

ユベルでデスキャスターをリリース


最終盤面
ファンユベ
ロータス(+ユベル)
ラギア
唱導
(ナイトメアペイン、墓地にヤマあり)
4妨害+α

デスキャスターを使うと悪魔族しか出せなくなる縛りがつくため、アポロウーサもヴァルドラスも使えません。
七精の解門から入る場合は、解門→招来神→召喚神で同じことができます。


3-4 招来神+スローン


招来神を通常召喚、効果で解門をサーチ

解門発動、効果で召喚神をサーチ

スローン発動、効果でロータスをサーチ

招来神の効果でロータスを通常召喚

ロータス効果でスピユベ特殊召喚

スピユベ効果でペインをセット

ペイン発動、効果でスピユベ割ってヘルグレサーチ

スピユベ効果でユベルを特殊召喚

ヘルグレ効果で特殊召喚、ユベルを破壊

ユベル効果で第二形態を特殊召喚

ヘルグレ+第二形態でクロシープをリンク召喚

ユベル+第二形態でファンユベを特殊召喚

クロシープ効果でロータス蘇生

ロータス+招来神でヤマをリンク召喚

ヤマ効果でシャバラをサーチ

ヤマ+クロシープでアポロウーサをリンク召喚

ヘルグレ効果でスピユベ蘇生

シャバラ効果でスピユベ割って特殊召喚

1スピユベ 2ヤマ 3スローン発動
c3第二形態を見せて特殊召喚
c2スピユベ蘇生(カードは割らない)
c1ユベル特殊召喚

シャバラ+第二形態でヤマをリンク召喚

シャバラ効果で唱導をセット

ユベル+スピユベでヴァルドラスをエクシーズ召喚

解門効果で召喚神を捨ててそのまま蘇生

召喚神+ヤマでラギアをリンク召喚


最終盤面
2素材ウーサ
ファンユベ
ヴァルドラス
ラギア
唱導
(ペイン、墓地にヤマあり)
6妨害+α

これまでの展開ルートはヴァルドラスと墓地のヤマが両立できない盤面でした。
招来神ギミックとスローンの第二形態を呼ぶ効果でリンク値を稼ぎ、両立させることができます。
3-2と異なりヤマが墓地にいることで、唱導とラギアがそれぞれ妨害として機能し、対応幅がとても広いです。




4 採用カード解説


採用したカードとその理由について記載していきます。
非常に長いので、必要に応じて読み飛ばしてください。

4-1 モンスター


・ユベル 1〜2枚
スピユベで持ってくるカードです。ペインを貼って火力要員としても機能します。
ユベルがいると墓地のロータスが反応するので、悪魔族縛りがついた後の展開で妨害を増やす目的で場に残すことがあります。
2枚採用すると、ロータス1枚初動からシャバラでスピユベを割った際に、墓地のヤマを起動してスピユベを2回割ることで2枚のユベルでヴァルドラス、墓地のスピユベとロータスでファンユベを立てることができます。
現在の構築では採用していないので詳細ルートは割愛します。

・スピリットオブユベル 2〜3枚
ロータスで引っ張ってくるモンスターです。展開やキルの要になるナイトメアペインを持ってくるため、デッキのエンジンになります。
素引きしても強いカードです。初動がダブっている場合は手札融合からいきなりファンユベを出して誘発ケアをしたり、解門で捨てて直接出すこともできます。

・ユベル―ダス・アブシェリッヒ・リッター 1枚
第二形態。
ユベルを破壊して持ってくるモンスター。
フィールドに残すと終了時にフィールドの味方を全破壊してしまうため、最終盤面に残さないようにリンク素材にしましょう。
第三形態はなくても展開ルートが完結するため不採用。

・サクリファイスDロータス 3枚
1枚初動かつキーカードのスピユベにアクセスできるカード。初動なので3枚。
モンスター効果書き換え効果も強いです。
たとえばロータス+ロータス+スピユベのような手札で、ファンユベ特殊召喚→ロータス通常召喚時に無限泡影をくらった場合、そのままターンエンドしてもファンユベ+ロータスで2妨害残るためスキがありません。

・ヘルグレイブスクワーマー 1〜3枚
ペインで持ってきて展開を伸ばしたり、ヴェーラー無限のケアとして使ったり、墓地に落ちたらユベルやロータスを蘇生したりと、1枚初動にはならないけどとても器用な1枚。レアリティRの強さではない。
ドロバ適用下でも動けるようにというコンセプトのため3枚採用しました。

・暗黒の招来神 2枚
1枚初動、上振れカード、そして後述の七精の解門がユベルと相性抜群ということで、実質名誉ユベルモンスター。ヴェーラー泡影の当て所になりますが、解門素引き、ヘルグレでケアが可能です。

混沌の召喚神 1枚
このデッキにおいてはバニラカード同然ですが、解門を1枚初動にするために必要なカードです。
招来神→解門→招来神と、招来神始動ならこのカードは必要ありませんが、解門→招来神→このあとで招来神を持ってくることができないため召喚神を持ってきます。

破械神シャバラ 1枚
ヤマでサーチしてユベルを割りながら展開して、素材になると唱導をセットできるということで、展開の中腹で盤面を強くするカードです。ヘルグレのようにヴェーラー泡影をかわすカードとしても使えます。打点が地味に大きいため、ライフを取りに行く際は場に残すこともあります。

・エフェクトヴェーラー 0〜3枚
ここからは手札誘発枠です。
ワンフォーワンを採用していて手札コスト用のモンスターの比率を下げたくなかったため、このカードを採用しました。

・ドロール&ロックバード 0〜3枚
Gとマルチャミーが重いデッキなので、それらをかわすカードとして採用しました。この構築のコンセプトなので3枚です。

・増殖するG 3枚
基本的に通ったら勝ちます。ランクマッチおよびレート戦において、このカードで勝敗が決まった試合は何度もありました。減らす理由がないです。

・灰流うらら 3枚
Gとマルチャミーを止められるカードなので最大枚数採用しました。確定枠ではないですが、Gとマルチャミーを重く見るという構築のコンセプト上、3枚入れない理由はなかったです。

・マルチャミーフワロス 1枚
相手のフワロスがとても重いので、抹殺の指名者で飛ばす用に1枚採用しました。先攻で使えないカードを増やしたくないため2枚目以上は見送りました。


4-2 魔法トラップカード


・ワンフォーワン 1枚、ピリレイスの地図 3枚、ナイトメアスローン 3枚
初動にアクセスできるカードです。それぞれ最大枚数まで。

・七精の解門 2枚
招来神ギミックとユベルギミックをつなぐ超重要カードです。
初動かつ貫通札で、素引きが相当強いです。
攻守0の蘇生はユベルモンスターにも対応し、ユベルはレベル10なので墓地の永続魔法を拾う効果もしっかり適応します。全てがユベルと噛み合った最高のカードです。

・ナイトメアペイン 1〜2枚
破壊とサーチを行うエンジンとして、ユベルに攻撃を誘導して味方を戦闘から守る守りのカードとして、ユベルで攻撃して反射ダメージを与える攻めのカードとして、様々な場面で鍵になるカードです。このカードを除去されるとライフを取るのが遅くなるため、リペアとして2枚採用されることもあります。

・墓穴の指名者 2枚、抹殺の指名者 1枚
誘発をかわすカードとしてそれぞれ最大枚数まで。後攻でものすごく弱いカードなので枚数を絞ろうかと考えましたが、先攻の勝率を落としたくなかったため最終的にフル投入にしました。

・無限泡影 1枚
罠なので墓穴やファンユベに引っかからない手札誘発。メインギミックで貫通できるものの他の手札誘発よりもキツい場面が多いため、抹殺の指名者用に最低限の1枚採用。

破械唱導 1枚
シャバラで持ってきて盤面を強くするカードです。このデッキの素引き弱いtierぶっちぎりのトップなので、引いたときは泣きましょう。


4-3 エクストラデッキ


・ファントムオブユベル 2枚
展開の底上げ、誘発ケア、先攻妨害、ペインと合わせて打点要員、できることがあまりにも多岐にわたるカード。そろそろ1枚に減らされそうな予感がしています。

・カオスアンヘル 混沌の双翼 1枚
ファンユベ+レベル1モンスターで出します。着地時に除外する効果はターン1がないため、デスキャスターで釣り上げて2回使うことができます。打点要員としてフィニッシャーになるほか、相手の墓地に送りたくないカードの除去に役立ちます。

・終戒超獣ヴァルドラス 1枚
先攻展開に添える万能無効です。無効にしつつさらにカードを破壊できたり、攻撃、破壊時にさらにカードを破壊できるため、罠デッキに滅法強いです。これまでユベルの先攻展開で課題だった捲り系の魔法カードへの回答になり、より強固な盤面を作れるようになりました。

・転生炎獣アルミラージ 1枚
招来神やロータスにヴェーラー泡影をくらった場合、このカードに変換して素引き解門で先ほどの初動モンスターを蘇生させることで貫通できます。

・破械神ラギア 1枚
I:Pマスカレーナと同じ相手ターン中にリンク召喚を行うカードですが、相手の特殊召喚されたモンスターをリンク素材にすることができます。基本展開で場にラギアとセットされた唱導、墓地にヤマがいる場合、唱導で1妨害、ラギアで後続を回収しながらヤマでラギアを蘇生、蘇生されたラギアで1妨害、リトルナイトでもう1〜2妨害と、破格の妨害性能を持っています。

・クロシープ 1枚
このデッキでは融合モンスターの効果を使います。クロシープのリンク先に直接ファンユベを出すのと、すでにリンク先にファンユベがいるときに別のモンスターをリンク先に出すのと、両方で効果が起動できます。アポロウーサにつなぐための重要な展開カードです。

・魔界特派員デスキャスター 1枚
悪魔族を蘇生できる汎用カードです。招来神初動ではサモソで出したロータスを釣り上げてユベル展開につなげる橋渡しとして活躍します。効果を使うと悪魔族縛りがつくため、アポロウーサやヴァルドラスを出したい場合は注意が必要です。デモンスミスが来てからもっと化ける1枚。

・破械神王ヤマ 2枚
リンク召喚時にシャバラをサーチして展開を伸ばします。場のカードの破壊に墓地から反応して悪魔族を蘇生させる効果はヴァルドラスを立てたり、唱導で破壊したラギアを戻したりといった用途で使います。先攻展開で2枚使うので2枚採用。

・S:Pリトルナイト 1枚
先攻ではラギアで相手ターンに出てきて追加で除去を行うカード、後攻では邪魔な置物を除去するカードとして、多機能的な活躍をします。

・サモンソーサレス 1枚
招来神ルートでロータスを出してユベル展開につなげるために使います。

・破械神アルバ 1枚
こちらは自分のターンに相手モンスターを巻き込んでリンク召喚を行うカードです。アクセスコードにつないで打点を稼ぐ用途でよく使います。スローン展開でラギアを使う際、未使用の唱導が残っている場合はこのカードを出して唱導のタネにすることもあります。

・召命の神弓アポロウーサ 1枚
先攻展開で出します。効果を使うたびに打点が下がり、戦闘破壊してからメイン2に展開するという対策をされがちなカードですが、ナイトメアペインが戦闘から守ってくれます。

・アクセスコードトーカー 1枚
ナイトメアペイン適用中にユベルで反射ダメージを稼ぐのが主な勝ち筋であるこのデッキにおいて、相手に依存しない純粋な高火力アタッカーとして終盤に活躍します。

※不採用ですが有効なカード
・トロイメアグリフォン
アポロウーサの代わりに先攻で立てる妨害カードです。
「リンク状態ではない」「フィールドの」「特殊召喚された」という条件つきの効果なため、すり抜けられることは結構多いです。
悪魔族なのでデスキャスター使用後に出す制圧モンスターとして機能したり、天盃龍の盃満ちる燦幻荘によって耐性を得たドラゴン族に対して有効という、アポロウーサにない利点があります。

・スプライトエルフ
リンク先に対象耐性を付与する効果が強力な、言わずとしれた汎用リンク2モンスターです。
いなくても先攻展開が完結するのと、ヴァルドラスが入った枠の都合で、使用頻度の低いエルフが入れ替わりの不採用になりました。




5 各デッキとの相性


ランクマッチのマスター帯やレート戦で対戦した感想をもとに、各デッキとの相性を考えてみました。

・天盃龍 五分
天盃龍の誘発連打とユベルの貫通力のぶつかり合いという印象です。ドロバでマルチャミーをかわすプランにしてから5連勝できたため、構築の考え方としては合ってたのかなと思いました。

・粛声 有利
ユベル有利です。後攻からでもナイトメアペインを貼ってローガーディアンに2回攻撃すればいいので、無効効果を使わせて相手の盤面を突破しなくても勝てるという点でユベルに分があると思います。

・ラビュリンス 有利?
対戦回数が少ないのでぼんやりとした印象です。伏せに触れるカードが多いため、物量で押し切れる対面だと思います。レート戦で当たった1回はこちらが後攻でしたが、姫様のハンデス効果でユベルを破壊してくれたおかげで展開が伸びました。ダルマカルマを貫通して展開し、相手の伏せがなくなってリソース勝負で勝てました。

・先攻展開系 コイントス次第?
レート戦で当たった先攻展開系(霊獣、暗黒界、竜剣士)は、コイントスが全てウラとなり順当に負けました。
ユベルミラーではコイントスはもちろん、増Gが通るかどうかが鍵を握りました。

総じて、試合数がまだまだ少ないです。
もっと回数を重ねて上達していきたいです。




6 ユベルの対策


ユベルの弱点と対策、手札誘発の打ちどころを考えていきます。

6-1 弱点

展開系のデッキなので、増Gはかなりキツいです。
デッキやエクストラデッキからの展開が多く、新規で登場したマルチャミーフワロスも直撃します。

永続系の妨害カードもキツいです。除去をモンスター効果に頼り切っているため、モンスター効果を縛るタイプの永続系の突破は困難です。ただし、たとえばスキルドレインがあるときに攻撃力2700以上のモンスターがいると、ナイトメアペインを貼ってからスピユベで自爆特攻、ユベル、第二形態と連続で自爆特攻を仕掛けて無理やりライフを取りに来ることがあるので要注意です。

ヴァルドラスの登場で捲り系の魔法に耐性ができたものの、1回しか打てないため連打されると崩壊します。
ヴァルドラスを先に使わされて三戦の才を打たれると、一気にゲームエンドが見えるくらいまずい状況になります。
またチェーン不可の冥王結界波や一滴も苦手です。(ただし一滴についてはモンスター数が多い、唱導でまだ1妨害打てることを考えると、大量のコストを切ったあとで相手が捲れるかというと相当ハードルは高いと思います。)


6-2 手札誘発の打ちどころ

・増G
原則は特殊召喚効果にチェーンします。

招来神初動で追加召喚権でロータスが出なかった場合、モンスターが2体並んだときに打ちます。
ヤマをリンク召喚→シャバラをサーチ→解門で招来神を蘇生←ここでチェーンに乗る特殊召喚のタイミングが訪れます。ここまで待っているとGにチェーンしてシャバラを特殊召喚、その後ラギアをリンク召喚してターンエンド。
2ドローに対してラギア、唱導、リトルナイトで2妨害と、4妨害も構えられるため悪手です。シャバラをサーチされる前に打ちたいです。

初動ファンユベ対策でドローフェイズに即打ちすることもできますが、結局1ドローで1妨害構えられること、ユベル以外のデッキだったときに気まずいことを考慮して、あまり強い打ち方ではなかったです。

・うらら
ロータスに打ちます。ここにうららが通ればユベル展開に行く難易度が跳ね上がります。(解門とスピユベ素引きぐらい)

また、招来神初動でヤマ→サモソのルートが見えた場合、サモソは通してその後のデスキャスターで釣り上げたロータスに対して打ちたいです。手札が減っているうえに送りつけられたシャバラが残るため、ここで止められると大きなアドバンテージになります。

招来神のサーチ効果に打つと、召喚権を増やす効果が残ってしまいロータス召喚で貫通されることがあります。

・ヴェーラー、無限泡影
招来神初動の場合は招来神に打ちます。サーチ効果と召喚権追加効果の両方を消せるため有効です。このデッキではヴェーラー泡影のケア手段が多く存在するため打ちどころが難しいです。ヤマに打たれた試合がありましたが、最終盤面から唱導が消えるだけなのであまり有効ではないのかなと思いました。

・ニビル
基本的に打てるなら即打ちしたいです。5回目の特殊召喚までにファンユベを立ててケアすることもできますが、このノートで紹介した展開ルートはどれもニビルケアをしておらず、打てるチャンスはあります。あまり長く持っていると急にファンユベが出てきて打てなくなるため、早めに打ってしまった方が良いです。

・幽鬼うさぎ
ナイトメアペインに打ちます。ユベルデッキの要なので一気に有利になります。




7 おわりに


ユベルのデッキ自体はMDに実装された当初から持っていましたが、今月になって初めてランクマッチで使い始めました。
それまでソロモードで回し方を練習する期間があって、展開ルートがかなり複雑で正直なところ苦手意識のあったデッキです。
回していてなぜか盤面が弱くなる、そしてその原因が分からず頭に?マークを浮かべながら回している…、そんな期間が長いことありました。

今月ランクマッチで使用するにあたって、ルートを覚えるのに加えて、基本展開の挙動ひとつひとつに理由づけをして「言語化」するようにしました。
「なぜここで自分のカードを破壊するのか?」
「なぜファンユベでこのカードをデッキに戻して、このカードは墓地に残さなきゃいけないのか?」
「墓地のヤマは使うべきか残すべきか?残すならなぜ?」
そんなことをすべて言語化して解決していきました。

その結果、どう展開すれば良いのかが対戦中に見えるようになり、自分のデッキにすることができました。
デッキがマスターtier1に連れてきてくれたので、練習して良かったです。

来シーズンもユベルを使う予定です。
スローンと増Gが減る分のリペアを考えながら、デモンスミスが実装されるのか情報を待ちます。
デモンスミスが来たらまた改めて展開を勉強したいと思います。




ここまで8,000文字以上にわたるノートを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
他にも斬機や天盃龍のノートを公開しているので、よろしければプロフィールからご確認ください。


くろ*