見出し画像

【オタ活】推しぬい作りに挑戦したオタクの活動記録


私は通りすがりのゲームオタク。
普段はnoteで様々なゲームの感想文を好き勝手書いています。今回はとある事に挑戦した時の記録になります。

最近オタクの中でブームとなっている話題の一つ、それが「推しぬい」作り。
このnoteでも「推しぬい」作りの虜になった方々の記事が沢山見られますが…そんな「推しぬい」作りに私も挑戦してみたので、ここに感想文を残しておきたいと思います!

あくまで「感想文」なので詳しい作り方というよりかは、「こういう道具が便利だったよ〜」とか「この行動してると安心かもよ〜」といったような事を残していく感じになっていると思います。「推しぬい気になるな〜」と思っている方の助けになる…かは分かりませんが是非見ていって下さると嬉しいです。






あらすじ〜野望は突然に〜

今回作ったのは私の人生の最推しキャラである、「ファイアーエムブレム覚醒」のルフレくんで御座います。詳しいキャラクター解説は割愛しますが過去の記事でどれだけ彼に狂わされているかが分かりますので、興味がある方はどうぞ。唐突に宣伝してしまった事をお許しいただきたい。

この「ファイアーエムブレム」シリーズですが、有難い事にグッズが沢山販売されております。サントラや設定資料集に始まり、アクスタに缶バッジやフィギュア、キャラクターイメージのおしゃれな財布にバッグなど種類も結構豊富です。
そして実はぬいぐるみも発売されています。当初ぬいぐるみ発売が決定した時は「これワンチャン最推しのぬいぐるみも来るんちゃうか?」と期待をしていました。しかし!現時点で最推しのぬいぐるみは発売されておりません…。悲しい。
そんな中やって来たのが「推しぬい」ブーム!手芸屋に並ぶ推しぬい材料を何度も見かけるうちに「私にもやれるのか…推しぬい作り」と思うようになりました。本当に突然です。野望ってのは突如フツフツと湧いてくるものです。

野望が湧いてきた後は、noteを彷徨い推しぬいの記事をいくつか拝見させて頂きました。その結果、初心者でも始めやすく尚且つやりたい作業も実現出来る作り方を見つけたので、決意キメて材料集めへと向かった_____そんなあらすじとなっております。



戦闘準備〜材料探しへ〜

作り方を一通り調べた後は、近くの手芸屋や100均・通販を利用して材料を揃えていきました。ここでは私が使用した材料や道具をざっくり紹介していこうと思います。

1.本

最近ではYoutubeで作り方の解説動画をいくつも観ることが出来ますが、裁縫初心者の私はそれだけだと少し心配だったので推しぬい作りの本を購入しました。
私が購入したのは「てづくり推しぬいwawaちゃん」と「ぬいのお顔手刺しゅうLESSON」の2冊です。

「表紙に載っているぬいや目のデザインが可愛い」という理由で購入したのですが、初心者でも分かりやすい解説に可愛く仕上げるためのポイントも丁寧に書かれておりました。型紙も用意されているのが嬉しいですね!今回の推しぬいではこちらの型紙を利用して作っております。
「中韓ぬい」と呼ばれるデザインの推しぬいに特化した本との事なので、気になる方は是非お手に取ってみて下さい。

2.布

まず体部分の布に関してですが、今回は「ぬいの素」というアイテムを購入しました!推しぬいを作る過程で私がやりたかったのが顔の刺繍だったのですが…(刺繍をやるのならば手芸屋でよく見かけるぬいのボディは利用出来ない…でも体を一から作るのは難しいらしいしなぁ…)と悩んでおりました。そんな時に見つけたのが「ぬいの素」でした。

この「ぬいの素」ですがなんと体部分の裁縫が出来ている状態なので、顔を刺繍して頭部分を作り体と繋げて綿を詰め込めば推しぬいが出来上がるという、私の悩みを全部吹き飛ばしてくれるアイテムなのです!これは素晴らしい!これなら出来るかも!と思い20cmのカラー:ピュアを購入しました。布色がバリエーション豊かなので、皆様の推しに合う色もきっと見つかると思います。

そして髪型に利用する布ですがここが一番悩みました。最推しは白髪…なのですが完全に真っ白ではないのでどんな色にしようか本当に悩みました。悩んだ結果購入したのがグッズプロ様のクリスタルボア(オフホワイト)です。

白色なんですが少し温かみがあるような感じ…真っ白ではないけど綺麗で髪に合いそうな白色…伝わりますかねこれ。
まぁともかく推しに合いそうな布だったので購入させて頂きました。


3.刺繍関連アイテム

刺繍糸に関しては有名なメーカーで買った方が良いぞー!とのことだったので、手芸屋に足を運び必要な色を購入しました。目のデザインは現在X(旧Twitter)でアイコンとして使っている自作のデフォルメイラストの目をそのまま刺繍してやろうと思い、刺繍糸もそのイラストを見ながら色を選んでいきました。

こんな感じの目を描きました
イラストとにらめっこしながら買った刺繍糸

手芸屋を2店舗利用したのですがそれぞれで置いてある刺繍糸のメーカーが違ったため、DMCさんとコスモさんの刺繍糸が混ざっております。使いたい色はしっかり揃えられたし初心者なのであまり気にしない事にしました。メーカーは揃えた方が良い気がします。多分。

刺繍針は7番・8番・10番が2本ずつ入ったフランス刺繍針を購入。
刺繍枠に関しては家族が過去に使っていたものがあったので借りました。20cmのぬいを作るなら15cmの刺繍枠が必要!とのことでしたが、家にあったのも丁度15cmの刺繍枠だったので問題なく利用可能でした。ラッキー!
あと刺繍図案を写すための刺繍シートも用意しました。私が買ったのはぬるま湯で溶けるタイプの刺繍シートです。このシートと合わせて図案を写すためのペンも購入。ドライヤーなどの熱で消える「フリクションシナジーノック03」がおすすめです!


4.その他アイテム

上記以外にも
 ・布同士を貼り付ける「アイロン接着シート」
 ・細かいパーツを貼り付ける「グルーガン」(100均)
 ・綿を詰めるための「手芸用かんし」
などなど「あったら便利だよ〜」と紹介されていたアイテムを一通り買い揃えました。糸切りハサミ、手芸用ハサミ、手縫い用の針などは家にあるものを使いました。



戦闘開始〜いざ制作〜

道具を用意出来た後は作り方をちまちま調べながら空いている時間で少しずつ作成していきました。本っ当に少しずつ作ったので完成まで1ヶ月以上かかりました。上手い人はもっと早く作れると思います。ご参考までに(?)。


1.顔の刺繍

まず顔部分の刺繍を行うため刺繍シートに図案を写していくんですが、元絵がデジタルイラストだったので…

①本誌の型紙をスキャンしてiPadに取り込む
②お絵描きアプリで型紙にデザインを入れる(私はクリスタ使用)
③完成した型紙を印刷

このような手順を使い顔の型紙を用意し刺繍シートに写しました。絶対もっと簡単な方法があったかと思いますが上手く作れりゃ問題ないのです(暴論)。
刺繍シートに写せたら肌の布と一緒に刺繍枠にはめ込んでいきます。

ズレないようにね

しっかり張ったらいよいよ刺繍!面積が小さい場所も多くかなり細かい作業になりましたが、作り始める前に刺繍練習をしてたお陰なのかスピードはゆっくりながらも割と綺麗に仕上がりました。推しぬい作りで初めて刺繍をするという方は事前練習しておくと良いかもしれません!

どうだろうか…!

刺繍が終わったら枠から外し、そのまま刺繍シートと一緒に図案に沿って布を切ります。
その後は刺繍シートを溶かしていくんですが…事前練習でこの作業をやった際に刺繍した布が本来のふわふわ感を失くしてしまうという失敗をやらかしていたので、本番で上手くいくかめちゃくちゃ心配でした。しかしありがたい事に刺繍シートの溶かし方を解説していた動画があったため、その手順通りに進めていったらふわふわ感を保ったまま刺繍シートを完璧に溶かすことが出来ました!溶けるタイプの刺繍シートを使う方は是非!

そんなこんなで顔部分は無事完成!やりたかった作業である刺繍部分で大きな失敗が無かったのが嬉しかったなぁ。

ふわふわのままだ…!


2.髪の毛作成

次に髪の毛パーツの作成に移りました。髪の毛のデザインも自分で描いたデフォルメイラストをそのまま型紙に写して布を切っていくんですが、ここで悩んだのが「イラストみたいに髪の毛の流れをどう表現するか」でした。色々調べて実践した方法がこちら。

こちらの動画で紹介されていた「刺繍で髪の毛の流れを表現する方法」を使って作成した髪の毛パーツがこれ。

思っていた以上に良き

こちらも大きくズレること無く仕上がりました!刺繍した線とか歪みなく縫えていると思いません?(自画自賛)

このパーツに加え、推しの特徴的なアホ毛のパーツやピョンと跳ねている髪の毛のパーツ、さらに襟足のパーツも作りました。このパーツたちは髪の毛の布であるクリスタルボア同士を貼り付けて作っています。

完成イメージ

やっべ...もう可愛いが??????????
ここでかなりテンションが上がりました。必ず作り切ってみせるという強い意志を持つことが大切です。


3.髪の毛や耳などのパーツ縫い付け

ここからは手縫い作業の始まりです。顔と髪の毛を合体させた後に耳を取り付けます。
各パーツに用意されている「ダーツ」という場所を縫って立体感を出すそうなんですが、これがまぁ難しいのなんの。手縫い自体がだーいぶ久しぶりだったこともありダーツ縫いは全体通して苦戦しました。型紙を随時確認しながらゆっくり縫っていくのが安全です。
あと耳パーツの作成もめっちゃ大変でした。やはりパーツ自体が小さいのでとても縫いにくい!気合いで頑張ってください(雑)。

ふっくらしてきた!
裏面 上部の重なっている部分がダーツ

気合いで頑張った結果、耳も悪くない出来で付けられて良かったです!
刺繍部分の後始末がかなり大雑把になっておりますが、薄い布を使用する場合はここの後処理を丁寧にやらないと透けて見えてしまうそうなのでお気をつけて!


4.後頭部の作成〜顔完成へ

前が出来たら次は後ろです。後頭部パーツ・あごパーツ・襟足パーツを合体させます。ここも迷子にならないよう型紙をしっかり確認しながら作っていくのが良いと思います。型紙見てても迷子になりかけたので(なぜ?)。
その後は顔と後頭部を重ねて合体させていきます。顔を一周ぐるりと縫っていくのですが、ズレてしまうと取り返しのつかないことになりそうだったので、根気よく重ね合わせて縫いました。

根気よく重ね合わせている図

途中、耳や髪の毛を巻き込んで縫ったりしていないかハラハラしながら作業しておりました。
そして一周ぐるりと縫えたものがこちら。

もちっとしてて可愛いね
後ろはこんな感じ

変な場所を縫うことなく無事仕上がりました!正直言ってかなり良い。可愛い!!
ここまで来て思いました。「体を作る作業がなくて本当に良かった」と。初めての推しぬい作りには「ぬいの素」。マジでおすすめです(再度宣伝)。


5.頭と体が合体

ついに、頑張って作ってきた頭部分と「ぬいの素」の体部分を縫い合わせるフェーズです。ここも縫うスペースが狭く非常に大変でしたが気合いで乗り切りました。まち針の刺し方が下手なのか、途中で何度も痛い目に遭っていました。怪我はしていませんのでご安心を。
そして完成したのがこちら。

デッ…デキテル…!

どうやら大きなズレもなく繋がってくれたようです!わぁ...!見て!小さき命だ...
湧き上がるオタク感情(?)を抑えつつ、最後の仕上げに移ります。


6.仕上げ

体と頭をしっかり繋げたらいよいよ綿詰め作業です!手足の先からどんどん綿を入れていきます。推しぬい作成前の情報収集で沢山の方がおっしゃっていたので私からもお伝えしますが...綿は入れれば入れる程可愛く仕上がると思います。特に顔部分にはシワが出来てしまわないように綿を入れていくと幸せになれると思います。

だんだん立体的になっていくぬいの図

綿詰めに満足出来たら後頭部の穴をコの字とじで縫っていきます。お尻の作り方も紹介されていたのでやってみましたが、あんまりお尻っぽく作れませんでした。無念。
最後はグルーガンを使い、細かい髪の毛パーツやアホ毛の固定をしました。グルーガン初使用だったので、突然溶け出す樹脂に慌てふためきながらも何とか接着していきました。



戦闘終了〜完成!!〜

完成した推しぬいがこちらになります!!!
うわーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!
可愛いーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!
小さな命だーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!

ご覧下さい、Xでも大騒ぎです。
1ヶ月ちょっとかかった制作が無事に終わったのです。叫びたくもなるわよね。
ところどころ糸が見えてしまっていたり、腕や足先の綿がちょっと足りてなかったり...完璧な仕上がりではありませんが、ずっと縫い物をやってこなかった人間が初めてのぬいぐるみ作りでここまで出来たのですからこれは5000兆点です。

衣装については彼が普段着ているものを作りたいと思っているのですが流石に今すぐ作るのは無謀なので、あらかじめ購入しておいた彼に似合いそうなそれっぽい衣装を着せました。

ア”ッカワイ…!!
フードに付いている骨の手が好き
フードを外した姿

ウオッ......オオゥ......オホホォ............(語彙力を失うオタク)
こちらの衣装は「ぬいの素」と同じオンラインショップで購入させて頂いたのですが、もうめちゃくちゃに可愛い...!靴がない衣装セットだったので、衣装作りの練習として靴を作ってあげるのも良いかもしれないなぁと思っております。




あとがき〜完走した感想〜

ということでいかがだったでしょうか。
突然の思い付きから始まった推しぬい制作ですが、放置せず無事に完成まで辿り着くことが出来て本当に良かったです。今後の計画ですが、やる気が完全に消えてしまう前に基本の衣装は作ってしまいたい!ということで衣装の作り方を色々調べていきたいと思っているところです。無事完成したらまたこうやってnoteに書くかもしれませんのでよろしくお願いします(?)。あとせっかく可愛く作れたので、いずれ推しぬいを連れてどこか遊びに行きたいですねぇ。推しぬい用にポーチかバッグも用意したいところです。

過去最長の感想文となりましたが、ここまで読んで下さりありがとうございました!「初心者でも根性と推しへの想いがありゃ推しぬいは作れる!」ということが伝われば良いなと思います。

推しぬいはいいぞ。

ニコッ!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集