【ネタバレあり】傀逅感想
クトゥルフ神話TRPGシナリオ 傀逅についての感想です。
読む際にはご注意ください。
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↓以下ネタバレを含む文章です。
☆事前に知っていた傀逅の知識
・遊んだ人、プレイ動画を見た人が「タノシイ」しか言わなくなる。
・YOUTUBEのおすすめ動画に出てくるのを見ると前半後半があり7時間+8時間で、長いシナリオ
くらいの認識でした。謎of謎
☆ストーリーについての感想
最初は、たのしいヒーローが変身して敵を倒す物語。
最初はね。本当に楽しかったです。
変身につかうシリンジが前半で奪われるので、最後に大切な人と一緒に変身して戦うのか!なるほどな~!こりゃいいや!くらいに思ってました。
☆警察署
まだ、たのしい。
キーパー陣が生き生きしててたのしそー!とか考える余裕が私にもありました。
ありがとうシャイン牧師。さようならシャイン牧師
通常のクトゥルフ戦闘が基本的に作業
しかし邂逅は変身システムがあるので、サクサク進むし、ダメージの値も大きいので、ダメージロールが楽しいです。
☆ねずみさん
たのしい。
ロールプレイだとわかっていても、ねずみをいじめる同僚にイラッとしました。
いやほんとに。
後日談で聞いた話でもやっぱりねずみさんは人気。
カズマとソウタと出会ってボクシングジムで、少しづつ良い方向へあるきだしてください。
☆D-3の登場
※私の卓は、PC共通で知っている別のシナリオを共にした、継続探索者が登場。鬼か。
パニック。混乱。キャラ間違ってだした??見間違い??
頭が真っ白になるってこういうことなんだなと。
いや、まだ私は自分が作ったキャラクターじゃないからマシだけど。
実質大切な人が途中で増える展開。
以降の場面でも共通してですが、動画見返すと、混乱というか動揺を隠すとき私は笑ってごまかしてるなぁと。
なお、更にきつく追い詰められると笑わなくなりますね・・・。。
☆夜
動画の音声が自分の分しか残っていないのが悔やまれる・・・。
自分でいうのも何ですが、過去一番うまくロールプレイができた(自画自賛
===ここまで前半戦===
1週間あいてのセッションでした。日常生活に支障がでるレベルで落ちこみ。。。
とはいえ中6日あったのである程度当日までに回復しました。
☆ボクシングジム
逆転裁判
提出した探索者がボクサーなので最後はここへ。
PCもケガで野球からボクシングに転向した経験がる設定なのと、PLも大学まで剣道をやっていて、気胸で3週間入院したときの、失望感を思い出しました。
☆D-4
一回だけの登場じゃないだろうなと思っていたのと、
精神的にある程度落ち着いていたので、俯瞰して見てました。
ここの説得は私まで変身説いて行うとぐちゃぐちゃになりそうなので、
完全に相方の瀧川さんにおまかせ。
というか入れません!!!!
あえてダメージボーナスを入れないサブキーパーの采配。
キーパーも泣きそうな状況説明で、私も泣きそうでした。
☆夜の描写
セッション中実は、相方のロールプレイは呆然としていてほとんど何も聞いていませんでした。
完全に油断していたので、自分の夜の描写は本当に頭が真っ白で・・・。
ある意味カズマとして正しいロールプレイができたのですが、今思えば、もう少し冷静に対処したかったです。
今見返すとソウタに辛辣に当たってしまっていて本当につらい。
☆朝
今まで、体の変化を隠そうとしていたが、足が無くなってあぁもう無理だなと思って、ソウタを頼ってしまいます。
プレイヤー的にも誰かに助けてほしい。そんな気持ち。
普段TRPGは立ってプレイをしていますが、過ぎたる力の代償で相方の瀧川さんが聴力を失ったと聞いて、あまりのショックで、床に座り込んでしまいました。
あぁもう終わったなと。
☆敵のアジトへ
体はぐちゃぐちゃで、メンタルもイカれていてプレイヤー的にも一度した戦うという決意はグラグラ。
D-4が出てくると予想していたが出てこず逆に怖い。
☆敵の襲撃
なんで、ソウタの対応がやさしいのか・・・。
止めて・・・止めて・・・。
インターホンが本当にこわい・・・。
脈拍が上がり、心臓の音とキーパーの冷静な声がただ静かに聞こえ、目に涙を浮かべながらのプレイ。
この局面でも、冷静に相手は人ですよね?って確認しているの私(カズマ)優しすぎませんか?(謎
バケモノなので殴りましたが・・・。
そのあとのソウタの落差ある弱々しいロールプレイもつらくて辛くて・・・。
☆決断
ただただ、必死。
何言ったかほとんど覚えてませんが、動画に残ってる。そこそこ良いこと言ってる。
あとから思うと、もう少し良いセリフやりたかったことがあったが、あれが今の私の限界。必死のロールプレイ
☆本部へ
D-4が出てきて少し安心。
かっこよすぎかよ。
☆最終戦
変身すれば勝てるそう思って完全に油断してました。
HPがマイナスになるとき、キーパーあんなに自分のロスト嫌がってたのに、淡々と処理するなぁと思ってました。
HP10しかないのにファンブル処理で、自分に「9d6+1d4」ってなんじゃと・・・。
終わったんだなと。
床に座ってうなだれていました。
☆回想
あぁエンディング処理始まった。
終わった。
照井明日香が出てきた。
みんな死ぬんだ・・・。
ん??あれ??あれ???
えーーー!!って感じでした。
ねずみさん好き
☆最終戦2
テンションあがって芸術:大胸筋も使えて楽しかったです!!
成長の+2 結果として意味なかったのですが、気持ち的に救われました!
☆ラストの対話
カズマは、病弱だった過去を乗り越えて
ケガをして野球を止めてしまったことも乗り越えて、
そして今回の事件も乗り越えて・・・。
あらゆる困難を乗り越えてきたキャラクターでした。
だから今回の悲惨な事件も人は乗り越えられる。
最後の記憶を消さないという答えは正しかったんじゃないかなと思います。
ソウタは悲しむだろうけど・・・必ず乗り越えられると思いますしね!
☆大切な人というギミックについて
時々実際はシナリオ上でNPCに感情移入できずに、終わるみたいな経験があるのですが、このシナリオの場合、「大切な人」というのを自分自身で作らされるのは、画期的だなと思いました。ひどい。
キーパーが直接伝えることができないメッセージを伝えることもできるし、地獄に突き落とすこともできる、使い方しだいで、武器にも美味しい料理を作る包丁にもなる。
☆録画について
クラムさん(Twitter)が録画してくれていた自分のプレイ動画を見返してみると違う楽しさがあったので、突然の思いつきで、セッション中に開始と同時に録画の準備を初め、途中からではあったが録画をしました。。
途中自分の音しか入っていなかったり、逆に自分の声が乗っていないシーンができてしまって、反省も多いが、結果として録画してかなり良かった
間が開いた1週間自分のプレイを見返すことで、ある程度1週間前のテンションを保つことができたし、キャラクターの日記を書く際にも非常に役にたちました。
今後も自分がプレイする卓については録画をしたいです。
参考にした記事:OBSを使ったMacでのゲーム配信方法
☆ロールプレイについて
普段のロールプレイの感覚としては、「キャラクター」と「自分」は分離していてキャラクターを上から操作する感覚でプレイしています。
しかし、今回シナリオ上、つらい選択肢の選択や状況がプレイ中まるで目の前でその事象が起こっているかの様に感じられ、キャラクター=自分になってしまう感覚がありました。
その状況でしかでてこないセリフもあるが、後から見返して、これはよいロールプレイ!と思えるのは、感情を理解しつつも、俯瞰して出てきたセリフだったように思えます。
「ハートは熱く。頭はクールに」
おそらく、良いロールプレイをするには、そのバランスが大切で、キャラクターとしての感情を理解しながらも俯瞰して冷静にロールプレイをする必要があると感じました。
☆ソウタとカズマについて
どちらも別のシナリオのために最初は10分程度でキャクターシートを作ったものだったので、傀逅を通じてこんなよいキャラクターになるとは想像もしませんでした。
ソウタは芸術:合いの手
カズマは芸術:大胸筋
今考えると、自分でもよくわかりません。
☆ソウタ
私の中のオタク部分をデフォルメした現在の私の分身です。
元気で明るく芯が強く、表には出さないがカズマを信頼しつつ心配している キャラクター(になりました。)
☆カズマ
私は大学で、剣道をやめてしまったが、そこでやめずに別のスポーツ(ボクシング)に乗り換えたキャラクター。
私自身は幸運にも運動が続けられないほどの再起不能なケガには出くわしたことはないが、肺気胸という肺に穴が開く病気で剣道がしばらくできず、入院した時に感じた経験が元になっています。
大胸筋についてはリングフィットアドベンチャーとアニメ ダンベル何キロ持てる? の影響。
筋トレは楽しいのでみんなもやろう!
本当の根っこの部分は弱く、これまでの人生でソウタや家族、周りに支えられなければ、どこかで逃げたり、投げ出したりしてしまっていたことでしょう。
その過去に支えられた経験と感謝の気持ちがあるからこそ、他人に優しく出来るし、他人の気持ちを理解しようとするキャラクター(になりました。)
☆まとめ
本当に地獄かと思う7日間でしたが、終わってみれば「タノシイ」一週間でした。
私の中で最高にたのしいTRPGの思い出になりました!
愛情あふれるキーパーの奏さん
何人もの人格を自在に操るサブキーパーのポリさん
素敵なイラストを書いてくれたかかおさん
Discordでずっと見守ってくれた方々
ホントにありがとうございました!
☆プレイ中断(1週間)の日記まとめ
※自分の感情の整理と時間が空いてしまうと1週間後に今と同じメンタルでロールプレイができるかわからなかったので文章でまとめることにしました
☆☆☆1日目☆☆☆
朝起きると天気がよく、今日は体調がとても良い。
大胸筋もとても美しい仕上がりだ。
朝食は、プロテインとブロッコリーとブルーベリーと決めているのだが、
あと2,3日で無くなってしまいそうだ。それを見ていたソウタが、
「え?まじ?プロテイン買いに行くなら俺もついていくよ!」
とノリノリでついてきてくれた。
なんでもプロテインを買うと
今放送中のアニメ、筋肉アイドルのキンコちゃんのブロマイドが、もらえるらしい。
そういえば今飲んでいるプロテインにも女の子がプリントされていたが、それだろうか。
商店街につくと、たしかにすごい行列ができていて、人気の高さが伺える。
そこからは・・・。
コンバッション、ハリケーン一体なんなんだろう。
まぁ、いろいろあって、滝川さんという人と知り合いになり、警察署で良いバイトを引き受けることになった。
少し、遅く帰ってソウタに少し心配させてしまった。
俺と別れた後に10キロプロテイン購入したらしいが、キンコちゃんのシークレットは出ず、
サイドチェストバージョンだけやたら当たるらしい
シークレットはオークションで30万円を超える代物のようだ。わからない世界だ・・・。
でも、今日もらったバイト代で買えなくもないので、買ってあげてもいいかもな。
「はい!はい!はいはいはーい!」
アニメを見ている、ソウタはやっぱりすこしうるさい。
しかし、そんな明るいソウタを見ていると明日もきっといい日になる。そんな気がした。
☆☆☆2日目☆☆☆
今日はくもり。体調はまぁよいかな。
大胸筋もそこそこの仕上がり。
ニュースを見ると、俺と滝川さんの姿・・・がテレビに映されていた。
どうせテレビに映るなら、ボクシングで映りたかった。報道のされかたもすこし気になる。
あれでは、俺達が悪者みたいだ。
ひとまずバイトに向かう。
今日は警察署で、昨日見かけた女性の情報を調べ、彼女と接触して情報を集めるのが、仕事になった。
動画やつぶやきったーを一通り調べると近くの喫茶店に行けば、女性と接触出来ることがわかった。
女性の名前は照井 明日香というそうだ
照井さんがつぶやきったーで募集している喫茶店に向かうと直接合うことができた
照井さんの案内で教会へ案内された。
まさかあんなことになるとは思わなかったが・・・。
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バイトを終えて、改めて照井さんに話を聞いた。
照井さんは妹を助けるために、俺達を教会に連れて行ったのだった。
残念ながら俺たちがついたころにはすでに、妹さんを助けられる状態ではなかった。
照井さんに、騙されたという気持ちも無いわけではないが、とても照井さんを攻める気持ちにはなれない。
大切な人をなくした悲しみは、誰にも理解できない。
出会いと別れは必ずセットになっている。
もし、ソウタや家族、双目ボクシングジムの仲間と別れることになったら・・・そんなこと考えたくもない。
しかし、別れはいずれ訪れる。
いつか。必ず。
俺は、ソウタと出会い同時に野球に出会った。
大学までの私の人生には、野球しかなかった。
ソウタと一緒に白球を追いかけて野球さえできれば幸せだった。
ケガという形で野球と別れた時の俺の気持ちと、照井さんの気持ちは、もしかしたら近いのかもしれない。
今はあの時の俺と同じように照井さんは、前が見えず、誰も想像ができない悲しみの中にいる。
俺が野球をできない悲しみを受け入れられたように、照井さんも妹を失った悲しみを受け入れ、
前を向いて生きていくことを祈るばかりだ。
戦う力を手に入れはしたが、なんと無力なのだろうか・・・。
そういえば、照井さんに渡したハンカチ、返してもらってないな。
ソウタからもらったやつで、結構気に入ってたんだが。まぁ、事情を話せばわかってくれるか。
近くの公園で、筋トレをして帰るとソウタはテレビの前で寝ていた。
テレビがまたつけっぱなしだ。
しかも、また私の漫画を開いたまま下にしている。何回言っても直らない。
まぁ、心配かけてるしな。今日くらいは許してやろう。
起こさないように、そっとソウタに毛布をかけ、今日は早めに寝ることにする。
明日も大切な人との大切な時間を過ごすために。
☆☆☆3日目☆☆☆
ソウタが焼いてくれた、パンを食べたら歯が抜けた。
試合で歯が抜けることはあったがこれはなんだ・・・。
痛い。
すぐに病院に向かったが、強引に警察署に連れて行かれてしまった。
ソウタとはぐれてしまって心配をかけたかもしれないな。
まぁいつものことか。スマン。
病院で治療を受けられなかったが、警察署である程度の治療を受けて喋れるくらいにはなった。
瀧川さんはどうやら体に異常はないようだが、昨日のことをどうやら覚えていないらしい。
力の代償ということだろうか。だとすれば、早めに決着をつけてしまいたい。
今日のバイトは、呼張公園のパトロールで怪しい人物への聞き込み
怪しい人物がいるとのことだったが、その人はすぐに見つかった。
昼休みだったようで、俺が声をかけるとひどく驚いた様子でお弁当をひっくり返してしまった。
俺も筋トレ中にプロテインをこぼして泣きそうになったことがある。悪いことをしてしまった。
その人はこの近辺で仕事をしている「ねずみさん」というらしい
話をしているとねずみさんの同僚らしい人物がやってきた。
非常にガラが悪い。
本当に一緒に働く仲間なのだろうか?
俺ももぜんそくで病弱だったので、もしソウタに出会わず、野球をやらなければ・・・
ねずみさんは、もしかしたら俺だったかもしれない。
そんなねずみさんを見て、個人的にも力になりたいと思った。
瀧川さんと連絡をとりつつ彼に案内されるまま、講堂へ行くと怪しい集会が開かれている
その後は・・・。
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バイト中に見覚えがある人物に出会った。
珍しい名字なので良く覚えている「時既荷 琴篤」さんだ。
見間違いであることを願いたかったがいったいなぜここに?
瀧川さんとも知り合いのようだし一体どういうことなのだろうか?
一緒に事件を解決して、街を救ってある程度時既荷さんのことを理解しているつもりだ。
悪事に手を染めるとは思えない。騙されているとも思えない。
いや、それどころか世間のニュースを見る限りだと、悪者は俺と瀧川さんだ。
俺が間違ったことをしているのだろうか?
明日、ジャックさんに詳しく聞くことにする。
帰宅するとソウタは、病院から消えた俺のことをやはり心配しているようだった。
ウソを付く時のあいつのクセ変わんないな。
いつものように接してくれるソウタの言動の一つ一つが今はありがたい。
普段食べないカップ麺だが、今日ソウタが作ってくれたのは美味しかった。
たまには悪くない。
ソウタも結局野球が好きでグローブは捨ててないみたいだ。
もう1年以上やってないけど、二人でキャッチボール・・・またやりたいな。
夜、歯の痛みなのか昼の出来事が頭から離れないからなのか・・・
眠れずに、ソウタに相談してみた。
もし、俺とお前が、どちらも正しい行動だと信じて行動しているのに
別の行動をとって、俺と喧嘩したときどうすればいいと思う?
とても意地悪な質問だ。
変な質問だったからソウタに感づかれたかもしれない。
昔から、不器用だけど、鋭いやつだからな。
まぁ、全てが終わったら、話すことにしよう。信じてくれるかは分からないが。
ソウタの言葉で勇気がもらえた。
ありがとうソウタ。
また、お前に助けられた。
明日も俺は自分を信じて前へ進む。
たとえそれがどんな結果になろうとも。
☆☆☆0日目☆☆☆
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☆♪ソウタカズマ
キャラシのメモ欄も読んでね!
カズマ
https://iachara.com/sns/117311/view
ソウタ
https://iachara.com/sns/58261/view
カズマがオーストラリア遠征から帰って来た夜
カズマ「ただいまー!」
ソウタ「おう!おかえり。もう帰ってきたのか!せっかくこの部屋一人で使えて広かったのに!」
カズマ「そんなこと言って、ホントは寂しかったんじゃないのか?」
ソウタ「うるせ!そんなことあるか!バーカ!」
カズマ「はははっ!いやー、でもすげぇ大胸筋の教授がいて世界は広いなって思ったよ!」
ソウタ「は?お前らしいけどどういうことだよ?まぁ、無事帰ってきてよかったよ」
カズマ「ありがとう!それより今見てるのなに?新しいアニメ?」
ソウタ「そうなんだよ~~かわいいだろ?筋肉アイドル、キンコちゃん!」
今期の推しだからみてくれよ~~~」
カズマ「へーそうなのか。まぁ可愛い絵柄だなぁ」
ソウタ「だろお~~?!お前が絶対好きになれる娘もいるぞ?」
カズマ「お?そうなの?」
ソウタ「じゃじゃーん!大胸筋担当のキョウコちゃん!すげーかわいいだろ?このブロマイド見てくれ」
カズマ「おお!ホントだ!!美しい大胸筋だ!フンッ!!」
バリバリバリ!美しい大胸筋を見て興奮したカズマは洋服を破き自慢の大胸筋をあらわにする。
勢い余ってキョウコちゃんのブロマイドを握りつぶしてしまった
ソウタ「おい!!俺のキョウコちゃんだぞ!」
カズマ「すまん!すまん!商店街に買い物に行くときにでも、埋め合わせはするから許してくれ!」
ソウタ「ふざけるなー!!」
おわりっ!
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▼ねずみさん
今日は金曜日。みんな仕事のあと予定あるみたいだから仕事を引き受けた。
みんなの役に立ててとても嬉しい。こんな僕でも役に立てるなら何でもやる。
・・・そう思わないとやっていけない。
明日はセミナーもあるし、終電で帰れたのは運がいい。
セミナーで、良い人と会えた。とっても美人な人。
こんな僕の話を親身になって聞いてくれる。
次の日曜とても有名な占い師の先生を紹介してくれるらしい楽しみだ
月曜日、一番キライな曜日だ。
会社に言ったらアイツラと合わなければならない。
俺はだめなやつだ
また失敗をした僕はだめな人間だ。
またミスをした。
怒られた。
悲しい。
生きている意味なんてあるのだろうか
先生はすごい!
僕の悩みをピタリと当ててくれた!
あの人は本物だ!
神シリーズ!すごい!この水さえあれば僕だってかわれるんだ。
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僕は取り返しのつかないことをしてしまった。
一体あの化け物はなんだったんだろう。
沢山の人が死んでしまった。
神シリーズはウソだった。
僕は・・・また・・・騙されていたんだ・・・。
斎藤さんは僕に優しくしてくれたけど、またあの人も騙そうとしているのかな・・・。
でも、とても斎藤さんは自信満々で、優しそうだった。
そうだ!体を鍛えれば僕もあの人みたいになれるかもしれない!
そういえば斎藤さんからチラシをもらったな。
”あなたも、体を鍛えて人生を変えませんか!?
双目ボクシングジム!今なら年会費10万円が3万円!!今すぐご連絡を!”
これしかない!
僕は双目ボクシングジムへ入会を決めた。
大丈夫、貯金は少ないけど、友達から教えてもらったリボ払いを使えば払えるだろう。
ねずみ「あの。。。もしもし。。。双目ボクシングジムですか。。。?」
ソウタ「はい!こちら双目ボクシングジムカスタマーサポートです!ご用件をお伺いします!」
ねずみ「えーと。。。チラシを見たのですが。。。」
ねずみとカズマとソウタが出会うのは、もう少し先の話。
人が周りの人に受ける影響は大きい。
ねずみはカズマとソウタに出会ってこれから変わっていく・・・のかもしれない。
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☆一期一会
☆♪ある日
カズマ「ただいま!いやーまいった参った」
ソウタ「おかえり!どわー!?びっくりしてフルコン逃したじゃねーか!!なんでそんなにボロボロなんだよ?!」
カズマ「いやー!夕飯食べながら詳しくはなすからさ。お前好きだろ?クラムチャウダー」
ソウタ「お!マジ?!買って来てくれたの?!いやー最近ハマってるんだよねー!んで?今日はどうしたんだよ?」
カズマ「うん。今日は山で筋トレしてたんだけど、気がついたら道に迷ってしまってね。」
ソウタ「またかよ!」
カズマ「それだけなら、良かったんだけど、どうやら狩猟をしている人がいたらしくて、
クマと間違えられて危うく撃ち殺されるところだったよ!ははは!」
ソウタ「クマと間違えられるって・・・まぁお前ならわかるけど・・・。」
カズマ「で、狩猟してた人は珍しく女性でさ。あぶないでしょ!ってめっちゃ怒られたよ!ははは!」
ソウタ「へー。女性の狩猟者ね。んー??最近流行ってるのかなぁ?それで、その人と一緒に降りてきたの?」
カズマ「いや、近くの自衛隊の訓練所までの道を案内してくれたけど
その人はまだ狩猟するからーーって行ってどっか行っちゃった。」
ソウタ「おー。そうなんだ」
カズマ「それで、自衛隊の訓練所まで歩いてたんだけど、今度は突然後ろから『何者だ?!』
って言われて振り返ったら自衛隊に囲まれてね。
一般人立入禁止のエリアまで入ってしまっていたらしく、拘束されてしまったよ。」
ソウタ「え?自衛隊に?それって大丈夫なの?」
カズマ「事情を話したら、わかってくれたけど、あの自衛官めちゃくちゃ強かったなぁ」
ソウタ「えぇ?」
カズマ「いきなりだったから振り返って反射的にパンチを入れようとしたら、すごい身のこなしでね。
逆に取り押さえられてすごい目つきで睨まれた。」
ソウタ「いやいや、いくらなんでもやばいでしょ。」
カズマ「うん。で、その自衛隊に警察署に連れられてこんな時間まで事情聴取。
対応してくれた刑事さん、最初は顔に火傷の跡があって怖い人かなって思ったんだけどとても落ち着いた人でね。
事情を話したら、すぐに開放してくれた上に、コーヒーをごちそうしてくれたよ。」
ソウタ「それでこんな時間になったのか。まぁなんというか・・・ほどほどにしとけよ。
最近この辺物騒で、夜になるとケンカとか多いみたいだし」
カズマ「あー、そうなんだ。刑事さんも最近巷で、"チョコ"って言われてるモノが流行ってるらしくてね。
何でも、最初の方は楽しいんだけど、途中から化け物がみえたり、感情が壊れて、
泣き出したり笑ったりになるんだって。ホントにこの辺も物騒になったね。」
ソウタ「そうだねぇ。それは俺も気をつけないとなぁ。まぁ無事なら良かったよ。皿は洗っとくから、さっさと風呂入って早く寝ろよ」
カズマ「おう!ありがとう」
カズマとソウタこのあとも様々な人に出会うだろう。
「ただすれ違うだけの人」「偶然事件に巻き込まれる人」「一生の付き合いになる友人」
中には立場や信念の違いから「対立する人」もいるだろう。
思いがけない「”カイコウ”」が運命を変えていくのだ。
☆その後
カズマ「おーい!なんだそのへなちょこボールはそれでも元高校球児か??」
ソウタ「もう10年以上前の話だろ?! そんな球威でねぇーよ!」
カズマ「まぁそれもそうか! にしても久しぶりだなぁ」
ソウタ「そうだな。もう1年以上触ってないからなっ!」
カズマ「ナイスボール!!」
ソウタ「カズマ、お前なんか良いことあったのかよ?」
カズマ「いや、別になんでもねーよっと!!」
ソウタ「お、そうか。ならいいや。」
カズマ「ところで、ソウタは未来人って信じるか?」
ソウタ「ああ、俺のことだろ?」
カズマ「じゃあ化け物は?」
ソウタ「捨てるほどいるよ」
カズマ「神様とか悪魔は?」
ソウタ「戦ったことある」
カズマ「魚人は?」
ソウタ「それは、アニメでしか見たことないな。」
カズマ「そうか!! 俺はあったことあるよ!」
ソウタ「お、そうなのか今度紹介してくれ。」
・・・
・・・
・・・
カズマ「ソウタありがとう。またキャッチボールやろうな!」
ソウタ「なんだよ。気持ちわりーな。バーカ!!」
~fin~