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自作キーボード三作目!

※自作キーボードにある程度の造詣がある方向けの記事です。

「Corne Cherry V4」という、自作キーボード界隈ではかなりの知名度を持つ分割キーボードキットを購入してみた。
元々分割に興味があったのと「次作るなら40%がいいなあ」と思っていて、探していたタイミングで丁度再販されていたためついついポチっと。

同じく有名どころとしてKeyballシリーズもあるのだが、トラックボールの耐久性を知っているのでどうにも手が出せず。見た目は好きなんだけど。
他にもiPad用にする目的があったため特にオプション機能は不要で、いわゆる合体型みたいな形状は今回除外させていただいた。
あと自作キットの中でもかなり手を出しやすい価格帯だと思った。キーボードって小さくなるほど安くなるものでもないので……。

はんだ付けの環境がないのもそうだが、気軽にスイッチを交換したいので、PCBはホットスワップ対応であることが最低条件。
今回購入したCorne Cherryは、コンパクトさも兼ね備えた絶好のキーボードだった。

唯一の欠点としては、カラムスタッガード(縦ズレの配列)に慣れるのに少々時間がかかりそうなところ。もろもろのキー配置も変えているので、思ってるんと違うキーが反応する!も多々ある。
小説でも書いて徐々に慣れたいところである。アルファベット入力には慣れてきた気もするが、記号がどうにも。

構成品

■ PCB・ケース・スイッチプレート(セット品)

部品調達に時間がかかっていたようで、購入から三週間ほど経ってから届いた。普段使っているNIZのキーボードケースがアルミニウム製なのもあって、あまりの軽さにビックリ。執筆自体は家に籠ってやるタイプなので中々機会はないが、持ち出すにも最適な軽さだ。
あと白と黒で聞かれたら断然黒派なので、デフォルトカラーも好みだった。プレートがちょっと安っぽく見える気もしなくもないが、見える範囲も狭いのでそこまで気にならない。
VIA対応なので使い慣れたソフトでキーマップを変えられるのが嬉しい。

■ キーキャップ

「KAM Outline Thickened PBT Keycaps」(KAMプロファイル)

手持ちのキーキャップで済ませるつもりが、こちらに一目ぼれしたので合わせて購入。
タイプライターにインスパイアされた美しいデザインで、全体的にマイルドな色合いになっている。白と黒に関してはクリームとグレーの方が表現はあっているかもしれない。
いやはや、原稿用紙のようなデザインのキーキャップを求めていたのだが、こんなピンポイントの商品があるだなんて。
トップが若干窪んだ作りになっていて非常に押しやすい。おすすめ。

■ キースイッチ

「TTC FrozenSilent V2 Silent Linear Switch」(39g)

こちらは以前買ってあったスイッチを使用。
静音軸だか何だかを調べていて、どなたかの検証でダントツ静かだったので選んだこの一品。静かすぎて他の静音化と組み合わせるといっそ無音になるので、ものによっては物足りないと感じることもある。
筆者はコトコト系やポコポコ系の音が好きだ。(でもあの手のってASMRだから聞こえる音だよなとか思ったり……)

上記に加え、TRRSケーブルとTypeCケーブルを買うだけで使用できる。
アップしてみるとこんな感じ。

左。一部は見るからに適当なキーをはめている。
右。色配分を優先したという話も。

そのまま組むと空洞に音が跳ね返って底打ち音がかなりするので、私の場合はPCBとケースの間に綿を敷いた。100均に売っているもので十分だ。TTCのサイレントスイッチが元々非常に静かなため、これだけで十分に静音化出来た。
遊舎工房さんのサイトではフォームカット等様々なサービスを提供しているので、そちらを有効活用するのもありだろう。

他にもアクリルカットのサービスがあるので、気分が乗ったらさらにカスタマイズしてみようかなと思っている。
ただアクリルの色パターンって意外と少ないんだなーと思ったりした。オリジナルのアクリル板を作っているお店もあるらしいので、新しい沼の気配を感じている。

オレンジにライトアップした図

身の回りにも「興味あるけど手を出せてない」みたいな人が結構いるので沼の中から引き摺り込んでやりたい。そんな日々だ。

まあ高いからね!でも推しカラーとか作れるんだぜ!

いいか、職場で青軸だけは絶対にやめておけ。
あれはめっっっっっっっっっっっっちゃうるさい。
以上。

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