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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 譜面は絶対的なものではない b labo vol.92 

譜面は絶対的なものではない

美空ひばり、ジミ・ヘンドリックス、バディ・リッチ

彼等に共通しているのは「譜面が読めなかった」ということ。

ほかにもデビュー当時の桑田佳祐、エロル・ガーナーなども読めませんでした。あと読めないわけではないが音符を見ながらベースを弾いたことがない、と細野晴臣は断言しています。

またスティーヴィ・ワンダーやダニー・ハサウェイは目が見えません。

こうして考えてみると譜面は絶対的なものではなく、読めないからといって音楽や楽器を諦める必要はありません。

譜面が読めないミュージシャンに共通しているのは「耳がよかった」ということで、聴いた音を楽器に変換できた時点で暗譜もできている場合が多い。また音を拾おうとして深くニュアンスまで意識して聴きとっています。

個人的には譜面より耳からアプローチするタイプの人のほうが、結果的に魅力的なミュージシャンであることが多いと感じます。

「じゃー譜面なんて必要ないね」と考える人もいるでしょうが、デメリットもたくさんあります。

一番のデメリットは「他人に伝えづらい」ということですが、次回でもう少しメリット・デメリットを考えてみます。

つづく

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