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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 単調なビートほどこだわりを b labo vol.43

単調なビートほどこだわりを

ドラムをはじめるにときに最初に取っ掛かるであろう8ビート。
一番よく使われるリズムで、感のいい人なら数分で叩けるようになるかもしれない。しかしきちんと表現するというレベルに達するには相当の時間を要します。
8ビートと一口にいってもジャンルや年代、プレイヤーによって千差万別なのです。よって様々なスタイルや場面を想定して練習することが必要となる。

ビートルズのリンゴ・スターは「ヘタウマ」とかよく言われますが間違いなく上手いです。最大限に曲を生かすために最小限の音数に徹しています。
あのハイハット半開きの8ビート、今まで幾多のコピーバンドを観ましたが「イイネ!」と心底感じた人はほとんどいません。なぜ?

異論反論は承知の上ですが、リンゴの8ビートしか聴いていない、または練習していないからなのではないでしょうか。
世の中に溢れているたくさんの音楽を聴く、そして色々なタイプの8ビートを練習する。それぞれの違いがわかったとき「なるほどこうなっているのね」と気づくものがあるものです。
違いがわかるまでとことん追求する、このこだわりこそが実は最も大切なことかもしれませんね。

つづく

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