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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 王道コード進行(その2) b labo vol.61

王道コード進行(その2)

前回につづきDm→G7→C→A7のコード進行で解説します。
2つめのG7はCへいくためのドミナント、
4つめのA7はDmへいくためのドミナントコードです。

こういう場合は裏コード(代理コード)と呼ばれるものが使えて、よりジャズっぽい響きにすることができます。
G7の裏コードはD♭7、A7ではE♭7となります。

「難しくてわからないよ」裏コードを記した表などとにらめっこして丸暗記しようとしたら挫折します。

「増4度」というワードで導き出すことを覚えましょう。
Gの音から数えて4番目はCでありその半音上(増)だからD♭
Aの音から数えて4番目はDでありその半音上(増)だからE♭

ベーシストの場合は超簡単に裏コードを発見できるのでお得です。
左手で押さえている弦の真下の右隣のフレット、または真上の左隣が裏コードのルート音です。

さてDm→G7→C→A7のコード進行を裏コードに置きかえてみましょう。Dm→D♭7→C→E♭7となります。
最初の3つのコードは半音ずつ下がっていってますね。理屈はわかりませんがこういう動きをすると自然で心地よく聴こえるようになります。

さらに応用ですが前回紹介したEm7(-5)もはさんでみましょう。
Dm→D♭7→C→Em7(-5)E♭7
かなりジャズっぽいというかジャズですね。もうひとつ付け加えるなら
A7・E♭7と二分割することもOKです。

たった4つのコード進行でもこれだけバリエーションがあれば楽しめますね。ただ注意としてはあくまでもさりげなく使うこと。多用したり裏コードを知らない人が相手の場合は混乱を招く恐れがありますから。

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