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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 専門用語大嫌い(その3) b labo vol.37

専門用語大嫌い(その3)

ダイアトニックコード!とかいって音符を書き始めたり、円盤みたいな表を掲げたり、丸暗記しようとする人がいます。そもそも覚える必要があるのか?覚えたところでどうなの?って感じです。簡単に説明します。

たとえばCメジャーの音階だと構成音はドレミファソラシの7つだけです。もちろんシャープやフラットもつかない純粋な7音のみです。この7音をベンチ入りメンバーと考えてください。

つぎにこのメンバーを使ってコード(和音)を作っていきます。
コードは一個ずつ音をとばす3度の関係で成り立つのが基本となっています。(1度・3度・5度・7度)

Cがトニック(1度)となってコードを作る場合E(3度)G(5度)B(7度)が重なってCメジャーセブンとなります。

同じ要領でDをトニックとしたコードを作ってみます。本来Dの3度上の音はF♯ですがベンチ入りメンバーにコイツはいないので使えません、よってFが重なる。A(5度)は問題なし。7度も本来はC♯ですがここもベンチ入りのCとなる。DFAC(レファラド)

コラム⑬ペンタトニックの回でも説明しましたが、マイナーの場合3度と7度が半音下がるという決まりを思い出してください。上記のコードはこの決まりに従っていますね。ということでDマイナーセブンの完成です。

このようにしてコードを作っていくと7つのコードができます。

この7つは普遍的なものであるはずです、だってベンチ入りメンバーは決まっているんだから。この不動のスタメンコードのことをダイアトニックコードと呼んでいます。だからどうしたの?って感じですね。
一応Cメジャーの場合を示しておきます。

C△7 Dm7 Em7 F△7 G7 Am7 Bm7(♭5)

結局これらのコードを丸暗記したところであまり意味はなく面倒なだけです。それよりかすべてのキーにおいてきちんと導き出す方法を理解することが大切なのではないでしょうか。

と、ここで気になったがこのコラムは初心者向けに書いています。初心者はCを1とかGを5と数える練習から始めないといけないことを忘れていました。さぁみなさん昔の業界用語を思い出して練習しましょう!

C万G千(¥15000)D万E千(¥23000)F万H千(¥47000)
クラシック的にいうと「エフ万ハー千」が正しいそうです。

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