メルヘンダイバー02

京都駅のコンコースの階段にうずくまっている女性に声をかける。
1週間前に離婚届けが届いた、ハンコとサイン、躊躇していた矢先、ふと声をかける。
「大丈夫ですか?」
返事はなく、手を握りしめている。
鎖が覗く、何を持っているのだろう、、
勢いよくアラートが鳴り出す、周りの人々がざっと視線を突き刺したその瞬間、握りしめている手から光が溢れる。球体に包まれ、意識が遠のく。
いつもこうだったな、、、

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