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くりあーきゃんでぃいちごみるく の ぼうけん

くりあーきゃんでぃいちごみるくは ほんやさんの ぶんぐこーなーで たいくつしていました

やすい まんねんひつたちは ぶんぐこーなーの すみに おいやられています

しゃーぺんや ぼーるぺんは とぶように うれてゆくのに まんねんひつたちは ずっと おなじ かおぶれ

そんな ひびに おさらばした くりあーきゃんでぃいちごみるくは のーと いっぱいを ぴんくいろに しています

くりあーきゃんでぃいちごみるくにも ごしゅじんが できたのです!

くりあーきゃんでぃいちごみるくは ほかの なんぼんかのぺんと いっしょに ごしゅじんの もとに きました

それから すうじつご くりあーきゃんでぃいちごみるくの なかまは さらに ふえました

くりあーきゃんでぃいちごみるくは おかしいな? と おもいました

「あんまり きゅうに ふえすぎじゃ ないかしら? これじゃ おみせと かわらない じゃない?」

くりあーきゃんでぃいちごみるくは おとうととよぶことにした くりあーきゃんでぃどっとてんとうむし に いいました(くりあーきゃんでぃどっとてんとうむしは くりあーきゃんでぃいちごみるくより あとに きたので おとうと なのでした)

「どうして だかは ねえさんのが ごぞんじ」

おとうとは かたを すくめて いいました

そう くりあーきゃんでぃいちごみるくが ぴんくの いんくで びっしり うめつくした のーとには かなしい つらい くるしい ことばが いっぱい

くりあーきゃんでぃいちごみるくは のーとを ぴんくいろに しながら かんがえました

「にんげんは くるしい ことが あると まんねんひつが ひつよう なんだわ!」

だいはっけんでした

ならば きっと おみせに のこしてきた まんねんひつの なかまたちも いずれ だれかの もとに ゆくでしょう

くりあーきゃんでぃいちごみるくは ほっとしました

だって ぴんくいろの いんくで かいている ないようは つらいことで いっぱい

よのなかに こんなに つらいことが いっぱい あるなんて!

まんねんひつも はたらきがいが あると いうものです

くりあーきゃんでぃいちごみるくは まいにち たのしく はたらきました

ひびは すぎてゆきます

くりあーきゃんでぃいちごみるくは だんだん きゃっぷを はずされる ことは へっていきました

きっと ごしゅじんは つらいことが なくなってきたんだわ

くりあーきゃんでぃいちごみるくは そうおもいました

それは けっこうなことでした!

あるひ くりあーきゃんでぃいちごみるくは いんくをぬかれ あらわれて あたらしい いんくを いれられました

また つらいことが あったのかしら くりあーきゃんでぃいちごみるくは おもいました

こんどのいんくは つきよのいろの ぶるーぶらっくでした

こんどは どんな つらいおはなしに たちむかうのかしら

そう おもっていた くりあーきゃんでぃいちごみるくを まっていたのは おもいがけない ことでした

くりあーきゃんでぃいちごみるくは つつまれたことのない せーらーしゃの せんようけーすにいれられ ていねいにこんぽうされました

そうして くりあーきゃんでぃいちごみるくは ながい たびに でました!

たいせつに こんぽうされた くりあーきゃんでぃいちごみるくは そとのけしきを みることは できませんでしたが ゆれるくるまの しんどう ひとびとのけはいは かんじることが できました

そうして くりあーきゃんでぃいちごみるくは とおいまちで こんぽうをあけられ けーすから とりだされ うれしそうな こえとともに むかえられました

「なんて かわいいの!」

くりあーきゃんでぃいちごみるくは ぷれぜんと されたのです!

あたらしい せいかつが はじまりました

いま くりあーきゃんでぃいちごみるくは つらいおはなしは かいていません

わくわく どきどきするような おはなしばかりを かいています

どうやら いろんな にんげんが いるみたい

くりあーきゃんでぃいちごみるくは いまのせいかつも とても きにいっています

ひとつ くりあーきゃんでぃいちごみるくは ゆかいに おもっています

こんどの おうちには くりあーきゃんでぃが ぞくぞくと あつまって くるのです!

くりあーきゃんでぃいちごみるくは わらって いいました

「これじゃあ おみせと かわらないじゃない!」

おしまい

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